叶えたい合格、そして叶えた恋。

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:うーちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.10.24






私、深尾あむ。





中学校3年生。
受験生だ。





あーあ、
勉強嫌だなぁ。





成績ガタ落ちで
本当にヤバい。





でも私は、英語が
大の得意科目!





ま、帰国子女ですから!





だから、志望校は、
英語に力を入れている。





公立グローバルニコラ学園高校。





でも、、、
偏差値は驚異の60。





私は50。





どうしよう・・・





そう考えながら、
過去問を買いに
本屋さんへと向かった。





えーっと、あった!





グローバルニコラ学園高校の
過去問だ!





残り2冊じゃん!
あっぶねーっっ





取ろうと
手を伸ばしたその時。





誰かの手に触れた。





ん、、?
誰?





・・・あ、れおん君だ。





隣のクラスの
イケメン男子。





れおん「あ、確か・・・
深尾さん・・・だよね?」





あむ「もしかして、れおん君も、
グローバルニコラ学園高校
受けるの?」





れおん「うん。
成績はまだまだだけどな。
俺、将来世界で
活躍する人になりたくて」





あむ「そうなの?
カッコいい!」





・・・あ、思わず
カッコいいって言っちゃった、、、





れおん「そうだ!
よかったら、
一緒に勉強しない?
同じ志望校の人
クラスにいなかったから」





あむ「え?
う、うん!」





え、めっちゃ嬉しい!
一緒に勉強とか幸せじゃん!





同じ目標だから
頑張れそう!





次の日から、
れおん君と一緒に勉強。





れおん君は
めちゃくちゃ頭がいい。





私は苦手な理科を
教えてもらった。





れおん君と一緒にいると

やる気が出る・・・





私、れおん君のこと
気になる。





私・・・もしかして、
恋してる?













・*・―――・*・―――・*・





長期休みも、
一緒に勉強した。





一緒に合格する!





それが目標だった。





だけど・・・





あむ「1月の模試で
偏差値57だなんて・・・」





れおん君は61だった。





どうしよう・・・





あむ「私・・・受験するの、
やめようかな・・・
安全な高校にしようかな・・・」





自然と涙がこぼれた。





すると。





れおん「諦めるのはやすぎる!
俺たちは合格目指して
頑張ってるだろ?
せっかくここまで来たのに、
もったいないよ!」





れおん君・・・





れおん君が
輝いて見える。





れおん君があんなに
頑張ってるんだ。





私も負けないように
頑張らなきゃ。





そう強く思えた。





あむ「・・・ありがとう!
私・・・もう少し
頑張ってみる!」





れおん君が
嬉しそうに笑った。





つられて私も笑った。





それからも、私はれおん君と
勉強を続けた。





一緒にご飯を
食べることもあった。





本番前日には、朝7:00から
夜8:00まで一緒に勉強した。





あむ「夜遅くまでありがとう!
じゃあね」





れおん「・・・あむ!」





えっ?





いきなり名前で呼ばれて
びっくりした。





れおん「明日、
全力を尽くして
頑張ろうな!
一緒に合格しよう!」





あむ「うん!」





嬉しかった。





本当に嬉しかった。





明日、頑張れそう!









*・。+ *・。+ *・。+





家について、
お風呂に入り、
ソファーに横たわった。





明日のことを
考えてたら・・・





いつのまにか
眠りに落ちていった。













・*・―――・*・―――・*・





翌朝、いつもより早く
起きられた。





気分がシャキッとする!





美味しい朝ごはんを食べて、
試験会場へ向かった。





席について参考書で
最終確認。





その時。





隣にれおん君が座った。





れおん君!





あ、でもここは会場。
静かにしないと。





すると、れおん君が私に
1枚の紙を渡してきた。





なんだろう?





紙を開いてみた。





‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
俺たちなら
ぜったい合格できる!
頑張ろうな!
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐





私は泣きそうになった。





緊張もほぐれた。





・・・うん、ぜったい
合格しようね!













・*・―――・*・―――・*・





いよいよ本番。





解答用紙と問題用紙が
配られた。





大丈夫。
私ならできる。





れおん君と一緒に
ここまで来れたのだから・・・





「はじめ!」





問題用紙を開いて
とき始めた。





・・・スラスラ解ける!





れおん君と一緒にやった
問題も出てる!





全く分からないものがない!





心がドキドキした。





「やめ!」





手応えはバッチリ。





れおん君と頑張れて
よかった!





とてもすがすがしい
気持ちだった。





試験終了後、
れおん君に会った。





れおん「手応えはどうだった?」





あむ「バッチリ!
れおん君のおかげ!
ありがとう!」





れおん「いや、あむが
頑張ったからだよ」





えっ?





れおん「俺、あむが
頑張ってるのをみて、
やる気が出たんだ。
あむと一緒に勉強すると
すごく頑張れたんだ。
あむと一緒にいると、
なんだか楽しくなる」





・・・え?





そ、それって・・・





れおん「あむ・・・
もし一緒に合格できたら、
あむに告白してもいいかな?」





あむ「えっ・・・!」





れおん「じゃあな!」





・・・行ってしまった。





すごく複雑な気持ち。





この気持ち、
なんだろう・・・













・*・―――・*・―――・*・





時が経ち、運命の
合格発表日。





れおん君もいた。





私はれおん君のところに
行った。





あむ「れおん君!」





れおん「あむ!
いよいよだな」





あむ「うん、緊張する」





心臓がバクバクした。





ついに。
番号が発表された。





あるかな、どこかな、、、





・・・





・・・!





うそ・・・!





あった!





れおん「あった!
よっしゃー!」





あむ「あった!
嬉しい!」





2人とも
同時に見つけた。





私たちは抱きあって
喜んだ。





あきらめないで
本当によかった・・・





れおん「あ、そうだ、あむ」





あ・・・もしかして。





れおん「出会った時からずっと
あむのことが好きだ!
付き合ってください!」





告白・・・!





れおん君がいなかったら、
私はここまで来れてなかった。





本当に感謝。





だから・・・





あむ「私も・・・
れおん君のことが好き!」





私たちはカップルになった。





合格も恋も叶うなんて
夢みたい。





すごく幸せ。





4月から同じ学校に
通えるなんて嬉しい!





高校生活、
エンジョイするぞー!





私は今、happyな
高校生活を過ごしている。







☆end☆

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