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恋とイルミネーション

CAST梨里花梨里花

作者:あーちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.12.14

ああ、もう
楽しみ過ぎるよ。





あたしは、りりか。





小学生の頃、転んで泣いていたとき
助けてくれた、マイプリンス
八神リョウスケ君に
一途な恋をしてしまったのです。





そのリョウスケ君たちから
クリスマスパーティーのお誘いを
うけるなんて、夢みたい。





そんなウキウキのはずの時期に、
あのコはやって来た。





親友の稲垣くるみと
リョウスケ君のバスケの試合を
見に行った時のこと。





「あれ、あんな子いたっけ・・・」





くるみの見ている方には、
美少女が!





美少女は、あたしたちに気づくと
にこにこ笑って駆け寄って来た。





「こんにちは。
私は、十文字ひなの。
バスケ部のマネージャーとして
転入してきた3年生です。
同学年としてよろしくね」





愛らしい声に、美人としか
言いようがない美顔。





すらっとしてて
モデルのような体型。





このコはモテモテだった。





バスケ部員はみんな
ひなのちゃんのことをチラチラ見て、
いいところを見せようとがんばってる。





ズキッ。





一瞬、時が止まったかと思った。





リョウスケ君が・・・
リョウスケ君が・・・





試合中にひなのちゃんのことを
チラチラ見ているなんて。





「ごめん・・・帰る!」





「え、りりか? まってよ!」





くるみのとまどった声が聞こえたけど、
あたしは振り向かなかった。















*。・ くるみ ・。*





プルルルルル・・・





だめだ、出ない。





りりかは十文字さんが現れてから、
少し変だ。





そういえば、ひなのちゃんは
リョウスケ君が好きなんだよね。





もしかすると、りりかって・・・















*。・ りりか ・。*





はああ・・・ゆううつ・・・





もう、あきらめるしかないのかな・・・





ぼうっとして歩いてたら、ドンッ。





「ご、ごめん。
って、あれリョウスケ君!?」





「りりか、
言いたいことがあって・・・
ちょっと、いいかな?」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





「あのさ・・・
さみしい思いさせてごめん!」





「えっ」





「ずっとすきだったんだ。
でも、照れくさくって。
あの時、りりか見てたら
目が合いそうで
とっさに逸らしちゃっただけで」





ほ、ほんとに・・・





「クリスマスパーティ、
ふたりでやろうね」





「リョウスケ君・・・
あたし、
リョウスケ君が大好きだよ」







イルミネーションが、
あたしたちを照らしだした。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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