テニスとあいつ!

CAST阿部 ここは阿部 ここは

作者:モモッチ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.11






みなさんこんにちは。
私は阿部ココハです。





テニスをやっています。
ダブルスですけど・・・





一緒にやっている相手は
ヨシトです。





でも、ヨシトの方が上手で
私が足を引っ張って
しまっているんです。





あとヨシトは女子に
すごく人気なんだよね・・・





友達はヨシトくらいしか
いないんだ。





あと私、恋愛なんて
興味ありません。
テニスに夢中なんで。





男女混合の
テニス部所属です。













*。・ 放課後 ・。*





ヨシト「よ、」





ココハ「ヨシト」





ヨシト「スプリットステップ
できるようになったか?」





ココハ「うん・・・」





ヨシト「元気ないな。
どした」





ココハ「べ、別に元気あるよ」





ヨシト「そうか」





ココハ「今日の練習試合
どことだっけ?」





ヨシト「星ニコ学園
めっちゃつえーとこ」





ココハ「星ニコは強いよね」





ヨシト「だって去年
全国行ったんだぜ。
負けるって覚悟してきた」





ココハ「そうだね」





ヨシト「あいつら
星ニコじゃね」





ココハ「星ニコの
レギュラージャージきてる」





アム「ヨシトさんこんにちは。
今日の対戦相手のアムと」





コウショウ「コウショウだ」





アム「私たち1年生だけど
ものすごーく強いんだよ」





ココハ「そうなんだ」





アム「それでヨシトさんに
お願いで、
私たちが勝ったら
私と付き合ってください」





ヨシト、他の学校にも
知られるほどの
人気なんだ。





ヨシト「初対面のやつと

付き合う気ねぇから」





アム「ひどいです」





ココハ「行かないと遅れるよ」





アム「やば、
それではまた後で」





ヨシト「マジで
あの告白の仕方は
ないだろ」





ココハ「あはは、
ヨシトは人気だね」





ヨシト「でも、俺
好きな人いるから
好きな人以外は
お断りしてるよ」





ココハ「好きな人って誰?」





ヨシト「教えねぇよ」





ココハ「いいじゃん、別に」





ヨシト「お前に関係ないだろ」





ココハ「そうだよね・・・」





ヨシト「ほら今日は
元気出して。
負けるよ」





ココハ「星ニコに対しても
勝つつもりで行こうよ」





ヨシト「そうだな、相棒」





ココハ「相方」





ヨシト「なんだそれ」





ココハ「ヨシトの方から
言ってきたんでしょ!」













*。・ 練習試合後 ・。*





ヨシト「うー。負けた」





ココハ「強いね。
私たち1年と
比べ物にならない。
顔洗ってくるね」





水道行かなくちゃ。





その間。





アム「ヨシト君
ココハって人
弱すぎない?」





ヨシト「なに言ってんの?」





アム「ヨシト君の足
引っ張ってるじゃん。
ツイストサーブも打ててない。
ダブルスの仲間
考えなおしたらどう?
もう中学生だから
かえるなら今のうちかと」





ヨシト「俺はココハを
他の人にする気ないし。
一生懸命やってる人に
その言い方はなくねぇ」





コウショウ「でも、このままだと
全国行き、いや
レギュラーも取れないよ」





アム「あの子なんてうまいよ。
えっとー、
野崎ナナちゃんっていう子」





ヨシト「あーあいつな
部長の野崎先輩」





コウショウ「あれが部長!
ヨシトのが断然うまいけど」





アム「あの野崎さんのこと
コウショウ
気になってるでしょ。
私とか野崎さんより、
ココハちゃんのが
全然可愛いよ」





ヨシト「あ、ココハ
モデルの仕事もあって
毎日は練習できてないんだ」





アム「毎日できてれば
もっと上手だったかもね」





ナナ「ヨシト君」





ヨシト「野崎先輩
どうしました?」





ナナ「私星ニコに、勝ったから
付き合ってくれませんか?
前からヨシト君のことが
好きだったんです」





アム「あ、それなら私だって
ヨシト君たちに
勝ったんだから
付き合ってください」





ヨシト「えー」





ココハ「私の彼氏を
奪おうとしないで」





アム「へ?」





ココハ「ヨシト帰ろう。
まさか他の彼女
作ったんじゃないでしょうね」





ヨシト「作ってねぇーし」













*。・ 帰り道 ・。*





ココハ「さ、さっきのは演技で
ヨシトが困ってたから」





ヨシト「だ、だよな。
びっくりした。
ありがとう。
演技うまかったな」





ココハ「だって私
モデルだもん」





ヨシト「そうだったな」





ココハ「で、ヨシトの
好きな人って誰?」





ヨシト「教えない」





ココハ「カノンちゃん?
うちのクラスだったら
1番可愛いけど」





ヨシト「教えねぇ」





ココハ「教えてよー」













*。・ 次の日学校で ・。*





ナナ「速報、速報
学園1美男のヨシト君は
ココハと付き合ってました」





や、やば、なにこれ。





カノン「ちょっとココハちゃん
どういうこと!」





ココハ「わ、私は別に」





カノン「私ヨシト君のこと
好きだったんだけど」





ココハ「うーんと」





メアリ「私だって
好きだったんだよ」





ヨシト「だから
なんだっていうの。
俺が決めたことだし」





メアリ、カノン「・・・」





ヨシト「ココハ行くぞ」





ココハ「うん」













*。・ 屋上で ・。*





ココハ「なんで屋上なんか
連れてきたのよ」





ヨシト「俺本気でココハのこと好きだ。
ココハはテニスに夢中で
恋愛なんて興味ないこと
知ってるけど。
俺お前といると
胸がドキドキするし。
だけど気持ち知ってて
欲しかっただけだから」





ココハ「私ヨシトの気持ち
全く気づかなかった。
でも、私もヨシトといると
胸がドキドキするんだ。
これって恋なのかな」





ヨシト「付き合ってくれますか」





ココハ「うん」





ヨシト「じゃ、相棒
全国目指して行くぞ」





ココハ「うん」







*。・ happy end ・。*

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