薄明かりの中 ─ふたりっきり─
作者:ふりふりちゃん
ミーンミーン・・・
灼熱の太陽が、あたしたちを
ジリジリと襲う。
季節は、夏。
あたしが一番好きな季節。
*...・・・*...・・・*
りりか「あ゛ーっ!
毎日あっつぅー!!!」
くるみ「りりか、それ言うの
本日5回目・・・
たしかに暑いけども!!!!」
りりか「あーっ
カップルがいるぅー、
いいないいな、
彼氏ほしいんだよね~」
くるみ「はいはい、
早く涼しい部屋に
避難しましょうね」
*...・・・*...・・・*
りりか「あ~、涼しい~」
くるみの部屋ってかわいくて、
広くって、涼しくって、
ほんと、落ち着く。
くるみ「そういえばさ~」
りりか「・・・うん?」
くるみ「もーそろそろ、
お泊りの時期だよね~」
りりか「あ」
親同士も仲がいい
ハルト、タクヤ、りりか、くるみで
毎年お泊まりするのが恒例なんだあ。
お泊まりの間、親同士も
どっか行っちゃう(笑)から、
子どもだけで色々やりたい放題なんだ~。
くるみ「去年は、うちでやったから~・・・
今年は・・・」
りりか「あ、うちだ」
くるみ「やったね!
りりかんち、好きだし~」
りりか「ハルトがうちにくるんだ!
部屋かわいくしなきゃあ」
────あたしは、ハルトが好き・・・
大好きなの。
*...・・・*...・・・
ハルト「お邪魔します~」
タクヤ「します~」
くるみ「お邪魔します~」
りりか「どうぞどうぞ」
母「じゃー、
はしゃぎ過ぎないでねっ!
いってきまあ~す」
────毎年恒例、お泊まり会開始!
*...・・・*...・・・*
お泊まりは2日間・・・
絶対に告る!!!!!
くるみ「晩ご飯は、闇鍋で~す」
りりか「ちょww 今夏だしww」
ハルト「何が入ってるんだ~??」
この後、闇鍋により、
4人全員具合が悪くなった・・・
(一体何を入れたんだ??)
・*。・ 夜中 3時ごろ ・。*・
ふう・・・
ハルトになんて告ろうか考えてたら、
寝れなくなっちゃった・・・
ホットミルクでも飲もうと
1階におりると・・・
薄く明かりがついていた。
りりか「あっ・・・ハルト?」
ハルト「あ・・・りりか。
わりい、起こしちまったか?」
りりか「いゃ、ただ寝れなくて・・・」
ハルト「うん、俺も」
りりか「ホットミルク作ってあげる!」
・・・・・・・・・・・・
りりか「はい、どうぞ」
ハルト「さんきゅ」
ハルトの向かい側に座る。
・・・・・・・・・無言。
はあ・・・
こんなんで告れるかなあ・・・
りりか「ふう・・・」
ハルト「・・・なにか」
ハルト「悩んでるの・・・?」
りりか「ん・・・・・・??」
突然聞かれて、少し驚く。
なんでわかったのかな・・・?
ハルトをちらっと見る。
静かに、でも真剣に、
あたしを見つめていた。
りりか「えっ・・・と、その・・・」
薄明かりのせいか、
ハルトが大人っぽく見えて
少し照れる。
ヤバィ、どうしよう・・・
あたし、今どうしようもなく
ハルトが好きだ────・・・
りりか「あ、あの・・・ぉ・・・」
ハルト「ん?」
その顔、ダメだよ・・・反則。
気もちが、
止まんなくなっちゃうじゃん───・・・
りりか「・・・っ。ね、寝るっ・・・ね」
ガタン。
明らかに不自然なのは
わかってる。
だけど、これ以上は・・・
もう・・・!!
パシッ
ハルト「ダメ」
ハルトが腕をつかむ。
やさしく、でも強く・・・
ハルト「なんか、言おうとしてたじゃん、
それはなんなの?
言って。てか、言いなさい。
寝させないよ?」
キュゥゥーン
ダメ、ほんと
かっこよすぎるって───・・・
りりか「でも、もう夜中の・・・
うわ、3時だよ?」
ハルト「起きててやるょ。
てか、お前が気になって寝れねー」
りりか「わ・・・かったから・・・
は、離して・・・・・・」
ぐいっ
ハルトの顔が
一気に目の前に来た。
ドキンッ
ハルト「ん?
よく聞こえないなあ。
近くで話して」
む、むりっ・・・
この状況、では、話せるわけ・・・
ハルトが、座ったまま
あたしの腕をつかんで
自分に引き寄せてる。
ハルト「言ってごらん?」
ダ、ダメだってばあ・・・!!
りりか「やだっ・・・
は、離して・・・・・・」
ポロポロ泣き始める始末。
もぉやだ、恥ずかしすぎる・・・
ハルト「泣くなょ・・・」
りりか「ハルト・・・・・・」
ハルト「ん?」
りりか「・・・す・・・・き・・」
ハルト「・・・だれが? だれを?」
恥ずかしいよっ・・・・・・
もうほんと、やだ・・・
りりか「ハルト・・・・・・
好き・・・
りりかが・・・・・・
ハルトのこと・・・好きなの・・・」
もうぐちゃぐちゃ・・・
ぐいっ
りりか「きゃっ」
ハルト「お・れ・も」
゜+。FIN。+゜
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
梨里花

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