最後の年を、楽しんで

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:あいなん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.18

やっほー! あむだよ!
今日は修学旅行なんだ!





最後の年、
頑張ってきたかいが
あったねー!





それに私、
修学旅行で告白するの!
(キャー!)





相手義斗君!





バスケ部で
いつもエースな
超かっこいい人!





めっっっっっちゃ
楽しみ!





先生「はい。皆さん。
今日は修学旅行です。
楽しみましょう!
ところで、
バスのペアを紹介します」





きたー!!!!
私の夢!





お願い! 義斗で!





先生「まずあむさんは・・・
コウショウさんとです」





ヤダー!!
コウショウだけはー!
ヤダー!





私と義斗、コウショウは
普段から仲の良い
3人組である。





コウショウは
昔っから
意地悪ばっかりなの。





だけどそれには
秘密があって・・・





実は私、
小さいころから
持病を持っていた。





それを隠したかった私は
必死に笑顔でいた。





なのに
コウショウにある日、
突然気づかれてしまった。













・*。・ 小学校4年生の時 ・。*・





コウショウ「お前、病気だろ」





あむ「えっ」





コウショウ「本当のこと言えよ」





その時、心臓が
急に苦しくなった。





あむ「うっ・・・!」





バタッ





そして次に私が
学校に現れたときには
中学校2年生だった。





ずっと入院していたため、
退院するのにすごく
時間がかかってしまった。





中学校に来てから
約1年半。





小学校では
いけなかった修学旅行に、
今はいける、





その嬉しさが
舞い込んできた。





なのに相手が
コウショウ。
ヤダー!













・*。・ 日光東照宮 ・。*・





あむ「すごーい!
あ、眠そうな猫だ!」





コウショウ「眠そうな猫じゃなくて、
眠り猫だろ。ばか」





あむ「ぷうー」





コウショウは
異常に頭が良い。





はるか「義斗くぅーん!
一緒に見ようよー!」





あの人ははるか。
義斗と一緒のペアの人。





友達から聞くと、
すごくぶりっこらしい。





小学生の時は、
病気持ちだったとか。













・*。・ ホテル ・。*・





女子「楽しかったね!」





あむ「うんっ!」





ここは「楽しかったね。
あむ」





あむ「うんうんうんうん
うんうんうんうん
うんうんうん!」





ここは「(笑)」





女子「あはは!
あむ面白ーい!」





はるか「ねぇ~
あむちゃん」





あむ「何?」





はるか「あむちゃんは~
どうして中学校途中から
だったの?」





あむ「え・・・えっと」





ここは「ちょっとはるか!」





はるか「何?」





あむ「私、持病があって・・・
心臓が悪いの」





はるか「・・・!」





あむ「このことは
できるだけ
話したくなかった」





ここは「あむ大丈夫?」





あむ「うっ・・・」





こういう時に!





はるか「ごめんね
あむちゃん」





あむ「だ、大丈夫」





苦しいっ
こんな時にっ





ここは「せ、先生をっ!」





女子「う、うんっ!」





はるか「あむちゃん、聞いて。
私の小学生の時に、
重い病気を患ってた。
友達に裏切られての
ことだったから、
辛かった。
中学校になってからは、
うまくいくはずだったのに・・・
ぶりっこって言われて」





あむ「は、はるかちゃんっ!
苦しい・・・!」





バタッ





先生「はるかさん!
大丈・・・」





パチっ





ここは「あ、起きた!
あむ起きたよー!」





あむ「ここどこ?」





ここは「ホテルの特別室。
よかったー!」





あむ「迷惑かけてごめん」





女子「大丈夫!」





はるか「・・・大丈夫?」





あむ「うん」





あむ「私気づいた。
『はるか』は
いい人だってね!」





はるか「うん・・・!
『あむ』!」





義斗「本当に
入ってもいいの?」





ここは「うん!」





あむ「よ、義斗!?」





義斗「大丈夫か?」





あむ「う、うんっ!」





今しかない気がする!





あむ「私、義斗が好き」





義斗「え」





あむ「付き合ってください」





はるか「・・・!」





義斗「・・・ふっ」





義斗「あー、お前に
伝えてなかったね。
俺、はるかと
付き合ってる」





あむ「えっ!」





義斗「お前は友達以上には
なれない」





あむ「・・・そっか」





私は振られた。
辛い。











・*。・ 帰りバス ・。*・





コウショウ「俺さー」





あむ「・・・」





コウショウ「タイプの人が
いんだよな」





あむ「・・・」





コウショウ「その人はさ、
小学生の時に
病気で倒れたのね。
それも心臓の病気。
倒れるとこ目の前で見て、
トラウマになった。
けど、俺が守んなきゃ、
っても思った。
その人が好きなんだ。
俺、素直じゃないから
意地悪ばっかするんだけど」





聞こえてますよ!?





そうだったんだ。
コウショウ。





後ろの人と
話してるのか。













・*。・ 学校 ・。*・





あむ「・・・うーん」





コウショウ「あ、起きた」





あむ「もう学校?」





ガシッ





あむ「うわっ」





コウショウ「俺、お前が好き」





あむ「うん、聞いてた」





コウショウ「えっえっと////」





あむ「私も今気づいた。
私のそばにいつもいて、
茶化してきたのは、
コウショウだって。
別にYESでもいいよ?」





コウショウ「うん!」











*end*

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