ぶりっ子なんかに負けないから!

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:チョコみるく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.08.11






私は深尾あむ。
スポーティーで、
男の子みたいな女の子。





まわりからはおしゃれなんて
興味ないと思われているし、
自分でもそう思ってる。





「あむー?
今日の放課後
バスケしよー!」





この子は
私の親友のみなみ。





私と同じくおしゃれなんて
興味なし!





そして私がひそかに
恋がれているのが
コウショウ君。





隣の席で
よくしゃべるんだー。





そんな平凡な毎日を
送っていたある日、
転校生がやって来た。





「林メアリです。
イケメンが好みです」





うわ。
すっごい美少女。





いくら私でも
ちょっと羨ましい。





ふと、隣を見ると、
コウショウ君の目がハートに。





がーん
ショック
嘘でしょ?





まぁいいか。
あんなに優しい子なら。





早速、メアリちゃんに
校舎を案内してあげた。





「ねぇメアリちゃん。
この学校はどう?
楽しい?」





と、聞くと、
メアリちゃんは





「うるさい。あんた、
私のことが
羨ましいんでしょ。
私はこの通り美少女だし、
モテモテだし」





「う、羨ましいわけ
ないじゃん」





「へぇーそうなんだ。
じゃあ確かめてみよう」





そういって
メアリちゃんは
走り出した。





「コウショウくーん」





え、なんで
コウショウ君に?





「私とあむちゃん
どっちが好き?」





「もちろん私だよね?」





そういって
メアリちゃんが
にらんできた。





こっわ!





「メアリちゃんごめん。
僕あむちゃんが
好きなんだ」





えぇーーー!
嘘でしょ?





「ほ、ほ、ほ、ほんと?」





「ああ。
付き合ってください」





嘘でしょ?
でも・・・





恐る恐るメアリちゃんの
ほうを見ると、
ものすごい形相で
にらんできた。





え、どうしよ、
OKしたいけど
メアリちゃんが・・・





「え~、私は~?」





「ごめん。
ぶりっ子とは
付き合えない」





「ならいいわ。
ふん。
後で後悔しても
知らないわよ」





いっちゃった。





「それであむ、
返事は?」





「・・・・・・よろこんで」





やったー。





その後、私は
メアリちゃんに
いじめられた。





だけど大丈夫。
コウショウがいるから。







*end*

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