わたしたちの、ラブストーリー

CAST中山 あやか中山 あやか

作者:ミルフィーユ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.10.07

アキ「アヤカ~、
いよいよだね!亅





アヤカ「ね~!
楽しみ~!亅





なにが
いよいよかって?





それはね・・・





その前に!





わたしは
中山あやか!





女子中学生向け
ファッション雑誌
『nicola』を愛読する
中学2年生だよ!





アキ「絶対ニコモになる!
で、めあここに会う!!亅





アヤカ「あはは、
アキってばまたぁ?亅





親友の近藤藍月は
ニコモの林芽亜里ちゃんと
阿部ここはちゃんが
大好きなんだよね。





でね、いよいよって
いうのは・・・





そう、
ニコラモデル
オーディション!!!





アキとわたしは
ニコモオーデに
応募したんだよ。





そして、今日が
合否の電話が
かかってくる日なんだ。





わたしは凛美ちゃんの
大ファンなの。





ニコモになって
リミちゃんと一緒に
ファッションページに
載るのが夢なんだ!





どうか合格しますように!













☆☆☆☆ 放課後 ☆☆☆☆





ん~、
お留守番ヒマ~。





リミ姉かお母さん、
帰ってこないかなぁ。





プルルプルルルルル





ハッ! 電話!?
もしかしてっ!!





アヤカ「はい、
もしもしっ!」





?「こちら、
ニコラ編集部です。
中山あやかさんのご自宅で
お間違いないでしょうか?」





アヤカ「はい、中山です!!」





ニコラ編集部「あやかさんは
第○回ニコラモデル
オーディションに
合格されました。
おめでとうございます!
初撮影は○月△日です。
これからよろしくお願いします」





プツッ





わたし・・・
ニコモになっちゃった!





ドッキリではなく!!





やばい、興奮が
抑えられない!





リミ姉に
なだめてもらおう!





プルルプルルルルル





アヤカ「リミ姉!
どうしよ、わたし
ニコモになっちゃった!」





リミ「・・・とうとう、
アヤカにも言う日が来たか」





アヤカ「?」





ん??
リミ姉
急にどした?





リミ「ニコラに
凛美ちゃんいるでしょ」





アヤカ「うん、かわいくて、
演技上手で、
わたしが大好きな
リミちゃんでしょ」





リミ「やめてよ、
そんなに言われると
テレるじゃん」





アヤカ「・・・・・・は?」





リミ「わたしが、
そのニコラのモデルの
凛美なの」





アヤカ「・・・・・・えぇ!?
ナニソレ!?」





リミ「ほんとだよ」





アヤカ「でも、ニコラの
リミちゃんは凛美だよ。
リミ姉は梨海じゃん!」





リミ「あれは芸名!
とにかく、
これからよろしく、
ニコモとして」





アヤカ「は、はい・・・・・・?」





一体、何が
起こってるの・・・?





頭にハテナばっかり
うかんでる。





まず明日1番に
アキに報告だな・・・













☆☆☆☆☆ 学校にて ☆☆☆☆☆





アキ「えぇ!?
梨海ちゃんがぁ!?
あの!?
リミちゃん!?」





アヤカ「ちょ、ちょっとアキ、
静かに!
ボリュームダウン!」





(アヤカが
アキの口をふさぐ)





アキ「う! うぐぐ!
はまへ(はなせ)~!」





アヤカ「とにかく、撮影、
どうなるかわからないから
協力お願いね!」





アキ「ふがふが。オッケー」





?「朝から楽しそうに
何やってんの?」





アキ「あ、コウショウ!!」





この人は
クラスメートの
戸部光翔。





いわゆる爽やか系男子で
先輩からも後輩からも、
もちろん同級生からも
モテまくっている。





それで・・・
わたしも・・・





コウショウが好き、
なんだよね。





実は、小学生のころの
とある出来事が
きっかけなんだけど・・・













~。。 ~・ 4年前 ・~。。 ~





不良A「おいお前、
さっさと金出せよ」





アヤカ「む、無理です」





不良B「ああん?
今なんつった?」





1人でコンビニにきたら
不良にからまれた。





少しはなれた公園内の
木の陰でおどされる。





アヤカ「そんな、
お金出すとか無理です!」





不良C「じゃあ、
こうなってもらおうか!」





(不良がアヤカを突き飛ばす)





アヤカ「きゃあっっっ!!
や、やめて!!」





不良A「ならさっさと金出せ!」





?「おい、やめろ!」





不良B「なんだよお前!」





アヤカ「こ、コウショウ!」





コウショウ「アヤカ、
この人たち知り合い?」





アヤカ「違うの、
金出せっておどされて・・・!」





コウショウ「あの~、みなさん、
俺の妹いじめないでもらえます?
警察に被害届出すことも
できるんですよ」





不良C「チッ!!
おまえら行くぞ!」





不良A、B「へい!!」





ダダッ





コウショウ「アヤカ、平気?」





アヤカ「う、うん。
それより、妹とか
ウソついていいの?」





コウショウ「もうあんなヤツらとは
関わんねーだろ?
それより、ホントに
被害届出しとく?」





アヤカ「ううん。
コウショウ、
助けてくれてありがとう」





コウショウ「アヤカも不良には
気ぃつけろよ」













~。。 ~・・・~。。 ~





コウショウ「で、
お前らは何ぎゃーぎゃー
騒いでんの?」





アキ「な、なんでもないよ、
ねぇ、アヤカ?」





アヤカ「う、うん。
ねぇ、アキ?」





コウショウ「アヤカ、
お前バレバレ。
アヤカウソつくとき
絶対耳元の髪
触ってんだよな~~」





アキ「どうでもいいでしょ!
アヤカいこっ!」





アヤカ「オッケー」













~~~。。・ 秘密の場所 ・。。~~~





アキ「んもう、
コウショウしつこい!
女子が密談してても
ほっとけっつーの!」





アキも、一応、わたしが
コウショウを好きなの、
知ってるんだけど・・・





アキ「あっ、アヤカごめん!!
ついムカついて・・・
アヤカの恋は
応援してるから!」





アキはコウショウのこと
悪く言っても
すぐ謝ってくれる。





友達思いのアキは
大好き!





一緒にニコモも
できるだなんて
ホントにうれしい!





アキは、わたしの
1番の親友なんだ。





そうそう、
秘密の場所っていうのは、
屋上へ続く階段の
踊り場のこと。





アキとよく
恋バナをしてるんだ。





アキはクラスメートの
河島英人くんに
片思いしている。





ちなみに、コウショウと
エイトくんは
親友なんだよね。





エイトくんも
コウショウも人気者。





アキもわたしも
ときどきなげいちゃうけど、
いつも2人で
励ましあってるんだ。





アヤカ「いいよ、全然!
それより明後日は
ニコモ初撮影だよ!
がんばろうね!」





アキ「うん!
がんばろ!」













~~~~・ 初撮影当日 ・~~~~





アキ「アヤカ~、
緊張しかないよ~~」





アヤカ「わたしも~!
とりあえずがんばろ!」





「新モたちみんな
そろったかな?
今から自己紹介して
もらうからね!
まずはアキから!」





アキ「近藤藍月です!
ポージング上手な
ニコモになれるように
頑張ります!」





「次はアヤカね!」





は~、緊張する!!





でもこの自己紹介で
わたしの印象が
決まるんだよね!





頑張らなきゃ!





アヤカ「中山あやかです!
ニコモのリミちゃんのような
演技派モデルを目指します!
よろしくお願いします!」





は~、よかった、
ちゃんと言えた・・・





ホッとしたのも
つかの間。





「次はメンモのみんな、
お願いします!」





?「新メンモになりました、
戸部光翔です!」





ん?? コウショウ?





アキ、アヤカ、コウショウ「なんでコウショウが、
なんでアキとアヤカが、
ここにいるの!?」





え~、コウショウ、
新メンモなの!?





ナニソレ、
聞いてないよ!





アキ「いや
ニコモだからしか
理由ないって!」





コウショウ「俺も新メンモだからだよ!」





「アキちゃん、
アヤカちゃん、
コウショウくんは同じ学校、
同じクラスだったね」





アキ、アヤカ、コウショウ「はぁ、
そうですけど」





「仲良し同クラメンバーとして
ニコラを盛り上げてくれよ!」





アキ、アヤカ、コウショウ「は、はぁ・・・」





え~、
一体どゆこと~~??





「じゃあ、
撮影始めるよ!
今から配る紙通りに
動いてくれ!」





なんでコウショウが
いるの!?





どういうこと!?





これじゃあ、
ドキドキして撮影に
集中できないよ~。





アキ(小声)「どうせなら
エイトくんに来て
ほしかったな・・・」





アキ、心の声が
だだ漏れだよ・・・





まぁ、アキがそう思う
気持ちもわかるけど。





わたしもコウショウに
気をとられてないで、
新ニコモとして
ちゃんと集中しなきゃ!





さぁ、わたしの担当は
なんだろう?





『ニコ学出演
林芽亜里
阿部ここは
足川結珠
高橋快空
凛美
近藤藍月
中山あやか
内田蓮
戸部光翔』





ん!





え!





わたし、ニコ学に出るの!?
うそ!?





わたしなんかに務まるの!?





アヤカ「アキ、やばい!
わたしらニコ学メンバーだよ!」





アキ「うちなんかに
務まるのかな~~?」





トンッ





後ろからやさしく
肩をたたかれた。





?「初めての撮影で
ニコ学いきなりは
不安だよね」





?「私たちもいるし、
一緒にがんばろ!」





アキが後ろを
振り向くと。





アキ「あ!
メアリちゃん!?
ココハちゃん!?
なんでめあここがここに!?」





なんと後ろに本物の
めあここがいた!





メアリ「そりゃあ、
わたしたちニコモだし、
今回のニコ学出るしね」





ココハ「2人とも
緊張してそうだし、
あいさつついでに
励ましに来たってわけ!」





メアリ「2人とも
リラックスして!」





ココハ「いい演技しようね!」





アキ、アヤカ「はい、
ありがとうございます!!」





なんかメアリちゃんと
ココハちゃんのおかげで
元気出てきた!





「じゃあ、今から
配役言うよ~。
今回はめあここがアキの、
ユズ&カイラが
アヤカの親友役、
アキがレンに、
アヤカがコウショウに、
片思いの女の子役ね。
リミは先生。
今回は新モ歓迎企画で
アキとアヤカ中心でいくよ。
みんないいね?」





みんな「は~い」





アキ「もうこんだけ
期待されてたら
ムリなんていえないね。
お互いがんばろ!」





アヤカ「うん!」













・*。・ 撮影現場の学校 ・。*・





アキに
ああはいったものの・・・





コウショウに片思いしてる
女の子の役だなんて
聞いてない!





撮影に集中なんて
とてもできない・・・





?「何へこたれてんの!
アヤカは期待されてるん
だからね!」





すれ違いざまに
耳打ちされて
びっくりして振り向くと
リミ姉だった。





ニコラの撮影現場で
リミ姉に
話しかけられるなんて、
なんか変な感じ!





でもなんか
頭シャキッとした!





がんばろ!





「まずは教室シーンからね!
アキはめあここ、
アヤカはユズ&カイラと
くっついてしゃべってる感じで!!」





みんな「はい!!」





パシャ





「みんないいね!
次、ユズ&カイラと
アヤカアップね!」





パシャ





写真がたくさん
どんどん撮られていく。





そのことが楽しくて
たまらない。





「みんな、
現場移動して!」





みんな「はい!!」













・~~~ 撮影現場のアスレチック ~~~・





「まずアキレンシーンから
撮るから!
撮影まだの人はロケバスで
待機してていいからね」





みんな「はい!」





わたしも出番まで
ロケバスにいとこ。













~~~。・ アヤカの出番 ・。~~~





「2人で遊んでて、
アヤカがレンのとこに
行こうとして」





(セリフ)
アヤカ「わたしレンのとこ
行ってくるね」





「あとは告白シーン。
コウショウが
ぽくやってくれたら
セリフは自由ね」





あ~、いよいよだ。





やばい、
心臓のバクバクが
収まらない!!





集中しなきゃ!





(セリフ)コウショウ「アヤカ
待てよ」





(セリフ)アヤカ「ん?
なにコウショウ?」





コウショウ「オレ以外の男のとこに
行くな」





(セリフ)アヤカ「え・・・」





コウショウ「オレは、
アヤカのことが好きだ。
3年の頃からずっと。
もしアヤカがオレと
同じ思いだったら、
オレと付き合ってください」





ここで、はい!
って言えば
ENDだよね!





(セリフ)アヤカ「はい!」





コウショウ「ちがう。
オレは本当に
アヤカのことが好きなんだ。
ニコ学は関係ない。
それでもアヤカが
俺を好きでいてくれるなら・・・」





アヤカ「わたしも、
コウショウのことが
大好き・・・!」





コウショウ「俺と」





アヤカ「わたしと」





コウショウ、アヤカ「付き合って下さい!」





アヤカ、コウショウ「はい!」





え!
わたし、コウショウの
彼女になっちゃった!?





「いや~、
若者はいいね~、
青春だね~」





コウショウ、アヤカ(赤面)





「まぁ、コウショウの頼みは
聞かなきゃだよな~」





ん?
なんかこのカメラさんの口調
親しげじゃない?





アヤカ「カメラマンさんと
コウショウって
なんか関係あるんですか?」





「いや~、
うちのエイトが
お世話になってます、
エイトの父です~」





コウショウ「アヤカに
告白するために・・・
その・・・協力してもらった」





「セリフは自由って
言うだけだから、
そんなの秒だよ~。
というか、
アヤカちゃんの天然度が
ある意味告白を
成功させたともいえるね」





アヤカ「わたしの天然度?」





ナニソレ!?
そんなの言われたことないよ!





「アヤカちゃん、
ニコ学のセリフは
編集で書き加えられるんだよ、
ホントはここで
言ったりしないよ~」





アヤカ「あぁ~~、
そういえば~!!!」





恥ずかしすぎる!!





恥!





「まぁ、コウショウは
アヤカのそういうとこも
ふくめて好きなんだよね。
ね! コウショウ」





コウショウ「もちろん・・・
ってそんな恥ずかしいこと、
しれっと言わせんな
恥ずかしい!」





コウショウの顔が赤い。





「まぁ、キミたちはキミたちで
青春してくれよ。
アキのラストシーン撮るから」





カメラマンさん、
もといエイトくんの
お父さんが去ったあと、
コウショウが真剣な表情で
わたしのほうへ向き直っていた。





コウショウ「アヤカ。
オレ本気でアヤカが好きだ」





アヤカ「わたしもだよ。
コウショウ。大好き」





わたしはコウショウに
抱きついた。





コウショウと
アヤカの瞳には、
喜びの涙が光っていた。







~☆☆☆END☆☆☆~

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