five years love story
作者:あゆ
まさか、5年後に
あんなことが
起こるなんて・・・
・*・―――・*・―――・*・
こんにちは。
ニコ中に通う
中3の深尾あむです。
まあ、普通の中学生です。
・ある日の学校・
先生「おーい、みんな静かに。
今日は転入生を紹介する」
教室がざわめく。
転入生が入ってきた。
ヨシト「こんにちは。
野口義斗です。これから
よろしくお願いします」
まあ、普通の中学生だね。
そう思ったとき。
先生「野口の席は
深尾の横な。
深尾、いろいろ
教えてやってくれ」
えぇ!?
私の横ーーー?
ヨシト「深尾さん、
よろしくね」
アム「よ、よろしく」
転入生が
となりなんて!
ついてなぁーい。
*。・ 次の日 ・。*
ヨシト「あれ?
シャーペンがない」
野口君困ってるな。
シャーペン貸そっかな。
うーん、でも・・・
私はおそるおそる野口君に
シャーペンを差し出した。
アム「私のシャーペン
使っていいよ」
ヨシト「えっいいの?
ありがとう」
彼はそう言って
笑った。
自分の席についていると
友達のココハと
マノカが来た。
ココハ「ねえ、アム。
となりのクラスのオオゾラ君、
アムのこと好きらしいよ」
アム「いやないって。
どこから聞いたの?」
マノカ「けっこう、
女子の間で
話題になってるよ。
オオゾラ君モテるからね」
アム「私は別に今
好きな人はいないけど」
そんな話をしながら
1日が終わった。
*。・ 土曜日 ・。*
私はお気に入りの
雑貨屋にいた。
いろんなコーナーを
まわっていると・・・
えぇー!
なんでここに
野口君が!?
そんなことを
考えていると・・・
ヨシト「あっ、深尾さん」
気づかれた!
アム「こんにちは。
野口君。
こんな所で会うなんて
偶然だね」
ヨシト「あっ、
ちょうどよかった。
深尾さん、
目つむって」
えっいきなり!?
私はギュッと
目をつむった。
ヨシト「目開けていいよ」
目を開けると!
私の指にリングが
はめられている。
なんで?
ヨシト「この前
シャーペン
貸してくれたお礼」
アム「あっ、ありがとう」
ヨシト「じゃあね」
ドキドキした。
いきなり
目をつむってなんて。
何か結婚式
みたいじゃない?
私はブワッと
顔が熱くなった。
*。・ 月曜日 ・。*
土曜日にあったことを
ココハとマノカに言うと、
ココハ「野口君、アムのこと
好きなんじゃない?」
マノカ「野口君、
大胆なことするねえ」
そう、しゃべっていたとき。
オオゾラ「アム、ちょっと来て」
なんだろう?
私とオオゾラは
校舎のウラにきた。
実は私とオオゾラは
幼なじみだ。
最近はあまり
話さなくなったけど。
オオゾラ「俺、アムのことが好きだ。
付き合ってください」
オオゾラは
私に告白してきた。
アム「ごめん、私・・・」
そう言いかけたとき、
頭に野口君が浮かんだ。
アム「私、好きな人いるんだ」
オオゾラ「そっか」
オオゾラはそう言って
校舎に帰っていった。
*。・ 授業中 ・。*
オオゾラから
告白されたことを
おもいだしながら
窓の外をながめていると、
ヨシト「深尾さん、
その髪型オシャレだね」
野口君が
私の髪にふれた。
私の心臓が高鳴る。
アム「ありがとう」
野口君に
いろんなことをされて、
もう野口君のこと
好きになっちゃった。
*。・ 次の日 ・。*
先生「みんなに報告がある。
1ヶ月前に転入してきた野口だが、
家の都合で今日でみんなと
一緒に過ごすのが最後になる」
えっ、せっかく
好きになったのに。
今日で最後?
私、野口君に
告白しよう。
アム「野口君、
私野口君のことが・・・」
言葉に詰まる。
アム「野口のことが
すごいと思うよ」
好きって
言えなかった。
アム「じゃあね」
涙をこらえて
それだけ言うと
私は教室をでた。
泣きながら
廊下を歩くと
誰かにぶつかった。
アム「あっ、ごめん」
顔を上げると
そこには
オオゾラがいた。
オオゾラ「なんで泣いてるの?
言いたいこと俺に言って」
オオゾラはそう言い、
私の頭を優しくなでた。
私の恋は
あっという間だった。
*。・ 5年後 ・。*
私は大学生になった。
久しぶりに
お気に入りの
雑貨屋に来た。
そう。野口君が
私の指にリングを
はめてくれた場所。
もう会えないって
わかってるのに。
どうしても
この場所にいたくて。
しばらく雑貨屋にいて、
帰ろうとしたとき。
ギュッ!
誰かに手を握られた。
まさか! と思って
ふりむくと
そこには少し
大人っぽくなった
野口君がいた。
嬉しくて
涙が出そうになる。
アム「野口君?」
ヨシト「俺さ。
ニコ中に転入したとき、
深尾さんに
一目惚れしたんだ。
深尾さんのことが
好きです。
付き合ってください」
アム「私もずっと好きだった。
野口君のこと、好き!」
そう言った瞬間
私は野口君に
抱きしめられた。
野口君のぬくもりに
包まれながら。
*end*
深尾 あむ
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