気づかなかった恋

CAST梨里花

作者：モンキー

2025.02.25

やばっ！
遅刻だー。

「いってきまーす！」

申し遅れました！
私は、リリカ。

私はモデルをやっていて
ニコラ学園というところに
通っています。

そして私には
好きな人がいるんだ・・・

「リリカおはよー！
って、もう遅刻だよ」

いまの人が、私の好きな人。
今井ハルトっていうの。

まぁなんだかんだで
がんばってます！

リリカ「やばい、遅刻しちゃうよ」

ハルト「しょーがねーなー、
のせてやるよ」

そういっていっつも
自転車の後ろにのせてくれるの。

毎日がドキドキ・・・・・・

「おはよー！」

この子は私の大親友、クルミ!!
かわいいんだ！

噂ではハルトは
クルミのことが好きって・・・・・・

はぁーぁー。

ハルト「なぁーなぁって。
なに妄想してるの？　リリカ」

ハルト「あのさ、
もしだよ、もしだけど
俺に好きな人がいたら
応援してくれる？」

ハルト、
好きな人がいたんだ・・・・・・

リリカ「お、応援するよ・・・・・・・・・・・・」

ハルト「じゃあいうけど
俺、クルミがすきなんだ・・・・・・」

リリカ「やっぱり・・・・・・」

ハルト「やっぱりって？」

リリカ「ううん。
なんでもないよ・・・・・・」

ハルト「??
だからクルミに今日
告白しようと思って・・・・・・」

リリカ「がんばって・・・・・・
じゃあね！」

ハルト「おっ、おい！　まてよ!!」

＊。・　放課後　・。＊

ハルト「クルミ、ちょっといいか？」

クルミ「うん・・・・・・」

ハルト「俺、クルミが好きだ！」

クルミ「はい！　私も」

＊。・　夜　・。＊

リリカ「クルミからメールだ」

―――――――――――――――――
――――
実は私、ハルトが好きだったの。
それでハルトに今日告白されたから
つきあえたの！
――――
―――――――――――――――――

リリカ「え？　・・・・・・」

私、最低だ・・・・・・

ちゃんと告白して
きっぱりふられよう！

＊。・　朝　・。＊

リリカ「いってきまーす！」

「また遅刻しちゃうよ」

ハルト「のってけ！」

リリカ「でも・・・・・・クルミが」

ハルト「友達としてでもいいから・・・・・・
のって！
リリカが遅刻しちゃうじゃん！」

リリカ「わ、私１人でいける！」

ハルト「おい、まてよ！」

＊。・　学校　・。＊

クルミ「ハルト、ちょっといい？」

ハルト「どした？」

クルミ「ハルトは、クルミじゃなくて
ほかに本当の好きな人がいるでしょ？」

ハルト「え？」

クルミ「その人のところにいきな。
待ってると思うよ・・・・・・」

ハルト「ありがとう。
俺、目が覚めたみたい・・・・・・
クルミ本当にごめん」

クルミ「はやくいきな！」

ハルト「リリカ!!　リリカ!!」

リリカ「どうしたの？」

ハルト「クルミに言われたんだ・・・・・・
クルミじゃなくて
ほかに好きな人がいるでしょ？　って。
それで気づいたんだ。
俺、リリカが好きなんだ。
クルミとつきあって・・・・・・
俺はリリカがいない朝とか
つまんなくて・・・・・・」

リリカ「え？」

ハルト「だーかーら、
俺はリリカが好き。
俺とつきあってくれませんか？」

リリカ「はい！」

ハルトが大好きです！

＊ＥＮＤ＊