友情の大切さを知るものは、恋だって出来るもん！

CAST深尾あむ

作者：のんちゃん

2019.08.15

やっほー！
中２の深尾あむでーす！

私は、ニコラって言う雑誌が
大好きなんだ！

この間ニコラネットを見ていたら、
ニコラ学園恋物語
オリジナルストーリーを
募集してたんだ！

だからね！
応募してみることにしたよ！

でもね、私、恋の経験が
全くないのよ！

だから、
書けないんだよー！

あむ「恋物語じゃなくて、
友情物語ならいいのにな」

まのか「あむ！　また
文句ばっかり言って！」

この子は、広瀬まのか。
仲良しの子なんだけど
いつもえらそうに注意してくる、
怖いお母さん的存在なの。

あむ「良いじゃん！」

まのか「そんなこと言ってたら、
何も出来ないよ！」

あむ「でもさ、
恋の経験ないのに
恋物語なんて書けるの？」

まのか「なら、書くのやめたら！」

あむ「そんなこと言うけど、
まのかって好きな人でもいるの？」

まのか「えっと、」

あむ「ほら、いるんじゃん！
人のこと言えないでしょ！」

まのか「ふん！」

まのかは、注意しといて
人のことを言えない癖があるの。

＊。・　放課後　・。＊

あむ「まのか！
今日、うちに来て！」

まのか「良いけど、」

あむ「まってるねー」

ピンポーン

あむ「どうぞ！」

まのか「用って何？」

あむ「とりあえずあがって。
私は、恋の質問リストを
作ってたの！（笑）」

あむ「まのかが
好きな人って誰なの？」

まのか「えっ？」

あむ「誰？　誰々？」

まのか「言えないよ！」

あむ「なら、その人と
付き合ってるの？」

まのか「え？」

あむ「教えてよ！
ねえねえ！
良いでしょ！」

まのかは、
顔が真っ赤になって、

まのか「私、ピアノの
レッスンあるから!!」

と言って、怒って帰った。

あむ「やっちゃった？笑」

まのか「なんなの！　あむ！」

私は、今月号の
ニコラの恋物語を見た。

思わず泣いてしまった。

作った人のペンネームは、
のんのんさん。

あむとまのかで
置き換えて見る。

まのか「あむ！　私ね！
好きな人が出来たんだけど
あむは、いるの？」

あむ「おめでとう！
私は、いないけど
まのかを応援するね！」

まのか「私が好きな人は、
☆☆君なんだ！」

あむ「頑張ってね！」

まのか「うん！」

素直に応援するべきだった。

なのに知りたいからって
無理やり聞き出そうとして！

最悪だったんだ。

くすくす（つд；*）

あむ「まのか、ごめんね！」

その頃、まのかも
恋物語を読んで
泣いていた。

ピアノのレッスンは、
休みなのに
嘘をついていた。

まのか「私は、こうだけど
あむはどうなの？　って
聞けば良かったのに
えらそうに言ってた。
あむ！　ごめんね！」

あむ「まのか、明日！
絶対正直に言おう！」

＊。・　次の日　・。＊

あむ「まのか!!」

まのか「あっ、あむ！」

あむ「えっと、」

まのか「その、」

あむ「ごめんね！
素直に応援するべき
だったのに！
私は、ばかだから！」

まのか「私も、ごめん!!
人のことを言えないのに
えらそうに言ってた。
ごめん！」

あむ「聞き出して悪かった！」

まのか「もう、いいよ！
それは、教えてあげる！」

あむ「ほんと!!!」

私は、つい
飛び上がった！笑

まのか「大倉空人君が
好きなんだよ！」

あむ「だっ誰？笑」

まのか「えっと、
私の好きな俳優だけど？」

あむ「それって恋？」

まのか「恋でしょ！
たかと君かっこいいもんー！」

あむ「なんで、空見てるの？」

まのか「空を見たら、
応援してくれてるの！」

あむ「ふーん！（笑）」

こうやって、
仲良しに戻った！

あっ、ニコラ学園恋物語
応募しました！

ずっと野崎ななちゃんに
話の演技してもらいたいって
思ってたの！

ちなみに、
ペンネームのんのんさんは、
青井乃乃ちゃんのことでした！笑

それでね！

まさかのニコラに
載ることに！

役は、
あむ役　野崎ななちゃん
まのか役　池くるみちゃん
たかと君役は、本人！（笑）
青井乃乃ちゃん役
湊こはるちゃん

私たちのニコラを
まのかと読みながら
大笑いしたよ。

学んだことは、
友情の大切さだよ！

素直に言わなきゃね！

友情を大切にすることで
恋もうまれるかも！

あっ、まのかの恋は
ちょっと違うかな！笑
って感じです！

＊ＥＮＤ＊