運命の体育祭

CAST阿部 ここは阿部 ここは

作者:***

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.02

ハロー。私、ココハ。
成績はそこそこ。
サッカー部マネ。





サッカー部の
河島エイト君に
片思い中。





エイト君は、
9月に行われる体育祭の
応援団にも入っていて
あこがれる女子も多数。





エイト君に
ちょっとでも気持ちを
分かってもらえるように、
日々の練習を
がんばってます。





他のみんなも
体育祭1ヶ月前から
ちゃくちゃくと
準備を進めているもよう。





保健委員会は、
ラジオ体操を
全校の前でやるから
放課後を使ってリハ。





エイト君所属の
応援団も
昼休みと放課後を
使って練習中。





「は~エイト君、
今日もかっこいいな~。
あっ! 手振ってくれた!
お~い! マジで
好きが止まらん!」





「どうしたの?
たそがれちゃって。
悩みでも?」





「あっ、ミナミ」





この子は
大大親友のミナミ。
明るくて何でも
聞いてくれる
聞き上手の子。





エイト君のことは
ずっと前に
話してある。





「ううん。悩みは
特に何もないよ。
ただね、エイト君が
かっこよくて、
ついみとれちゃうの」





「あ~エイトか。
まあ応援団に入ってると
あこがれるよね」





「えっ、ミナミも
エイトのこと
好きなの?」





「イヤ。まさか。
そんなことあるわけ
ないじゃん。
エイトとは幼なじみな
だけだよ。
まぁ今はあんま
話してないけど……」





「そっか。
ライバルかと思ったよ」





「そんなに気持ちが
強いなら、
1ヵ月後の体育祭で
告っちゃいなよ!
ココハなら
うまくいくと思うよ!」





「え~~~無理だよ!
絶対無理!
エイト君はもっと
いい人いるって!
ヤバ、もうこんな時間!
塾に遅れちゃう!
じゃあまたね」





「あっ、待ってココハ!
う~ん、うまくいくと
思うんだけど」













*。・----。・----・。*





翌日。





私はエイト君に
なかなか
話しかけることができず
遠くからみているだけの
日々が続いた。





「今日もみてるだけ」





授業で分からない
ところがあっても
隣の席のエイト君に聞かず、
周りの子たちに
聞いたりした。





ところがある日の
授業中。





「う~ん難しい。
どうやって
解けばいいの?」





「えっどこが
わからないの?
あっここか。
簡単じゃん!」





(え、エイト君!)





突然エイト君が
話しかけてきたのです。





「ここはねー、こうして
こうすると
解きやすいよ」





「ありがとう」





「うん。
わからないとこあったら、
いつでも聞いてよ」





私はこの日を境に
エイト君とよく
話すようになった。





移動教室も
ミナミとエイト君と私と
3人で行くように
なったりした。





そして、LINEまで
交換するようになった。





エ「体育祭、楽しみだね!」





コ「うん!」





そして、私の
エイト君への恋心も
どんどんと大きく
なっていった。





「ねえ、ココハ、
最近エイトと仲いい
みたいだけど、どう?」





「えっ、そうかな?
でも毎日がとても
楽しいよ!」





「ならよかった。
もしかしたらエイトさー、
ココハのこと好きかもよ?」





「ない! ない!
まさかそんなこと
あるわけない!」













+.. +.. +.. +.. +





そして、
体育祭3週間前。





私たちのクラスは
青軍に決定。





他のクラスは
赤軍に決定。





私たち3人は
赤軍に負けないよう
毎日練習をがんばった。





応援では、ひとりひとりが
声を出し、
リレーではバトンパスを
ミスらないよう
体育の時間を貴重とした。







そして、体育祭当日。





応援合戦では
赤軍のレベルが高く、
青軍のみんなは
負けそうだった。





でもみんなが
声をだしたおかげで
やりきることができた。





競技では、
スポーツマンの子が
多く、逆転。





今年の運動会は
勝てる気がする。





もし青軍が2冠とったら
エイト君に告白する!





そして、
運命の結果発表。





応援の部は赤軍。
競技の部は青軍。
1冠ずつだった。





2冠という目標は
達成できなかった。





私は絶望した。
(もうエイト君への
気持ちもやめようかな)





生徒会長「これで運動会
全ての種目を……」





と、ここでマサカの
出来事が起こるのです。





エ「ちょっと待ったー!
もう1つ言いたいことが
あります。
ココハさん!
ココハさん、僕はずっと」





コ・ミ(えっ!)





「ココハさんのことが
好きでした。
僕と付き合ってください!」





なんとエイト君が
全校のみんなの前で
公開告白してきたのです!





ミ「ほら、ココハ。
ずっと好きだったんでしょ。
返事は?」





コ「私も、エイト君のことが
ずっと好きでした。
よろしくお願いします!」





全校のみんな「ふ~~」
「おめでとう」





私のなかの勝利。
それはあなたが彼氏に
なったことでした。











*終わり*

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