負けた私は大嫌い!

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:防弾ちむちむLOVE

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.02.09

成績は1番。





「わ~っ
アムちゃんすごい!」





「てか、毎回じゃん、
連続王・深尾アム!」





「逆に怖い」





運動も1番。





「アムちゃん、
男子より足速い!」





「かっこいい、、、」





「アムちゃん、すごいね」





「あ、ありがと、、、」





全てのものに勝ちたい。





私が負けるとか、
私が許せない――――。





「ふぅー今日は早いし、
アムもまだ来てないはず!」





「おはよ、オオゾラ」





「えっ! なんでいるの?!」





「私が負けるとか、」





「「私が許せないんだからぁっ↑」」





「オオゾラ、、、? 怒」





「ごめんごめん、
待ってくれてありがと!」





「、、いいよ」





私は、深尾アム。中1。





コイツはオオゾラ、
同じく中1。





幼馴染みと言う名の、
腐れ縁。





「ふぁ、、」





眠、、、





「おぉー女子の癖に
おっきいあくび」





うるさいな、、、





「4時から勉強なんぞ
するからだよ」





「、、なんでオオゾラが
知ってんのよ」





「俺を誰だと思ってんだよ」





「すべてが平凡男子、
懸樋オオゾラ中1」





「おしい!」





「超超イケメン男子、そして!
お前の幼馴染み!
懸樋オオゾラ中1!」





「お前のことを
よく分かってんのは
俺だけだ」





「、、そう信じたいw」





「あっそ。
そうだから
安心していいよ」





「こーゆーときも
何を考えてるのか
分かっちゃうんだよなぁ、オ・レ☆
オオゾラ、かっこいい! 好き!
どぅ?」





「もういい」





「アム速い~」





「呼び捨てしないでよっっ」





「「おはよー!」」





「おはよ、オオゾラ、
アムちゃん。
今日もご一緒にご登校?」





「仲良いね」





「腐れ縁だから」





「仲良しだもん」





こんな風に言われるのも、
嫌ではない。





けど、、





男子苦手でも、
私には好きな人がいるし。





ユウガ君って言う人が。





「アム」





「あ、ユウガ君、、な、に?」





「あのさ、
ここの問題なんだけど」





「言ってた、、、とこ?
いいよ、
えーと、こ、こは、食塩水が、、」





「あー、そーゆーことね、」





「ユウガ君、ここ、
何、て書、、いた?」





「俺はね、」





むーーー。





「オオゾラ、顔っ顔ー」





「こえーよ、オオゾラ」





アイツ、気に食わん。





「アイツ、気に食わん。
って顔してるよ」





なんでわかる?





「アムの幼馴染みの
友達だから☆」





意味わからん。





「本当に、オオゾラは
アムが好きだね」





「アムは、俺が嫌いだから」





「でもオオゾラだけじゃん、
ちゃんと喋れてるの」





でも、、、





幼馴染みじゃなくて
腐れ縁って言われるし。





俺のことなんか、
男としてみてないだろうな。





「あっアム来るよ」





「えっ」





「オオゾラー」





「なんだよ、愛の告白?」





なんて言ってくれたらなー。





「違うしw
今日、ユウガ君と帰るから」





ユウガユウガって、、、





もう、終わりたい。
この今の関係を。





「わざわざそんなこと
言うために来たのかよ。
どーでもいいし。
てか、もうさ」





「一緒に帰らなくてよくね、
腐れ縁なんだろ?
切っちゃおうよ、この際。
俺、疲れた」





「え、、、」





「オオゾラ、
なに言ってんだよ」





「そうだね、
私もズッつズッづ疲れた。
切っちゃおっか」





「これで、
腐れ縁じゃなくなるね。
バイバイ」





タタタタタ





「アム、、、泣いてる?」





?!





「なんで!
誰が泣かしたんだ!」





「お前だろうが」





お、俺、、?





「嫉妬しすぎ。
縁切るとか、大丈夫なの」





「大丈夫なわけねぇ!」





俺、俺、、、、っ





1番泣かしたくない人、
泣かしたんだ。





1番傷つけたくない人、
傷つけたんだ。





1番大切な人、





1番大好きな人、





1番守りたい人、





1番近くにいて欲しい人、





自分から、、





自分から手放そうとしたんだ――――――――――!





「早く行」





「行った、、」





「やっぱり、無理なんだよ」





「「あの2人が離れるとか」」





「、、アム、、、」





アムっアムっ!





知ってるんだよ、俺。





いつも早く起きて
苦手な英語を勉強してること





恥ずかしいときに
ほっぺをつねること





ムカついたときに
髪をくるくるすること





面白いとき、
手を3回叩いて笑うこと





陰で努力して、今のアムを
造り上げていること





プライドが高くて、
負けず嫌いなこと





男子が怖くて





まともに
話しかけられないのに
頑張ってること





大嫌いなピーマンは
必ず残すこと





実は少年漫画が好きで





こっそり棚の奥に
溜め込んでいること





全部





全部





全部





知ってるんだよ、俺!





アムを1番わかってるのも、
わかってやれるのも





俺1人でいい!





「どうかッしましたッか、、、
オオゾラ君」





「アム」





「あの、ご存ッじだ
ズッと思いますが、
私男子と喋るの、、」





「ごめん」





「縁切りたくない」





「え、、、」





「俺、、」





「私もッズッ切りたくッ
なッズッズッい」





「え? ごめん、何て言った?」





「わ、私も、
切り、たくないッ!
ズズッ」





「私はッオオゾラじゃないと
嫌ッなの!
私はッッずっとッッ
一緒にいたズッいの!
私は、」





「オオゾラがズッ好きだかッら
オオゾラが嫌がってもッ
離れないッ」





ぎゅっ





「オオゾラ、、
切りたくなッ」





「切らない!」





「え、?」





「俺も、アムが好き!
絶対離れない。
アムが離れたくても、
絶対離れん!」













*。・ 帰り ・。*





「オオゾラ、一緒に帰ろ」





「ユウガは?」





「、、好きな人と帰りたい」





「////、、いいよ」





「アムが素直になるとか、
めずらしー」





「じゃあ、もうしない」





「ごめんごめん、」





「、、好きだよ、オオゾラ」





「俺も」





負けた私は大嫌い。





だけど、オオゾラに対しては
負けてしまいそうです、、







*happy end*

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