憧れの夏

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:あめのしずく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.08.01

もうすぐ夏休み!





今年は高校でできた友達と
夏祭りに行きたいな~。





ハロー!
私、深尾あむ。
高校生活エンジョイ中だよ!





実は私ね、
カナダからの
帰国子女なの。





だから英語は
めっちゃ得意!





英語だけ、
だけどね・・・





夏休みまであと3日。





先生「よーし、
今からたまったテスト
返すぞー!」





?「アム、
テストの点
勝負しようぜ!」





アム「えー!
私英語以外
ほんとダメなんだけど~、
まあいいや、
私が勝ったらアイス奢ってね!」





?「おう(笑)」





コイツは野口義斗。





私と同じく、
勉強できない(笑)





テストが返ってきた。





2人の結果は・・・





アム・・・
英語100点、
数学64点、
歴史37点、
古典21点(合計221点)





ヨシト・・・英語20点、
数学74点、
歴史10点、
古典50点(合計154点)





アム「勝ったー!」





ヨシト「うわ、
アイス奢りじゃん!
おれ金欠になるじゃん!」





アム「ドンマイ(笑)」





アイスは後日
奢ってもらうことになった。













○*○*○*





・放課後・





ママ「ちょっとアム!
この点数は何!?」





アム「あはは・・・」





ママ「特に古典!
21点ってもう!
こーなったら、
夏休み前半は
遊びの行くの禁止!」





アム「そんなぁ~!!」





友達と遊びに
行きたかったのに・・・





あっ、
そういえば夏祭り
いつだっけ?





私は去年は受験生で
行けなかったけど、
それまでは毎年
近くの神社でやってる
ニコラ祭りに行ってたの。





アム「うっそ、8月3日!
夏休み前半じゃん!
・・・あ、そうだ!」





私はスマホを取り出して、
アイツにLINEを送った。





『ヨシト、夏休み
勉強教えてくれない!?』













○*○*○*





・ヨシトの家にて・





ヴーヴー





(LINE?)





ヨシト「アムからか・・・って、
は? 勉強?
俺が教えれるかっつーの!
・・・でも俺もアムに
教えてもらえばいっか」





『分かった。
だけど、お前も俺に
教えろよー!』













○*○*○*





・夏休み初日・





今日は駅前の図書館で
ヨシトと待ち合わせ。





あっ、いた!





アム「ヨシトー!」





ヨシト「おまっ、
声でかいわ!」





アム「ごめーん(笑)」





(なんかアム、
私服だと雰囲気違うな・・・、
って何考えてんだ俺!)





アム「ヨシト、ここ教えて」





ヨシト「ああここは・・・」





アム「うんうん」





なんか近すぎて、あんま
集中できないんだけど・・・!





何この気持ち。





(なんかこの距離感
耐えらんないんだけど!
アムが近い!)













○*○*○*





・アムの家にて・





アム「なんか集中
できなかったな・・・」





なんかヨシトが
いつもより
かっこよく見えたし。





・・・あれ?
もしかして、これって
・・・・・恋!?





アム「ひゃー!」





明日からの勉強会、
どうしよっ!





ママ「アム、
勉強会どうだったの?」





アム「あ、うん。
テストで
分かんなかったところ、
直してきた!」





ママ「そう。
・・・アム、
夏祭り行きたい?」





アム「うん、まぁ」





ヨシトと
行きたかったなぁ。





ママ「分かった。
もう勉強は
夏祭りの前日までで
いいわよ」





アム「えっ、ほんと!?
やった!」





そうだ、
ヨシト誘いたいな。





『ヨシト、夏祭り
一緒に行かない?』





送っ・・・ちゃえ!





その頃ヨシトは
友達から夏祭りの誘いを
受けていた。





コウショウ「ヨシト2日ヒマ?
夏祭り一緒に行かね?」





ヨシト「えー」





ヴーヴー





ヨシト「LINEだ。
アムから、
夏祭り一緒に行こう!?
悪いコウショウ、
俺一緒に行けねーじゃな!」





コウショウ「ちぇー」













○*○*○*





ヨシト「おせーな、
まだかな」





アム「ごめんヨシトっ、
おまたせ!」





ヨシト「おせ・・・・・・」





アム「どうしたの?」





ヨシト「可愛いー・・・」





アム「えっ!?」





ヨシト「ああ、
ちがっ、その、
あーもう」





アム「焦りすぎ(笑)
でも、ありがと」





ヨシト「・・・おう」





それから2人で
わたあめを食べたり、
射的をしたりした。





ヨシトは射的が
かなり得意らしく、
「期待しろよ☆」
なんて言って、
本当に当てた。





ヨシト「アム、
これやるよ!」





アム「ありがと、
って、はは!
なんでサルなの(笑)」





ヨシト「しゃーねーだろ!
よし、そろそろ
花火始まるぞ!」





アム「あ、うん!」





でも、人が多すぎて
全然進めないんだけど!





アム「わっ!」





下駄で
上手く歩けなくて
こけちゃった。





ヨシト「アム!」





気づけば私は
ヨシトの胸の中にいた。





アム「っ!?
ごめん!
すぐ離れ・・・」





ぎゅっ





え・・・





アム「ちょっと、
恥ずかしいって・・・」





ヨシト「好きだ」





アム「え?」





ヨシト「俺、アムが好きだ!
付き合ってください」





え・・・!?





ヨシトと私、
両思いなの!?





アム「嬉しい・・・」





ヨシト「じゃあ!」





アム「よろしくお願いします!」





最後の花火が
空に咲いた。





まるで、私たちを
お祝いしてるみたいだった。







*end*

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