サマーキャンプ四天王

CAST阿部 ここは阿部 ここは

作者:こうめ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.01.25

いつまでたっても
来ない仲間を、
私は1日中待っていた。





確か、あれは
真夏のとても
暑い日だったと思う。





騒がしく鳴く
セミの声が、
私の耳に響き続けた・・・











・*・―――・*・―――・*・





奈菜「あのさ、
4組の戸部君って
知ってる?」





未来実「知ってる!
あのめっちゃ
かっこいい子でしょ?」





奈菜「そう!
でさ、
その戸部君がさ・・・」





野崎さんと池さん、
恋バナしてるのかな。





いいなぁ。
私もしたいなぁ。





私は阿部ここは、
高校1年生。





今日は入学式。





(校長の式辞って
なんであんなに
長いんだろう?)





県内有数の
テニス強豪校である
二コラ高校に入学した。





部活で青春して、
恋愛もして、
高校生活を満喫!





・・・するつもりが、





近所なのに、
中学の同級生は
1人もいない。





もちろんクラスで
話せる人もいないので、





1人で座って
ホームルームを
待っていた。





早く帰って、
家で漫画でも
読みたいなー。





そんな時、





芽亜里「阿部、
ここは、ちゃん?」





私に話しかけてきた
女の子がいた。





ぱっちりした目に、
やわらかそうな
茶色い髪。





全身真っ白で、
きゃしゃな体つき。





どこからどう見ても、
美少女としか
言いようがない。





こんな子が、
私なんかに
何の用なんだろう?





芽亜里「大丈夫?
さっきから、なんか
さみしそうだなーと
思ってて」





え、見られてたんだ。





ここは「あ、大丈夫、
心配かけてごめんね」





芽亜里「うん、全然。
もしよかったら今日、
一緒に帰らない?
私、林芽亜里っていうの。
よろしくね!」





へー。
芽亜里ちゃんって
いうんだ。





ここは「うん、
一緒に帰ろ!」





芽亜里ちゃんとの
出会いは、





私に何か大切なものを
取り戻させて
くれるんじゃないか。





私はこの時、
直感的にそう思った。













・*・―――・*・―――・*・





先生「日直は阿部と野口だ。
日誌書いてから帰れよ」





野口? 誰だろ。





義斗「阿部さーん!
日誌書いといて―!」





ここは「はぁーっ!?」





義斗「怒ったら、
せっかくのかわいい顔が
台無しだよ!」





ここは「!?」





芽亜里「義斗、
ここはちゃんに
変なこと言わないの!」





義斗「うるせーな芽亜里!
ってことで、
『ここはちゃん』、
よろしくー☆」





・・・なんなんだ
あの破天荒な男子は!





とか言いつつ、
結構ああいう感じの人が
タイプだったり
するんだよね。





私がなぜかあの人に
惹かれてしまったのは、





きっと昔参加した
サマーキャンプのせい。





破天荒なのに
みんなに好かれる、
みたいな子がいて、





山道散策で
道に迷った私を
探しに来てくれたんだよね。





その子と、何人かの友達と
タイムカプセルを
埋めに行って、





日付も決めて、
絶対またここで
会おうって
約束したのに、





来なかった
っていうことも
あったなぁ。





芽亜里ちゃんと
義斗って人が
呼び捨てし合ってるのが、





ちょっとだけ、





ほんのちょっとだけ、





気になっちゃったりして・・・













・*・―――・*・―――・*・





後日 芽亜里宅――――





今日は芽亜里んちで
テスト勉強会!
(もう呼び捨てだよ!)





ここは「ほんとテストやだー」





芽亜里「ねー。
ねぇ、これから
義斗と光翔も呼ばない?」





そう言って、
芽亜里はLINEを始めた。





ここは「義斗って、
あの義斗だよね?」





芽亜里「うん。
光翔っていうのは、
ニコ高の4組なんだ。
知ってる?」





ここは「苗字は何ていうの?」





芽亜里「戸部光翔」





あれ?
戸部って・・・





この前、
野崎さんと池さんが
かっこいいって
言ってた子じゃん!







10分後―――





ガチャリ





光翔「おう」





芽亜里「もうすぐ
義斗も来るって」





光翔「オッケー。
・・・君は?」





ここは「阿部ここはです。
ニコ高3組の」





光翔「へぇーそうなんだ。
俺、戸部光翔。
よろしく」





キャー
超絶イケメン
来たぁー!!





今、私
顔真っ赤に
なってると思う・・・





義斗「ヤッホー!
あれここはちゃん、
顔が赤い・・・?」





ここは「そ、そんなことないよっ!」





義斗「どうかなー?
我らがサマーキャンプ
四天王の
ビジュアル担当、
光翔に惚れちゃったりして?」





うう・・・図星です・・・





あれ?





サマーキャンプ
四天王って
聞いたことあるぞ?





芽亜里「そうです!
ここは、
もう気づいたかな?
私たち、あの時の
キャンプの4人なの!」





ああ、そうか!





言われてみたら、
みんなにその時の面影を
少しだけ感じるような。





でも、光翔だけは
何にも感じない。





芽亜里「光翔は
だいぶ変わったよね」





義斗「あの時は
もっとチビで
弱虫だったのに、
もう誰よりもデカくなって、
イケメンになりやがってよ!」





光翔「なんだよそれ!」





ここは「あの、
聞きたいことが
いーっぱいあるんだけど」





芽亜里「何?」





ここは「その1。
なんでみんな、あの時に
タイムカプセル開けに
来なかったの?
その2。
なんで私があの時の
ここはだって
分かったの?」





光翔「なんで開けに
行けなかったかは
俺から説明する。
あの時、俺ら3人は同じ小学校で
連絡先も分かってたから
行こうとしてたんだ」





なるほど。





だからみんな最初から
呼び捨てだったわけね。





光翔「でも、ちょうど
その日学校の
運動会があって・・・」





なんだ、
それだけか!





みんな私のことなんか
忘れちゃってるんだと
思ってたから。





知らない間に
涙が流れてきているのを、
芽亜里が拭いてくれていた。





光翔「っていうわけで
行けなかったんだ。
ほんとにごめん!」





ここは「そんな、
分かったから嬉しいよ!」





義斗「で、なんでお前が
あの時のここはだって
分かったかって言ったら
芽亜里が1枚の写真と、
何やら人の住所だか
電話番号だかが
載っている紙を見せてくれた」





芽亜里「簡単だよ。
キャンプのときの
参加者録を探したら、
阿部ここはって
書いてあったんだから。
入学式のときに
ここはを見つけて、
めっちゃ嬉しかった」





なんだか、とても
あったかい気持ちになるのは
どうしてだろう。





昔の仲間に再会して、
また友達になって・・・













・.・.・・.・.・





1週間後―――





義斗「やっとテスト
終わったぜ!」





芽亜里「楽しみだねー!」





光翔「よし、開けるぞ!」





ドキドキ。











* 。・* 。・* 。・* 。・





またさまーきゃんぷ四てんのうの
みんなとあえてますように。
           めあり







* 。・* 。・* 。・* 。・





このタイムかぷせるが
もういっかいみれてたら
それでいい!
        よしと







* 。・* 。・* 。・* 。・





もう一かい
サマーキャンプしてんのうに
あいたい
         こうしょう







* 。・* 。・* 。・* 。・





このなかまと、
まためぐりあえてたら
うれしいな。
       ここは







* 。・* 。・* 。・* 。・





私は義斗と
カップルに、





芽亜里と光翔も
カップルになりました。





この仲間、
最高です!







*end*

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