東京五輪が叶えた恋

CAST深尾 あむ深尾 あむ

作者:めたもん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.05.16






私、深尾アム!





私はスポーツが大好きだから
東京五輪はなにがなんでも
観に行きたいの!!





昨日はチケット応募の日
だったから
教室はその話でもちきりです。





メアリ「おはよう、アム」





この子は親友のメアリ。





アム「オリンピックのチケット
応募した?」





メアリ「もっちろん!
絶対行きたい!」





アム「当選祈願だねー」





2人で仲良く話していると・・・





ユイ「当たったら
俺に分けてくれよな」





こいつはユイト。





メアリの幼なじみで
私の友達。





アム「やーだね!
自分のチケット取るのも
難しいのに・・・」





ユイト「は?
アムのケーチ。
アムはテレビ越しにでも
観てろよ!」





アム「うるっさい!」





前言撤回!!
こんなやつ
友達なんかじゃない!





メアリ「アム、
ちょっといい・・・?」





メアリが不安そうな顔をして
私を廊下に連れ出した。





メアリ「私、ずっと、
ユイトのことが好きなの」





アム「え、!
そうだったの?」





メアリ「うん、
小さい頃からずっと」





メアリがユイトのこと
そんな風に思ってたなんて
全く気づかなかった・・・





でも別に私もユイトのこと
好きなわけじゃないもんね。





アム「応援するよ!」





メアリ「ありがとう」





メアリが
いつもの笑顔に戻った。





私の心になにかが
引っかかった気がした。













*。・ その夜 ・。*





―――ピコン





スマホの通知が鳴った。





あれ、ユイトだ。





ユイト「アム明日暇?
タピりに行かね?」





えっ、どうしよう・・・





前までだったら
即答で行こうって
言ってたけど、





メアリのことがあるから
悪いかな・・・





―――ピコン





ユイト「相談したいことも
あるからさ」





相談したいこと・・・?





相談聞くだけなら
いいかな。





それにメアリには
バレないよね、多分・・・





アム「わかった!
じゃあ行こう」













*。・ 次の日 ・。*





ユイト「よ! アム!」





アム「おはようー」





ユイト「じゃあ行こうぜ!」





アム「あー、うん!」





少しメアリのことを
思い出して
ためらう気持ちもあったけど、
ユイトとタピオカ飲んで、
話して、笑っていたら
そんなこと忘れてた。





アム「そういえば、
相談ってなに?」





ユイト「あー、実はさ、」





ユイトが少し
顔を赤らめて言った。





ユイト「気になる子がいるんだ」





アム「えっ」





私は動揺した。





あれ?
なんで動揺したんだ?





メアリはユイトのことが
好きだけど、
私は別にユイトのことが
好きなわけじゃない。





不覚にもなんだか
ドキドキしてきた。





これはどういう・・・?





ユイト「・・・ム・・・
アム、アム!」





アム「えっあっうん!
え?」





ユイト「アム、
いま俺の話
聞いてた?」





アム「あーうん。
聞いてた聞いてた!」





ユイト「ほんとかー?
うーん、
まあいいや。
それで俺がもし当たったら
プレゼントしようと思ってて」





アム「え?! 何を?」





ユイト「やっぱ
聞いてなかったでしょ!
オリンピックのチケットだよ!」





アム「ああ、オリンピック、
ってえええええ!?」





ユイト「そうそう、
そしたら喜んで
もらえるかなーって思って」





多分ユイト、
メアリのことが
好きなんだ。





メアリ、オリンピック
すごく行きたがってたから。





あれ、なんでこんな
気持ちになってるんだろう。





私もしかして
ユイトのこと・・・





――――その後





カフェを出て
ユイトとは
バス停で別れた。





早くバス乗って
家に帰ろーっと。





今日は案外楽しかったな!





すると後ろから
走ってくる音が聞こえた。





ユイト?
なんか忘れたの?
と思って後ろを向くと





メアリだった。





メアリ「アム、
どういうこと??」





アム「えっなにが?」





メアリ「とぼけないでよ!
さっきまでずっとユイトと
一緒にいたんでしょ?
だってカフェから2人で
出てくるところを見たの!」





アム「えっ・・・」





メアリ「なんで?
私アムに言ったよね、
ユイトのことが好きって。
そしたらアム、応援してくれるって
言ったよね???
なのに2人でデートしてたの??!」





アム「違う!
そういうつもりはなかったの、
今日は相談があるっていうから・・・」





メアリ「なに?
アムはユイトのことが
好きなの?
そうなんでしょ?」





メアリにそう言われて
私は「違う」と
即答することができなかった。





あれ、どうしたんだろう、
ユイトなんて
ただの喧嘩仲間っていうか、
なのになんでユイトのこと・・・





メアリ「もういい!
アムなんて信じられないよ」





メアリはくるっと
後ろを向いて
足早に去っていった。













*。・ 次の学校の日 ・。*





あ、メアリがいる。





なんて言おう、
謝らないと
いけないよね・・・





アム「メアリおはよう、
あのさ、」





メアリ「ナナ、マノカ、
おはよう!」





私いま無視された・・・?





その日は1日中メアリは
ナナとマノカと一緒にいたから、
私はぼっちで過ごしてた。





でも私、やっぱりメアリと
一緒にいたいよ。





メアリと前みたいに
仲良くしたい。





そしてユイトとも・・・





自分の気持ちに
正直にならなきゃ。





私、ユイトのことが
好きなんだ。





このこと、
全部メアリに言って
仲直りしたい!













*。・ 翌日 ・。*





アム「メアリ!!」





アムは1人で登校してた
メアリに話しかけた。





メアリ「あっ、アム・・・」





メアリはそう呟いたものの、
すぐにまた歩き始めた。





アム「待って!」





私はメアリを
呼び止めた。





今日こそメアリと
ちゃんと話さないといけない。





メアリと
仲直りするんだ!!





メアリは
また振り返った。





複雑な顔をしていた。





アム「メアリ、
ほんとにごめん。
あのね、私
ユイトのこと好きなの」





メアリ「だよね、
なんとなく気づいてたよ」





アム「ごめん・・・」





メアリ「なんでよ、
謝らないで。
好きになることは
何も悪くないんだから。
でも私、アムのこと応援したい。
アムとユイトが
そうなったらいいなって
なんとなく思ってたから」





メアリはそう言って
少し笑った。





アム「メアリは
どうするの・・・?」





メアリ「私は大丈夫。
ユイトとはやっぱり
幼なじみって関係じゃなきゃ
やってけないのかも。
だからアムは気にしないで
ユイトにアタックして!」





アム「メアリ・・・
ありがとう」





学校に着くと
みんながザワザワしていた。





ユイト「アム! メアリ!
オリンピックの抽選発表
昨日の夜だったけど
確認した?」





メアリ「あー私さ、
やっぱり落選だったんだよね、
悔しすぎる!」





ユイト「アムは?」





アム「・・・忘れ・・・てた・・・」





ユイト・メアリ「は?!」





昨日の夜はあんなに

いろんなこと悩んで悩んで
考えてたから、
そんな当落なんて
すっかり忘れてたよ!





アム「確認するの忘れてた!!」





ユイト「あんなに楽しみにしてたのに
忘れるとか、
やっぱアムってアホよな?」





アム「うるっさいわ!!
家帰ったらすぐ確認するの!」





私はふと思い出して
ユイトに耳打ちをした。





アム「ユイト、当たったの?
好きな子にあげるんでしょ?」





ユイト「そのことなんだけど・・・
じゃあ、アムが当落の確認する前に
公園来てよ。
一緒に確認しよ」





アム「? 別にいいよ?」





なんで一緒に
当落の確認するの?





まあいいか、
どうせ暇だし?













*。・ 放課後 ・。*





私は当落の結果がわかる
スマホだけ持って、
ユイトが待つ公園へ向かった。





アム「ユイト!」





ユイト「あ、来た来た。
早く確認しよーぜ、
こっちがドキドキしてくるから!」





アム「そーだね、見よ見よ」





私たちはドキドキしながら
確認のボタンを押した。





すると出てきた文字は・・・





ユイト・アム「落選・・・」





アム「あーーーーーーーまじか!
絶対行きたかったのにーーーー!!」





ユイト「アム」





アム「ん?」





ユイトはスマホの画面を
見せて言った。





ユイト「俺、チケット
2枚当たった」





アム「え?!!!!
いいなあ!!!
あ、そしたら好きな子に
渡せるじゃん!
よかったねー
がんばれユイト!」





私はその子が
羨ましいなとも
思ったけど、
ユイトを応援した。





するとユイトは
私の手を取って言った。





ユイト「俺が好きなのは
アムだよ」





アム「え・・・!?」





ユイト「アムのことが好きです」





アム「私も・・・
私もユイトのことが好き!!」





ユイト「じゃあ、俺とオリンピック、
一緒に見に行ってくれませんか?」





ユイトは照れくさそうに
していた。





私はユイトの目を
じっと見つめて言った。





アム「もちろん!」







*end*

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