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図書館から始まった恋。

CAST国本 姫万里国本 姫万里

作者:ほなみ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.11.08

ここは、私の住む町に
唯一ある図書館。





私は、おさげヘアで
眼鏡でちょっぴり暗い
高1の国本ひまり。





昔っから本が大好きで
学校では、図書委員長を
務めています!





学校が終わると、
必ずここに来る。





そして、今日も
面白い本を探していた。





ひまり「・・・あの人って・・・」





眼鏡をかけ直して、見ると。





私が見かけたのは、
同じクラスの北島ミサキ。





カッコいいけど、
私はなんだか苦手・・・





なんで北島くんが
図書館なんかにいるの?





北島くんをジーっと見ていたら
目が合ってしまった。





ミサキ「国本・・・?
お前、学校じゃないところでも
本読んでんだなw」





ひまり「・・・本が好きなんです!」





笑われた。





私の大好きなことを
笑われた。





もう! なんなのよ!!





でも・・・





私が本読んでるの
見てくれてたの?

















・*。・ 次の日 ・。*・





ゆあ「ひまり! おはよー!」





ひまり「あっ、ゆあ! おはよう」





この子は、工藤ゆあちゃん。





私とは正反対なんだけど、
とっても気が合うの。





それに、北島君とも
普通に話せるみたい。





ひまり「ねぇ、ゆあ?」





ゆあ「な~に?」





ひまり「このクラスに
北島くんっているじゃん?」





ゆあ「うん」





ひまり「あの人って、どんな人?」





ゆあ「ひまり、どうした!?
ミサキのこと苦手だって
いってなかったっけ?」





ひまり「うん・・・
そうなんだけどさ、昨日ね、
図書館で北島君を見かけて。
本なんて読まなそうなのに・・・」





ゆあ「確かに! 意外だね」





う~ん・・・





もっと
分かんなくなってきたよ。

















*・*・・・*・・・*・*





昼休みは、私は
図書委員会の仕事があるんだ!





そしたら、北島君が来た。





ミサキ「よっ! ひまり!」





ひまり「どうも・・・」





ミサキ「お前のオススメの本、
なんかねぇーの?」





ひまり「えっ・・・えっと
この辺とか」





ミサキ「ふ~ん。じゃあこれ」





本読むんだ!





・・・っていうか
「ひまり」って言った!?





なんか、ドキッとした。

















+.. +.. +.. +.. +





ゆあ(ひまりが図書委員の
仕事をしている間に、
ミサキに聞きこみしよっ!)





ゆあ「みーさきー!」





ミサキ「っ、なんだよ!
お前、声デカい!!」





ゆあ「ははっ、ゴメンゴメンw」





ミサキ「で・・・何か用?」





ゆあ「あっそうそう。
ミサキ、本とか読むの?」





ミサキ「何? 急に?」





ゆあ「いや~、ひまりが
図書館でミサキを見かけたって
言ってたから」





ミサキ「お前、国本と仲いいよな?」





ゆあ「うん」





ミサキ「頼みごとがあるんだけど」





ゆあ「?」

















・*。・ 放課後 ・。*・





ゆあ「ひまり! ひまり!」





ひまり「なに?」





ゆあ「ひまりに一生のお願い!!
おさげと眼鏡やめてみない?」





ひまり「なんで?」





ゆあ「その方が
絶対にかわいいから!!」





ひまり「私なんて何しても
かわいくないから、いいよ」





これは、ミサキからの頼みごと。





ミサキ『国本のおさげと眼鏡
やめさせてくんない?』





ゆあ『なんで~?』





ミサキ『俺・・・国本のこと、
気になってて』





ゆあ『じゃあ図書館に行くのも
ひまりに会うため?』





ミサキ(赤面・・・)





ゆあ『オッケー!!
私にお任せあれ!!』





と、いうことだったのに・・・





ひまりのネガティブがぁぁぁ。





ひまり「じゃあね! ゆあ。
私、今日も図書館に行くから」





ゆあ「え~~、待ってよ!!」





ゆあ・・・
急にどうしたんだろう?





私は何をしても
暗いまんまなのに。





ひまり「はぁ~、
やっぱり図書館は
落ち着くなぁ」





?「隣、いい?」





ふと見上げた
視線の先にいたのは、北島君。





ひまり「なんでここに?」





ミサキ「いや~別に。
っで、いい?」





ひまり「えっ、あっ、はい。
どうぞ」





ミサキ「サンキュ」





ミサキ(本当は、ゆあに
教えてもらったんだけど)





ミサキ「おい、ひまり」





ひまり「はいっ」





ミサキ「こっち向いて?」





私はゆっくり
北島君の方を向く。





・・・!





北島君は私の眼鏡を
そっと外し、ゴムをほどいた。





ミサキ「うん。やっぱりひまりは
こっちの方がかわいいよ」





ひまり「えっ・・・?」





今、かわいいって言った?





私の胸は高鳴る。





ミサキ「俺・・・
楽しそうに本を読んでる国本に
一目惚れしてた。
でも、国本は俺のこと、苦手っぽいし
話しかけても敬語だし・・・」





正直、北島君のことは
苦手だった。





でも、今は
そんなことない。





と、いうか好き。





ひまり「私、かわいくなんてないよ」





ミサキ「かわいいよ。
・・・何回も言わすな//」





私は北島くんの
胸の中にいた。





ミサキ「俺とつきあって」





ひまり「私なんかでいいの?」





ミサキ「お前じゃなきゃ嫌だ」





ひまり「よろしくお願いします」





私たちは、手をつないで帰った。





ミサキ「ひまり、敬語やめろよ?」





ひまり「は~い」





図書館から始まった
私たちの恋が今、動き出す。







・*。・ END ・。*・

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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