運命のプレゼント交換

CAST十文字陽菜

作者：みなの

2024.10.22

ニコラ学園２年Ｂ組では、
クラス委員長の
陽菜が中心となり、
クリスマスパーティーの計画が
進められていた。

陽菜には
秘密があった。

クラスメイトの
渚夏のことが好きなのだ。

しかし、渚夏は
心花ととても仲が良く、

陽菜は自分には無理だと思い、
想いを胸にしまっていた。

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

パーティーの２週間前、
くじ引きで
プレゼント交換の
相手を決めた。

陽菜は、渚夏の名前を
引けることを
願っていたけど

引いたのは
美優の名前だった。

＊　‐‐‐　＊

パーティー当日、
１２月２４日。

陽菜は、朝早くから
学校に来て、
教室の飾りつけを始めた。

準備ができると
早速パーティーは始まった。

陽菜「まずはいつも通り
出席とりまーす！
今日お休みの人はいるー？」

渚夏「心花がいない。
プレゼント交換の
相手なのになー、」

美咲「美優もいないよー！」

陽菜「え！
美優ちゃんいないの！
私もプレゼント交換の相手が
いなくなっちゃった！」

美咲「陽菜と渚夏で
交換すればいいじゃん！」

そういうわけで、
プレゼント交換は
陽菜と渚夏で
することになった。

パーティーの最後、
プレゼント交換の
時間になった。

陽菜「じゃあ、
くじ引きのペアで
２人１組に
なってくださーい！」

みんな「はーい！」

渚夏「陽菜、はい。
プレゼント」

陽菜「渚夏くん、ありがとう！
心花ちゃんにあげる予定
だったのにごめんね、
私もこれ！」

渚夏「違うよ」

陽菜「ん？」

渚夏「このプレゼントは
元々陽菜にあげようと思って
選んだんだ。
クリスマスパーティーが
終わった後に
渡そうと思ってて」

陽菜「実は私も、、
これは、渚夏くんに
渡そうと思って
選んでたプレゼント」

渚夏「実はずっと
陽菜のことが好きでした！
付き合ってください！」

陽菜「え、！　私もです。
よろしくお願いします！」

教室は、拍手に包まれた。

美咲「２人とも鈍感だし
奥手なんだからー！」

美優「実は前から
計画してたんだー！」

陽菜「え！
美優と心花もいたの!?」

心花「おめでとうー!!
お幸せにね！」

＊ｅｎｄ＊