チョコと私と幼なじみと。

CAST阿部 ここは阿部 ここは

作者:なっと

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.14

やっほー!
私の名前は
阿部ここは!





オシャレな人が
通うことで有名な
ニコラ学園に通う
高校1年生!





実はわたしにはずっと
想いを寄せている
幼なじみがいるの・・・





彼の名前は南龍和。





たまに意地悪を
してくるけれど、
笑顔が素敵で
小さな頃から
大好きだった・・・





私は彼に
告白したこともある。





小学6年生の時だ。





「るわ!
わたし、るわのこと
だいすきなの!」





彼は笑いながら





「俺もここはのこと
大好きだよ!
だって大事な
幼なじみだからな!」





ちがう、
そうじゃない、、、





私は恋してるの、
あなたに、、、





もう1度気持ちを
伝えたいけれど





今度こそ
振られたら・・・??





勇気が
出ないままだ・・・













:・。。・:・°~・。・:・°~・。・:・°





「はぁ~っ」





ふと私が
ため息をつくと
親友であるななが
顔をあげた。





「ここは、
どうしたの?」





「どうしたのも
何も・・・、、
グラウンドみてよ・・・」





「なになに~??
・・・うわぁ~」





そう、グラウンドでは
ユニフォームを着て
サッカーをしている
龍和の周りに
たくさんの女の子が
集まってキャーキャー
言っている。





あいつも満更では
なさそうだ・・・





「もう~っ!
ぜったいるわは
私が告白したこと
忘れてるよっ!」





そう言っている龍和が
顔をふとあげた。





私たちの方を見ながら
笑顔で手を振っている。





「うわぁ~ん!
やっぱり
すきだよぉ~っ」





「よしよし~、
あっそうだっ!
そろそろ
バレンタインじゃん!
ねえここは、告白の
リベンジしようよ!」





「リベンジ・・・??
わかった!
頑張る!」













:・。。・:・°~・。・:・°~・。・:・°





早速ななを家に呼んで
チョコ作り!





「定番の
生チョコにしよっ!
メッセージカードも
はさんじゃおう♪」





「うわ、ここは
意外と上手!」





「意外とはなんだ!
なながへたっぴなのっ!」





笑い合っていると・・・





「おばさん、
こんにちは~って
お!? ここは、と
ななちゃん?
いたのか!
ってチョコ・・・??」





なんとるわが
家に来てしまった!





うわああああああ!!





「誰にあげるんだよ~」





ニヤニヤしながら
るわは聞いてくる。





あなたですとは
言えない・・・、、





「えーっと・・・
その・・・
あっ、れ、れんくんに
あげるの!」





「れん?」





「そう! 龍和には
義理チョコあげるから
楽しみにしててね!」













:・。。・:・°~・。・:・°~・。・:・°





俺の名前は南龍和。





俺は幼なじみの
ここはに
ずっと恋をしている・・・





小学6年生の時、
ここはから告白されて
すごく嬉しかった!





でも・・・
多分





友達として・・・
だよな・・・、、





そう思い、俺も
大事な幼なじみだから
大好きだと返した。





まちがったことは
言っていない。





ただ、さらに
恋もしているだけで・・・





その後も
気まずくならずに
仲良くしてきた。





でも、ある日突然
とある出来事が起きる。





そう、ここはが
チョコを
作っていたのだ・・・





おどろいた。





誰にあげるのか
ドキドキしながら聞くと
れんだという。





れんのことが
すきなのか・・・





俺の、恋は、
終わった。













:・。。・:・°~・。・:・°~・。・:・°





いよいよ
バレンタイン当日。





「絶対ここはなら
大丈夫!
頑張って!」





ななにそう言われて、
るわのもとに向かった。





そして
龍和を見つけた、





けれど、誰かが
何かを渡している・・・??





仲良さげに
話している女の子は・・・
わかなちゃん!?





1つ年下だけど
大人っぽくて
可愛い女の子だ。





やっぱりわたしには
告白なんて
無理だったんだ!





がまん出来なくなって
私は走り去った。





「え! ここは!?」





「ここは先輩!?」





後ろから龍和と
わかなちゃんの
呼ぶ声がするけど
私はふりむかない。





ううん、
ふりむけなかったの。













:・。。・:・°~・。・:・°~・。・:・°





私は自分の部屋で
泣いていた。





かなしくて
かなしくて
たまらなかった。





「ここは!? いるか!?
龍和だ!」





ドアの向こうで
声がする。





「るわ・・・?
だめじゃん、
わかなちゃん、
置いてっちゃ・・・」





「ちがう!
何を誤解してるか
わからないけど
俺はわかなの弟に
小さくなった
スポーツウェアを
渡してただけだ!」





「そうだったの・・・?
でも・・・」





「いいか!? よく聞け!
俺はな、ここはのことが
ずーっと好きなんだよ!」





「えっ・・・??
えっ? え?」





嘘・・・
私のことが・・・?





「じゃあなんで
前に告白した時、
あんな返し方したの!?」





「あの時さらっと
言ったから
友達としてだと
思ったんだよ!
もう、俺のこと、
嫌いになった・・・?」





そんなわけない!





そして私は
ドアを開けた。





「ここは!!
ってうぉっ」





そして急いでチョコを
キッチンから
持ってきて渡した。





「私も、ずっと、
好きだったの!!」





「ここは・・・
俺と、
付き合ってくれる・・・??」





「もちろんだよおおお」





そう言いながら
私たちは
抱きしめあった。













:・。。・:・°~・。・:・°~・。・:・°





その後、ななに
報告したら





「おめでとう!
見てても
イチャイチャが
隠せてないよww」





と言われた。





わかなちゃんにも
祝福された。





私たちには
誤解を防ぐために
思ったことは言う、
というルールが
新しく出来た。





これから
何をしようかな、
と思いながら
彼と笑いあった。











*END*

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