久しぶりの再会

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:ゆりんぴょう

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.05.24






私、深尾あむ。
で、こっちは、
親友の、林芽亜里。





芽亜里はね、
メイクもちゃんとしてるし、
スキンケアも
毎日欠かさずやってるし、
コーデもオシャレだし、
彼氏がいて、リア充だし、
私とは真逆の、The 完璧女子。





私は、中学生になってから、
用事がない限り、
全く男子としゃべっていない。





メ「ねぇ、あむ。
あむってホントに
好きな人いないの?」





あ「またその話?
芽亜里みたいに、
私はモテないの」





メ「そんなことないじゃん!!
噂だけど、1週間に1回は、
告られてるの
見たことあるけど?」





あ「確かにそうだけどさ、
正直、男子、苦手なんだよね。
うるさいしさ、あと、
リア充とかになったら、
自分の時間が無くなっちゃう・・・」





そう。
私は、男子が苦手。
むしろ、嫌い。





メ「そんなこと言ってたら、
彼氏出来ないよ?」





あ「いいの。
彼氏なんていらない。
そもそも男子と出来る限り
喋りたくないの。
それくらい私は、
男子が嫌いなの」





メ「そっか・・・
でも、いつかは、
あむにも彼氏は出来るよ!」





あ「ないない!!
今まで好きになった
男子なんていないし」





メ「そうなの!?
逆にすごいね」





あ「そう・・・?w」





くだらない話をしているうちに、
ホームルームが始まった。





先生「突然だけど、
転校生が来るわ。
自己紹介して」





??「よろしくお願いします」





先生「深尾さんの隣は
どうかしら?」





??「はい」





げ、最悪。
私の隣は、たまたま、
誰もいなくて、
隣が男子じゃないから、
超、楽しんでたのに。





??「よろしくね」





あ「は、はい」





??「ねぇねぇ、ほんとに、
深尾あむちゃん?」





あ「え、はい。
そうですけど」





??「俺のこと覚えてる?」





あ「あ!
小原唯和くんですか?」





ゆ「そうそう!
よく覚えててくれたね。
久しぶりの再会だね。
幼稚園以来かな」





あ「そうですか」





ゆ「何、敬語使ってんの!!
俺たち仲良くしてたじゃん!」





あ「そうですね」





ゆ「だから、
タメでいいってば」





あ「それは出来ません」





ゆ「どうして?」





あ「私は男子が嫌いです。
なので、男子には
あまり親しく出来ません」





ゆ「そっか、なら、
彼氏はいないよな」





あ「何か言いましたか?」





ゆ「全然!
なんでもないよ」













~*¨*~・,,☆*・° 放課後 ~*¨*~・,,☆*・°





ゆ「ねぇ、あむちゃん。
一緒に帰らない?」





あ「すみません。
小原くん。
私、芽亜里と帰らないと
いけないので、
一緒に帰れません」





メ「ごめん! あむ!!
今日、彼氏と帰る。
あんまり、お互い
部活で忙しくて、
帰れなくて。
また今度帰ろうね!!
ごめんね!」





あ「いいよ。芽亜里。
しょうがないことだから」





メ「ほんとごめんね!!
バイバイ!」





あ「うん。バイバイ」





ゆ「おっと。
一緒に帰る友達が
いないようだね」





あ「大丈夫です。
1人で帰るので」





ゆ「いやいや、
ついて行くよ!」





あ「やめてください。
恥ずかしいので」





ゆ「恥ずかしい?
可愛いじゃん」





あ「からかっているんですか?
やめてください」





ゆ「違うよ。
俺は、久しぶりに
あむちゃんに会えて、
嬉しいんだよ」





あ「そうなんですか。
ありがとうございます」





ゆ「だから、頼むよ!! ね。
土曜日、タピオカでも奢ろっか?」





あ「タピオカは苦手です。
あの食感が、ちょっと」





ゆ「俺も!!
共感してくれる人がいて
よかった」





あ「そうですね」





ゆ「なぁ。
やっぱりさ、
ついてってもいい?」





そういえば、こんなに
男子と話したの、久々。
意外と楽しいかも。





なんだろ?
この気持ち。





なんか、寂しいから
ついてきてほしい。





どうしちゃったんだろ。私。





ゆ「あむちゃん、大丈夫?
ボーッとしちゃって」





あ「大丈夫です。
あ、あと、
ついてきても大丈夫です」





ゆ「ホントか!?
やったぁぁぁ!!!」





あ「静かにしてください!!
恥ずかしいです」





ゆ「ごめん、ごめん。
で、ちなみに
最寄り駅ってどこ?」





あ「ニコラ駅です」





ゆ「ウソ!?
同じだよ」





あ「そうなんですね」













~*¨*~・,,☆*・° ニコラ駅にて ~*¨*~・,,☆*・°





ゆ「どこらへんなの?
お家は」





あ「ニコラ町の、
ニコニコマンションです」





ゆ「ウソだろ!?
俺もだよ」





あ「ホントに!?
あ・・・・」





ゆ「やっと、タメで話せた。
もういいよ。タメで」





小原くんなら、
タメでもいいかもな。





ほんと、
どうしたんだろ、私。





あ「うん! じゃあ、
タメにします!」





ゆ「とごろどころ
敬語になってる笑
そういうところも可愛い」





あ「またもう。
からかわないでよ・・・」





ゆ「ごめん、ごめん。
(からかってないよ。
ほんとだよ)
ねぇねぇ、
ニコニコマンションのどこ?」





あ「えーと、301号室です。
じゃない。だよ」





ゆ「ウソ!?
そんなことある・・・!?
隣だよ」





あ「そうなの!?
こんな偶然ある・・・!?笑」





ゆ「なぁ、あむちゃん。
俺のこと、小原くんじゃなくて、
唯和って呼んでくれない・・・?」





あ「そ、それは・・・」





ゆ「分かった。じゃあ、
呼び捨てが無理なら、
下の名前で呼んで欲しいな」





あ「わ、わかった」





ゆ「あむって呼んでいい?」





あ「は、はい」





なんで、嬉しいっていう
気持ちがあるんだろう・・・





ゆ「なぁ、あむ。俺さ、
まだこの町慣れてないから、
これから一緒に登下校しない?」





あ「う、うん。
芽亜里もいるけど、いい?」





ゆ「いいよ! 全然」













☆。・:*・゜ 翌日 ☆。・:*・゜





ピンポーン。





あむ母「は~い」





ゆ「あむさんいますか~?」





あむ母「ちょっと、待ってね!」





あむ母「あむ~!
ついに彼氏が出来たのね~!!」





あむ「違うよ! お母さん。
覚えてない?
幼稚園の頃に引っ越しちゃった、
小原唯和くん」





あむ母「小原唯和くん!?」





あむ「いいから、
早くカギ開けてあげて」





あむ母「はいはい」





ガチャッ。
(鍵があく)





ゆ「あむのお母さん、
お久しぶりです」





あむ母「大きくなったね、
唯和くん。
カッコよくなって」





ゆ「いえいえ、
お気遣いありがとうございます。
てか、あむ、まだパジャマなの!?」





あ「わ、ホントだ!
待ってて~!!」





ゆ「相変わらずですね、
あむさんは」





あむ母「ねぇねぇ、唯和くん。
あむのことどう?」





ゆ「え?」





あむ母「あむ、意外とモテるのよ。
なんか、1週間に1回ペースで
告白されるらしいわ」





ゆ「え!? あむさん、
彼氏いるんですか・・・ね・・・」





あむ母「いないわよ。
あむは、男の子が
苦手らしくてね」





ゆ「そうなんですね。
あむのお母さん」





あむ母「どうしちゃったの?
改まっちゃって」





ゆ「あむのこと好きなんです。
あむって、もうすぐ
誕生日じゃないですか」





あむ母「そうねぇ。
土曜日に、誕生日よ」





ゆ「あむって、
どんなものが好きですか・・・?」





あむ母「そうねぇ。
お花が好きだわ」





ゆ「ありがとうございます」





あ「終わったよ!
唯和くん、遅くてごめんね」





ゆ「いいよ!
大丈夫! 行こ!」





あむ母「いってらっしゃい!」





あ&ゆ「行ってきます/
行ってきます、あむのお母さん」





ゆ「ねぇ、あむ」





あ「どうしたの?」





ゆ「土曜日、遊べる?」





あ「いいよ」





ゆ「どこ行きたいとかある?」





あ「遊園地とか?」





ゆ「デートじゃん。
楽しみ」





あ「え!?
デデ、デート!?」





ゆ「声でかいぞ。あむ」





あ「ご、ごめん。なさい」





メ「おぉ、お2人さん。
ラブラブですなぁ」





あ「芽亜里!!
ただの友達だから」





ゆ(ただの友達か・・・)





あ「ねぇ、唯和くん。
芽亜里に相談があるから、
ちょっと先行ってて」





ゆ「で、でも、道、分かんねぇ。
相談なら、俺にしたら?」





あ「唯和くんには無理なの!!」





ゆ「あっそ。じゃあね」





メ「あむ、もうちょっと、
優しく言ったら?」





あ「そ、そうだったね・・・」





メ「まぁ、学校に行ってから。ね」





あ「う、うん」





メ「で、相談って何?」





あ「あ、あのね、私、
初恋しちゃったかもしれない」





メ「おぉ!!
おめでとう!!」





あ「あ、ありがとう・・・?」





メ「で、やっぱり、
唯和くんが好きなの?」





あ「う、うん。
なんで知ってるの?」





メ「親友なめないで!
あむのことなら、
なんでも分かるんだから」





あ「で、土曜日、
デートみたいなやつ行くの。
どんな格好していこう・・・?」





メ「じゃあ、今日の放課後、
ニコラショッピングモールに行こう!!」





あ「う、うん」













☆。・:*・゜ 放課後 ☆。・:*・゜





メ「え!?」





あ「何!?」





メ「柄と柄!?
ありえない」





あ「だって、可愛いじゃん」





メ「もう。さ、行こ!」





あ「ここって、
なんていうお店?」





メ「Lovetoxicっていうの!!
ここでは、
アクセサリーを選ぶよ!!」





あ「アクセサリー!?」





メ「そりゃそう!!
攻めていかないと!!」





あ「う、うん」





メ「このイヤリングどう?
テープロゴのイヤリング。
安いし、可愛いよ!!」





あ「に、似合うかな・・・?」





メ「うん!!
超似合ってる!!」





あ「ありがとう!」





メ「チョーカーなんてどう?」





あ「チョーカー?」





メ「うん。
首につけるやつだよ!!」





あ「なるほど!!
チョーカーって
カッコよさそう!!」





メ「うんうん!!」





あ「靴は、
スニーカーがいいな!」





メ「いいね!
じゃあ、この、
青のスニーカーはどう?」





あ「うんうん!!
可愛い!」





あ「次はどこ行くの?」





メ「レピピアルマリオ!」





あ「ほう。
何を買うの?」





メ「スカートだよ!!」





あ「どんなスカートにする?」





メ「このスカートどう?
スポーティーだから、
スニーカーにもあうよ!!」





あ「ホントだ!!
やっぱり、芽亜里は
センスがいいね!」





メ「ありがと!!」





あ「今度は?」





メ「ピンクラテ!!
上着と、Tシャツを買お!!」





あ「うん!!」





メ「この色、どう?
可愛いし、
カッコいいと思う!」





あ「うんうん!!
すごいオシャレって感じ!!」













☆。・:*・゜ 買い物が終わって ☆。・:*・゜





あ「楽しかったぁ!!」





メ「うちもだよ!!」





メ「あ!!!」





あ「え!?」





メ「あ、あれって、小原唯和」





あ「え、女子と一緒だ・・・」





メ「しかも、笑いあってる・・・」





あ「最低。もう、嫌い」





(走って逃げる)





メ「あむ!!」





(メアリが、
小原唯和に声をかける)





メ「ねぇ、小原唯和」





ゆ「あ、えーと、
あむの親友だよね?」





メ「あむのことを
馴れ馴れしく
よびすてにしないで!!」





ゆ「え? なんで?」





??「唯和? この子が?」





ゆ「違う、違う!」





メ「なんでこの人と?」





ゆ「え、それは」





メ「ほら。
やっぱり言えない理由が
あるじゃない」





ゆ「明日!
明日、あむの誕生日だろ?」





メ「そうだけど?」





ゆ「だから、お姉ちゃんに
手伝ってもらってるんだよ。
誕プレ選びを。
12本のバラと、ハンカチを
プレゼントするよ。
ちなみにね、12本のバラは、
『付き合ってください』
っていう意味らしい」





メ「そうだったんだ。
ごめんね」





ゆ「いいよ。全然」





メ「それより、あむが、
悲しんで帰っちゃったよ」





ゆ「マジか。じゃあ、
明日、直接謝るよ」





メ「あむのことをよろしくね」





ゆ「おう」













☆。・:*・゜ 翌日 ☆。・:*・゜





あ「ねぇ、唯和」





ゆ「ん?」





あ「昨日、女の人といたよね。
あれ、誰?」





ゆ「大丈夫。
お姉ちゃんだよ」





あ「え。そうなの?」





ゆ「うん。
今日、あむ
誕生日だろ?」





あ「知っててくれたの?」





ゆ「うん。もちろん」





あ「ありがと」





ゆ「ううん。
さ、行こ!」





あ「うん!!」





ゆ「どこ行きたい?」





あ「お化け屋敷!!」





ゆ「ええ、うん。
いいよ」





あ「もしかして、怖い?」





ゆ「そんなことないよ。
男だぜ」





(入る)





ゆ「ぎゃーーーー」





あ「ちょっと、唯和、
うるさい!!」





ゆ「怖いよ・・・」





あ「こうゆうのって、
男の人が、女の人を
守るんだよ?」





ゆ「そ、そうだよな」





ゆ「きゃーー!!」





あ「それ、私」





ゆ「ごめん、ごめん」





(出てくる)





ゆ「はぁ、疲れた。笑」





あ「えぇー。早いよ」





ゆ「そういえばさ、あむ」





あ「どうしたの?」





ゆ「昔、幼稚園の頃、
お互いの親とよく来てたな」





あ「そうだったね」





ゆ「そのときなんか、今と逆で、
俺の方が強がりだったんだけどな」





あ「だね笑」





ゆ「転校するって言った時、
お前、泣いてたよな」





あ「そうだっけ?」





ゆ「俺は泣くの我慢して、
出てったよ。辛かった」





あ「唯和が、
転校してきてくれて、
幸せだよ」





ゆ「俺も幸せ。
あむに再び出会えて」





あ&ゆ「ねぇ」





あ&ゆ「え?」





あ「どうぞ! お先に!」





ゆ「いいか?」





あ「・・・? う、うん」





ゆ「あむ!」





あ「はい!」





ゆ「俺は、幼稚園の頃から、
あむのことが好きだった!
久しぶりの再会で、あむと会えて、
幸せだった。

小学校は、県外に引っ越すことになって。
あむと会えないって思うと、
まだ幼稚園児だったけど、すごく辛かった。

でも、そんな時。
中学になったら、またこの町に
戻ってこれることが、決まったんだ。
俺は、正直、あむが俺のことを忘れてないか
不安しかなかった。

でも、久しぶりに再会したあの日。
『俺のこと覚えてる?』って聞くと、
フルネームで答えてくれた。
あの時は、嬉しかったよ。

隣になって、またどんどん、
お前のことが好きになった。
好きって言う気持ちが抑えきれなかった。
だから思わずこのデートに誘ったんだ。

あむ、バラ12本とハンカチ。
誕生日おめでとう。
12本のバラの花言葉を知ってるか?
それは、『付き合ってください』
っていう意味なんだ。
改めて、言います。
あむ、付き合ってください」





あ「ありがとう。
私も、幼稚園のころから、
唯和が大好きだったよ。
唯和が、転校するってのを聞いたとき、
涙がとまらなくて。
家で号泣して、お母さんを困らせてた。
小学校6年間も、ずっと、
唯和のことを思ってたよ。
ずっと、ずっと、忘れられなかった。
ずっと、私の初恋の人だった。
中学に上がって、ある日、唯和が
転校して戻って来てくれた。
そのときは、嬉しくて号泣するところだったよ。
大好きな人が戻ってきてくれたんだもん。
すごく嬉しいよ。大好き。
喜んで。でも、1ついい?」





ゆ「ん?」





あ「言葉長すぎ!!」





ゆ「いやいや!
お前もな」





あ「何だと~!?」





メ「あむ!」





あ「え!?!?」





ゆ「お前いたのか?」





メ「ずっと聞いてたよ。
長ったらしいあんたの言葉から、
あむの言葉、そして、
最後の夫婦喧嘩も」





あ&ゆ「夫婦じゃないよ!!
/夫婦じゃないわ!!」





メ「ほら、息ぴったし」





メ「幸せにね。あむ。
私のこと、忘れないでね」





あ「ないない!!
唯和より、芽亜里のほうが
大事だから!」





メ「ありがと!
ごめんね、小原くん」





ゆ「いいよ。別に」





メ「相変わらず
素っ気ないねぇ」





ゆ「悪かったなぁ」





メ「もしかして、あむが
小原くんよりも、私の方が
大事って言ったから、
嫉妬してくれてるの?」





ゆ「ちげぇよ!」





メ「あ、こりゃ、
図星ですな」





ゆ「うるせぇな」





あ「可愛い。唯和は」





ゆ「お前の方が可愛いよ」





あ「そりゃそうだよ。
女子だもん」





ゆ「何だよそれw」





メ「ところであむ?」





あ「?」





メ「初恋はまだだとか
言ってなかった?」





ゆ「そうなのか?
あむ?」





あ「うん」





メ「まぁ、嘘ついてることは、
分かってたけど」





あ「ごめん、ごめん。
恥ずかしくて」





メ「お2人さん。
お幸せに!!」





あ&ゆ「ありがとう!!
/ありがとな!!」







*end*

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