愛してるなんて言っちゃだめ

CAST中山あやか

作者：みるくしゃーべっと

2024.01.22

こんにちは！
私は、高校１年生のあやか！

りょう「あやか～おはよ」

あやか「あ、りょうおはよ」

この人は、りょう。

私が憎んでも
憎みきれない存在。

なぜかというと、、、

・＊。・　幼稚園生時代　・。＊・

ゆら（あやかの母）
「今日からあやかも
幼稚園生ね」

あやか「すっごい楽しみ!!」

（あれ、家の近くに
見慣れない人がいる、、）

かいら（りょう母）
「あら、そこのお家の方ですか？
今日引っ越してきた黒澤です。
よろしく」

ゆら「そうなんですか。
よろしくね」

幼稚園生になって
初めて出会ったりょう。

当時はただの
ご近所さんだった。

・＊。・　小学生時代　・。＊・

小学校受験をしたわけでは
ないのだから
りょうと同じ学校なのは
当たり前。

りょうは、幼稚園時代に
仲良くしてくれて、
好きという自覚が
芽生えてきた頃。

なのに、、、

りょう「あやか～
一緒帰ろ！」

あやか「えっとごめん！
今日あきと帰るから」

（りょうとも
一緒に帰りたいけど
あきとも帰りたいし！）

りょう「は？　なんでだよ！
俺のほうが優先だろ？」

（え、、
そんなに冷たかったっけ）

りょうは私に選ぶ権利を
くれなかった。

中学校を決めるときも、、

りょう「俺、ニコ中だから
あやかもニコ中ね」

あやか「あきが新潮中だから
私もそっちがいい」

りょう「無理！
あやかは俺に従うの」

前までは好きだったのに、
王様みたいなりょうは嫌だ。

・＊。・　中学生時代　・。＊・

しかたなくニコ中に行き、
新しい友達を作った。

あやか「かほ！　今日遊べる??」

かほ「あやか！　いいよ～。
私、タピオカ飲みたいな～」

あやか「いいね！」

りょう「ねーねー
俺も行っていい？」

かほ「えっ？　なんで？」

りょう「あやかは
俺の子分みたいなものだし？」

あやか「ちょっと！
無理なものは、無理！」

りょう「あっそ」

ほんとにムカつく！

りょうがいなければ
人生楽しめたのに!!!

・＊。・　高校生時代　・。＊・

それ以降、りょうが
話しかけてこないから
安心してたら、

いつの間にか
受ける高校知られてて
結局同じ高校に行くハメに。

りょう「ねぇ、あやか」

あやか「なに？」

りょう「好き」

あやか「え？」

りょう「あやかの
近くにいたいと思ってたら
素直になれなかったんだ。
嫌な思いさせてごめん。
付き合って欲しい」

あやか「、、、」

ずっと好きだったけど、
もう好きなんて言えない。

感情の裏返し。

＊・ｅｎｄ・＊