君の音

CAST工藤唯愛

作者：レインボーブリッジ

2025.05.09

私は、ピアノを弾いている君に
恋をしました。

＊　―――　＊　―――　＊

―　朝の歌練　―

♪～

君の弾いている
その姿が大好き。

ユア「この斜め後ろ４５度
角度が好き」

リョウ「指、疲れたな・・・」

ユア「あの、あなたの弾く
ピアノが好きです。
大好きです」

思わず声をかけてしまった。

そしたら、君は笑顔で・・・

リョウ「ありがとう、
僕も君の歌声好きだよ」

ええええええええええええ。
（顔が赤くなる）

リョウ「いやごめん。急に。
そういうことじゃないんだ」

どういうことなのかな・・・

気づいたら好きになってた。

大好き。

やばい、なんだろう。

ユア「いや、こちらこそ
ごめんなさい」

・＊。・　休み時間　・。＊・

ヒマリ「ちょいちょい、、
どうなの最近」

ユア「どうって何がよ」

ヒマリ「さっきいい感じだったね？」

ユア「もう～～～違うよ」

――――――　かえり　―――――――

ヒマリが一緒に帰れなくて、
１人です。

トボトボ・・・

リョウ「おーーーい、ユア
一緒に帰ろう」

ユア「あの。
１度でいいので、私だけに
曲を弾いてくれませんか」

リョウ（いいけど・・・
そのまま告ろう）

「いいよ」

ユア「やった」

リョウ、なんでこんな
笑顔なの・・・

――――　ピアノ　――――

ユア「やっぱ好きだな」

リョウ「俺はお前が好きだよ」

ユア「わたしは・・・きらい！」

リョウ「え、ごめん。
そう、、だよな。
俺、帰るね」

ユア「リョウ!!!!」

振り返ったら唇が重なった。

「私も好きだよ。バカ。
また私のために
ピアノ弾いてね？」

リョウ「あたりまえだろ」

２人で抱き合った。

＊ｅｎｄ＊