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CAST十文字 陽菜十文字 陽菜

作者:ニノ子だい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.04.14

中3の春。





先輩は卒業して、
私、十文字ヒナノは、
体操部の部長となった。





中1には、
相沢イブキという後輩が
入部した。





ヒナノ「相沢さん、
マットを出して」





イブキ「はい!」





イブキは、しっかりしてて
去年入部した後輩よりも
いろんなことを
すらすらと、こなしている。





岬「しっかりしてるなぁ」





ヒナノ「北島君!」





北島岬は、おなじ体操部の副部長で
私の好きな人だ。





試合が近づいてきた。





イブキも試合に
出場させることにした。





イブキ「ヒナノ先輩!」





ヒナノ「どうした?」





イブキ「がんばります。
試合で結果をのこせるように」





ヒナノ「がんばれ」





それからイブキはひとりで
朝と、休み時間と、
部活のあとの1時間、
練習をしていたそうだ。





試合の後、岬からきいた。















*....*....*....*





試合当日。





ヒナノ「北島君」





岬「ん?」





ヒナノ「がんばろうね」





岬「ああ」





私だって、
努力してきた。





だからきっと、
結果、残せる。





岬「相沢さん、
緊張してるな」





ヒナノ「初めてだもんね・・・」





イブキは、出番直前で、
がちがちに緊張している。





アナウンス「13番、相沢イブキさん」





・・・さぁ、行くんだ。・・・





私は、イブキを応援した。





イブキは、華麗な演技を終えて、
笑顔で私のところに来た。





イブキ「先輩、やりましたよ!」





ヒナノ「よくやったよ!」





ハイタッチした。





私だって、いける。
きっと。





そう思って、演技をしたけど、
結果は、下位だった。





岬もだ。















*....*....*....*





試合が終わり、
帰るときだった。





後輩の大月ミクが、
岬とイブキが、いないという。





私は、探した。





すぐ見つけたけど、
そっとしておいた。





こっそり、みた。





岬「お前ほど、努力家な人を
はじめてみた。好きだ。
つきあってくれ!」





イブキ「わっ、私も好きです。
よろしくお願いします」





好きな人と
つきあうということは、
できなかった。





でも、それでいいんだ。





後輩の努力で、
私は足りないところを
知ることができた。





・・・努力。・・・





私はそれが、
足りなかったのだ。





それを教えてくれた
後輩に、感謝。





そして、いつかまた、
岬に伝えたいことを伝えよう。





つまり、告白しよう。





私は前を向いて、
走り出した。







*End*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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