生きているぬくもり

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:gen

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.06.08

ヤッホー! あむだよー。
今日も学校、ガンバロー!





あむ「あっ、ケイショウ!
おはよ!」





ケイショウ「わっ、
お、おはようあむ」





あむ「なに、
そんなに驚いて・・・」





ケイショウ「あむ、
ちょっと
来てくれないか」





あむ「え、
わ、わかった」





なになに?
なんかいい予感、、、!





あっ、実は私、
ケイショウのこと、
好きなんだ/////





片思いだと
思ってたけど、
もしかして!





あむ「なあに?
どしたの?」





ケイショウ「あむ、俺、
君のことが好きだ」





あむ「私も!!」





きゃー(≧∇≦)
やっぱり両想い
だったんだ//////





これから
楽しくなりそう/////





――――と、思ってたのに。





その日、私は
ケイショウと一緒に
帰った。





ケイショウ「あむ、行くぞ!」





あむ「ちょっと待ってぇ!
靴紐がほどけちゃった」





自分でも不思議なくらい、
その日は浮足立っていた。





だからまさかそこが、
道路の真ん中だなんて
思ってもいなかった。





フラッシュのように、
眩しい光が、
私の頬を照らした。





「あむ!」





一瞬、ケイショウの
匂いがした。











* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





「あむ、あむ!」





私を呼ぶ声が
聞こえる。





誰なの。
ここは何処なの―――





お母さん「あむ!
大丈夫なの!
痛いところはない?」





あむ「お母さん
私は大丈夫、
それよりケイショウは
どこなの?」





お母さんは、事故のことを
説明してくれた。





私が大きなトラクターに
ひかれそうになった時、
ケイショウが
私のことを抱いて、
かばってくれたんだって。





ケイショウは今、
意識不明の重体。





生きるか死ぬかは、
ケイショウの生命力に
かかっているそうだ。





あむ「今すぐケイショウの
ところに行かせて!
会いたいの!」





お母さん「でもあなたも少し
怪我をしているのよ。
安静にしていないと――――」





あむ「私のせいで、
もしケイショウが
死んじゃったら!」





こんなことしている
暇はない。





気がついたら、病室を
飛び出していた。





とにかく、
ケイショウの病室を
探そう。





あむ「ケイショウ!
ケイショーウ!」





ケイショウ「あ・・・む・・・」





あむ「ケイショウ!
どこなの!」





ケイショウ「あむ・・・
う・後ろ・・・」





振り返ると、
体中に包帯を巻いた、
私の大好きな人がいた。





そこに、
生きていた。





あむ「ケイショウ?
重体だったんじゃ・・・」





ケイショウ「そうらしいな。
でも、あむの声が聞こえて。
夢中で返事をしたんだ。
ホント、びっくりだよな。
っへへ」





もう、照れなくても
いいのに。





なんでだろう。
頬を熱いものが
伝っていく。





あむ「あれ、
なんで、私、、、」





すると、また
ケイショウの匂いに
包まれた。





あの時と同じ・・・





あむ「ケイショウ」





ケイショウ「ん?」





あむ「生きていてくれて、
ありがとう!」







*end*

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