sport festival love

CAST国本 姫万里国本 姫万里

作者:まいまい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.17

はじめまして、
私、国本ヒマリ!





ニコラ中学に通う、
2年生です。





もうすぐ、
ニコラ中学の体育祭!





ニコラ中学の体育祭は、
4つのブロックに
分かれていて・・・





赤ブロック、青ブロック、
黄色ブロック、緑ブロック!!





ちなみに私は、
赤ブロック。





親友のシャノンと
同じだったの!





ミサキ「なーに、
ニコニコしてんのっ?」





はっ!
この声は・・・!?





ヒマリ「ミサキ先輩!
いや、体育祭楽しみだな?
と、思いまして・・・
えへへっ」





ミサキ先輩は、同じ陸上部の
いっこ上の先輩で、
とにかくかっこいー。





意地悪だけど、面白くって
人気者の先輩。





陸上部は、男女混合の
部活なの!





ヒマリ「先輩速いから、
活躍出来ていいですね!」





ミサキ「いやー、どうかなぁー。
ヒマリちゃん、何ブロック?」





ヒマリ「赤ブロックです!」





ミサキ「まじかぁ~!!
俺、青ブロックなんだよなぁ~」





ヒマリ「えっ、じゃあ
違うブロックですね」





ミサキ「うん、
ヒマリちゃんいないと
速く走れないな~」





ドキッ・・・





そんな先輩の
意地悪なセリフに
ドキッとしてしまう私。





そう、私は、
先輩の事が好きなのだ。





入部した時から
ずっと・・・・・・





ヒマリ「私がいなくたって、
大丈夫ですよ!」





ミサキ「うーん・・・
頑張ってみるよ。
俺、今年は団長やるし
頑張んねーとな!」





ヒマリ「団長やるんですね!
頑張って下さい!」





あーあ。
先輩と違う
ブロックなのかぁ~。

















+・。・: 体育祭当日 ・°+・。・





パンっ、パンっ。





花火が鳴り響く校庭。





雲一つない青空。





今日は、
ニコラ中学の体育祭です!!





シャノン「今日は、頑張ろうね!」





ヒマリ「うん!
もっちろん優勝でしょ。」

















・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+





午前の競技が終わり、
お昼休みに。





途中経過は、
赤ブロック、210点
青ブロック、210点
黄色ブロック、180点
緑ブロック、170点。





ミサキ先輩がいる
青ブロックとの一騎打ち!?





でも、負けてられない!

















・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+





アナウンス「体育祭、
最後の競技になりました。
『ブロック対抗リレー』です。
リレー選手は、本部前に集まって下さい」





もうすぐリレーだ。





ちなみに私も
リレーの選手。





リレーは、各ブロックの
男子3人、女子3人、
合計6人で走る。





リレーの選手になる人に
学年は関係なくて、
速い人がなれるらしい。





って私、あんまり速く
ないはずなんだけど・・・





私は、5走。





私は、とぼとぼと
本部前へ向かう。





本部前では、
ブロックカラーのハチマキが
配布されるらしい。





すると、
ミサキ先輩がいた。





ミサキ「あっ、ヒマリちゃん!」





笑顔で言った。





ヒマリ「こんにちは!
先輩、何走ですか?」





ミサキ「アンカーだよ~汗」





ヒマリ「頑張って下さい!」





先生「ハチマキを配布する~!
集まれ~!!」





先生の声が、聞こえた。





ハチマキが配布された後、
私は同じブロックの人と
喋ったりした。





リョウ「俺、マジで速いから、
赤ブロックの人達安心してっ。」





とか、ふざけてる
赤ブロック団長もいたり笑





リラックスできた。





もうすぐで
リレーが始まる。





ハチマキ結ばなきゃ。





私は持っていたハチマキを
頭の上の方で巻いて
結ぼうとした。





でも不器用すぎて、
上手く結べない汗





サッ。





私の手に、誰かの手が
触れた。





後ろを振り向こうとしたら、
「止まって」と、言われた。





「俺が、結んであげる」
と、続けた。





この声は・・・
ミサキ先輩。





そう気づいた瞬間、
急にドキドキして、
顔が赤くなっていくのが
わかった。





ミサキ「はい、OK」





私は今度こそ
後ろを振り向く。





ヒマリ「ありがとうございま・・・
え??」





先輩は、何故か
赤色のハチマキを
持っていた。





ヒマリ「それ、
私のハチマキじゃ
ないんですか?」





ミサキ「そうだよ。
ヒマリちゃんに、俺のをつけた」





ヒマリ「何でですか・・・?」





問いかけた瞬間、
先輩が近づいてきて、





いつもとは違う
真剣な表情で。





ミサキ「交換したら、
お互い頑張れる」





と、耳元でささやいた。





あまりにも近すぎたから、
私は耳を押さえて
赤面になった。





いつもより
低い声のトーンが
くすぐったくて。





キュンとした。





・・・でも、
これじゃブロックカラーが
分からないんじゃ・・・





と言おうとしたけど、
もうミサキ先輩は
見当たらなかった。





そのまま、ずっと、
ボーーっとしちゃって。





気づけば、競技が
開始しそうな時間に。





「よーーーい、ドンっ!!」





1走目が、
スタートした。





我らが赤ブロックは
2番目で走っている。





そしてそのまま、
赤ブロックは順調に進み、
青ブロックとの接戦になった。





ついに、私の番。





前を見て、走る。





カーブを曲がる時、
青ブロックの人に
抜かされた。





でも私も、青ブロックの
ハチマキをつけている。





周りの観客から「えっ!?
なんで青が、2人!?」



という、驚きの声が
たくさん。





そんな声が聞こえて、
恥ずかしいような気持ちになり、
足の動きが速くなってきた。





『絶対抜かす!!』





そう、心に決めた。





そして私は、次のカーブで
青ブロックの人を抜かし、





1番目でアンカーの
リョウ先輩へ
バトンを渡した。





私がバトンを渡したすぐ後、
風をきるようにスタートした
ミサキ先輩。





今度のアンカーは、
赤ブロックのハチマキをつけた
2人が走っている。





でも、
そんなことを気にせず走る
ミサキ先輩。





「か、かっこいい・・・!!」





と、私は思わず呟いた。





ミサキ先輩が、
前を走っているリョウ先輩を
抜かしそう・・・!!





でもリョウ先輩も
速くて・・・





どっちに勝って欲しい!?





赤ブロック!?
ミサキ先輩!?





頭の中で
ぐるぐる回る。





もー、わかんない!!





ヒマリ「ミサキ先輩!!
抜かせます!!
ファイト~!!!!」





私は知らぬ間に、
ミサキ先輩を応援していた。





他のブロックの人に
不自然に思われたって
気にせずに・・・





私の声援が届いたのか、
ミサキ先輩はゴールギリギリで
リョウ先輩を抜かし、
1位でゴールした。





ミサキ先輩が
こっちへ来る。





ミサキ「声、届いたよ」





やった!





私の応援が
届いたんだ。





それだけで嬉しくて。





ヒマリ「いえいえ!
お疲れ様でした」





私は自然と
笑顔になった。

















・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+・。・:・°+





結果発表。





「優勝・・・・・・
青ブロック!!!!!!」





私たちのブロックは、
準優勝に終わった。





それでも、達成感を
感じることができた。





「青ブロック団長は、
前へ出てきてください」





ミサキ先輩が、
朝礼台の上へ乗り
マイクを持つ。





ミサキ「えー・・・
今日は、お疲れ様でした!
楽しかったっす!
どのブロックもキラキラしてて、
めっちゃ盛り上がってました!」





ミサキ先輩が、
優勝挨拶をする。





そしてこれからが、
優勝ブロック団長、恒例の
質問タイム。





「質問がある人は、
いますかー?」





「はいっ!」





たくさん手が
上がっている。





その中で指されたのは、
とある女子だった。





「リレーの時、
なんで赤ブロックのハチマキを
つけてたんですか?」





という質問。





かあぁぁぁぁ。
顔が熱くなる。





ミサキ「うーんと。
好きな子と交換したんです!」





えーーーー!?





じゃあ、
好きな子って・・・・・・





「好きな子は、誰ですかー?」





「今、告白してよー!」





と、歓声が飛ぶ。





ミサキ「じゃあ、いーよー!
告白するかっ」





えっ?





ちょっ、
待って待って!!!!





ミサキ「国本ヒマリさん。前へ」





シャノン「えっ? ヒマリ!?」





私は、とりあえず
立ち上がり、
朝礼台の方へ行く。





心臓がバクバクと
音を立てて、





今にも倒れそうな
くらいだ。





ミサキ「ヒマリちゃん、好きです。
付き合ってください!」





答えなんて、
決まってる。





私が・・・
1年以上も片想いを
続けてきたんだから。





ヒマリ「もちろん、
私で良ければ」







*happy end*

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

Like

この物語に投票する

国本 姫万里が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!