アンサンブルの調べ

CAST十文字陽菜

作者：みなの

2024.10.15

私は、陽菜！
吹奏楽部。

もうすぐ、アンサンブル
コンテストがあるの。

秋の深まりとともに、
吹奏楽部の練習も
佳境に入っていた。

アンサンブルコンテストまで
あと１ヶ月。

陽菜は岬と同じグループになり、
心がおどっていた。

陽菜「岬くん、この部分
どう吹けばいいかな？」

岬「ここは柔らかく、
でも芯を持って吹くんだ」

２人の音が重なり、
美しいハーモニーを奏でる。

ふたばはそんな２人を見て、
何かを感じとっていた。

ふたば「陽菜、
岬くんのこと好きなの？」

陽菜「え？　なんで・・・
でも、うん」

コンテスト当日、
陽菜は緊張で手が震えた。

そんな陽菜の手を、
岬がそっと握った。

岬「大丈夫。
僕たちの音楽を奏でよう」

演奏が終わり、
会場が拍手に包まれる中、
岬が陽菜に向き合った。

岬「陽菜、君と一緒に
音楽を奏でていきたい。
付き合ってください」

陽菜の頬が紅葉のように
赤く染まる。

２人の気持ちは、秋の空に響く
美しい旋律のように重なり合った。

陽菜「もちろん。
よろしくお願いします」

・：＊+・ｅｎｄ・：+・

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

十文字陽菜

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