恋をしないと悪魔になれない小悪魔
作者:こと
私は、ヒマリ。
実は小悪魔なの!
リコ「本当ですか?
ありがとうございます!!」
ユア「あなたはすごいわ!」
ヒマリ「うん?
リコと悪魔女王の
ユアさんが話してる・・・?」
リコ「お姉ちゃん!」
ヒマリ「うわ! 何?」
リコ「私!
小悪魔卒業しました!」
ヒマリ「はぁ!?」
リコ「私! 悪魔テスト受けたら、
悪魔女王のユアさんが
悪魔にしてくれたの!」
ヒマリ「へ、へー」
ヒマリ(ヤバい。
妹に越された!
私より強いなんて!)
リコ「私、お姉ちゃん越えた!」
ヒマリ「うるさいわね!」
ヒマリ「というわけで!
お願いします!」
悪魔女王ユア「リコがヒマリを越して
悪魔になって
ヒマリも越して悪魔になりたい!
か・・・」
ヒマリ「はい!」
悪魔女王ユア「ま! いいわ!
じゃ、このテストに通ったら合格よ!
いってらっしゃい!」
ヒマリ「!?」
*...・・・*...・・・*
(ヒマリがニコラ学園にいる)
ヒマリ「この制服!
ニコラ学園・・・?」
悪魔女王ユア「そうよ!」
ヒマリ「ユアさん!
何してるんすか!
人間にバレたら!」
タイヨウが
悪魔女王ユアの横を通るが
気づいてない。
悪魔女王ユア「私は悪魔女王よ!
透明なれるって前にも話したよ!」
ヒマリ「あ!
それで? 何をすれば!」
悪魔女王ユア「真剣な恋よ?」
ヒマリ「はぁ!?」
悪魔女王ユア「それじゃ!
頑張ってね!」
妹のリコは、悪魔に。
私は姉。恥ずかしい。
だから!
真剣な恋をしてやる!
ワカナ「あれ?
転生してきた
ヒマリちゃんだよね?」
クルミ「可愛い!」
ヒマリ「あぁ・・・!
はじめまして、」
クルミ「友達なろ?」
ヒマリ「うん!」
タイヨウ「あれ? 転生の?」
ヒマリ「はい。ヒマリです」
タイヨウ「よろしく!
俺は、タイヨウ!」
ヒマリ(・・・)
・*。・ 次の日 ・。*・
ヒマリ「はぁー、」
ワカナ「ねぇ!
ヒマリちゃん、
小悪魔?」
クルミ「小悪魔なの!?」
ヒマリ(バレてーる!)
クルミ「すごい!」
ヒマリ「え?」
ワカナ「いいなー!」
ヒマリ「な、なんで、
嫌がらないの?」
ワカナ「嫌がる訳ないやん!」
クルミ「昨日言ったでしょ?
友達だって!」
ヒマリ「ありがとう」
ワカナ「でもなんで、
人間の世界にいるの?」
ヒマリが2人に
状況を説明する。
ワカナ「なるほど・・・
悪魔になるためには
恋をしないとか、」
クルミ「なるほど・・・」
ヒマリ「だから、
私が小悪魔なの、
誰にも言わないで!」
ワカナ&クルミ「了解!」
タイヨウ「ハルハ!」
ハルハ「タイヨウ!」
タイヨウ「俺さ、
好きな人できたかも、」
ハルハ「え?」
タイヨウ「なんか可愛いし、
性格もいいの」
ハルハ「転生のヒマリちゃん、?」
タイヨウ「よく分かったね!」
ハルハ「へー、」
ハルハ(私の好きな人なのに。
聞いちゃった、
黙ってるわけにもいかないや!)
・*。・ 休み時間 ・。*・
タイヨウ「あ! ヒマリちゃん!」
ヒマリ「タイヨウさん、
どうしたんですか?」
タイヨウ「今日のさ、授業中に寝てさ!
テストどうなるか
分かんないんだよねー!」
ヒマリ「タイヨウさん、変なの!」
(ヒマリが笑う)
タイヨウ「照」
・*。・ 次の日 ・。*・
ハルハ「ねぇ、ヒマリちゃん、」
ヒマリ「?」
ハルハ「ヒマリちゃんって
小悪魔なんだね」
ヒマリ「な、なんで!
まさかワカナとクルミ・・・」
ハルハ「いーや!
こっそり聞いちゃった!」
ヒマリ「うっ・・・
ここで、力を出しても
タイヨウ君が・・・」
ヒマリ(な、なんで私、
タイヨウ君のことを?)
ハルハ「タイヨウは
私と付き合うの!」
ヒマリ「私、タイヨウ君と
なんかしましたか?」
ハルハ「はっ、この野郎!」
ハルハがヒマリに
手を出そうとする。
タイヨウ「やめろ!」
ハルハ「タイヨウ?」
タイヨウ「ヒマリになにしてんの?」
ヒマリ(照)
ハルハ「えっと・・・」
タイヨウ「もういい」
ワカナ「ハルハ最低」
クルミ「ハルハ・・・」
タイヨウ「ヒマリちゃん大丈夫?」
ヒマリ「うん」
・*。・ 次の日 ・。*・
ハルハ「昨日はごめん。
私、何してんだろ」
ヒマリ「大丈夫!」
ハルハ「本当にごめん!」
ヒマリ「じゃあ!
私達と友達になろ?」
ハルハ「え・・・?
いいの?」
ヒマリ「もちろん!
ハルハちゃん
本当はいい子だし!」
ワカナ「ヒマリは優しいね」
クルミ「小悪魔なのに・・・」
タイヨウ「ヒマリちゃん、
急にごめんなんだけど、」
ヒマリ「!」
タイヨウ「俺と、
付き合ってください!」
ヒマリ「いや、でも」
ヒマリがハルハを見る。
ハルハが笑顔でGOODする。
ヒマリ「はい!」
ワカナ「おめでとう!」
クルミ「ヒマリ・・・
恋したから!
悪魔になれる!」
ワカナ「クルミ!」
ハルハ「クルミ・・・!」
タイヨウ「え?」
ヒマリ「あっ」
クルミ「あ!!!
ごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい」
タイヨウ「ヒマリ・・・
小悪魔だったの? すげー!
だから可愛いかったんだ!」
ヒマリ「嫌じゃないの?」
タイヨウ「嫌じゃないよ!」
ヒマリ「でも、私、
達成しちゃったから
帰らないとならない・・・」
・*。・ 放課後 ・。*・
ワカナ「ヒマリー(泣)」
クルミ「ヒマリ(泣)」
ハルハ「ヒマリちゃん(泣)」
タイヨウ「ヒマリ(泣)」
ヒマリ「バイバイ」
・*。・ 次の日 ・。*・
悪魔女王ユア「ヒマリ!
おめでとう! 悪魔達成よ!」
リコ「すごいじゃん!」
ヒマリ「あ、ありがとうございます」
リコ「ヒマリらしくないな!」
・。・。・。・。・。・。・。・。
一方、その頃ニコラ学園では・・・
タイヨウ「俺達、ヒマリのいる
悪魔世界にいかない?
そして、悪魔になれば
ヒマリと話せる」
ワカナ「賛成!」
クルミ「いいですな!」
ハルハ「行く!」
悪魔女王ユア「ヒマリ!
新初悪魔ちゃんたちが来たわ!」
ヒマリ「へー」
タイヨウ「よっ!」
ワカナ「ヒマリ!」
クルミ「ヒマリ!」
ハルハ「やっほー!」
ヒマリ「みんな!」
悪魔女王ユア「みんな、
ヒマリと一緒にいたくて、
悪魔になりたいらしくて!」
タイヨウ「ヒマリは俺の彼女だから
毎日会わないと? だろ?」
ワカナ「私達の親友なんだから!」
悪魔女王ユア「とゆうことで、
4人はもう、悪魔よ!」
4人「いいんですか?」
悪魔女王ユア「そして、ヒマリ。
あなたは、思いやりが強い!
悪魔女王はヒマリよ!」
ヒマリ「え! いいんですか?」
リコ「お姉ちゃん、おめでとう!」
タイヨウ「すげー!」
ワカナ「ヒマリすごい!」
クルミ「ヒマリ最高!」
ハルハ「やったね!」
ヒマリ「みんなありがとう」
タイヨウ、ワカナ、
クルミ、ハルハ、
リコは悪魔として働き、
ヒマリは悪魔女王として
1位を取った。
*おしまい*
※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
国本 姫万里
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