クリスマスの奇跡

CAST梨里花梨里花

作者:まい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.12.12

こんにちは。リリカです。
もうすぐでクリスマス。





クリスマスってさ、
リア充は楽しいだろうけど
非リア充にとっては
苦でしかないよね!





ほら!





親友のクルミもそのまも
彼氏の話で持ちきりだし!!





「そ~いえばウチ、
クリスマスイブに彼氏と
イルミネーション見に行くんだ!」





「ウチも!
彼氏とクリスマスディズニー
行ってくる!!!」





げ! ふたりとも
クリスマスあいてないのー?!





「ところでリリカは?
予定ないの?」





え。彼氏いないし。
予定なんて。





「ないよー笑
ウチは非リアなんで笑笑」





「あっ、そっかー爆笑
てか、クリスマスまでに
彼氏つくれ笑笑」





いやいや笑
そんなカンタンに作れませんw





私だって彼氏ほしいよ。





「おっとー。りりかサーン。
君だけ彼氏いないんですかー?
かわいそうにー!
非リアはつらいねー笑」





うわ! リョウスケだ!





なんかよくわからないけど
今年おなじクラスになって
仲よくなった男子。





席がえでずっと
となりの席になってんの!





超いらつくー!





「うるさい!
リョウスケには、関係ないでしょー?!
しっしっ! あっちいけ!」





「ひゃーこわい!
リリカがおこった!」





なんだ? アイツ!





でも。
気にならないわけじゃない。





あーやって
からかってくるけど、
本当はいいヤツ。





って、なに考えてんの?!
わたし!





「ねーねー、リリカ!
リョウスケはどうなのー?
お似合いじゃん!
いつも2人でいるし!」





「そーだよ!
リョウスケもリリカに
気があるって!」





はー?





「ないない! あんな奴!
友達以下だよww」





パチッ





あ。
リョウスケと目が合った。





やっぱない!
ときめかない!















*。・ 昼休み ・。*





「そのま! クルミ!
手を洗いに行こ!」





「うん!」





やっと昼ごはんが
食べられるー!





ドンッ





「いったぁ泣 ちょっと!
どこ見て歩いてんのよ!」





「いってーなー!
って、あー!」





「リョウスケ?!」





「リリカ?!」





ヤバイ。足くじいた。
立てないしっ!





そのまもクルミも
手を洗ってるし。





どーしよ。





「ゴメン。立てる?」





え?
あのリョウスケがやさしい。





「たっ、立てないよ!
足くじいた!」





「マジ? しゃーねー。
ほら」





え? なに?





「ほら!
立てないんだろ?
保健室いくぞ」





肩かしてくれるの?





「あっ、ありがと」





たまにはいいとこ
あるんだよね。















+..+..+..+..+





保健室の先生いないのー?!





マジかよ!





「マジか。俺でよければ
手あてしてやろうか?
俺、くじいたとき、
自分で手あてしたし!
やろっか?」





ええー!





男子に足さわられるのは
気がのらないなー。





でも、足いたいし。





「じゃあ、
おねがいしよっかなー」





「おっけー。そこすわって」





(シップ貼った)





「はい、終了!」





「さんきゅ」





やっぱいいヤツなんだな。















*。・ クリスマスイブ当日 ・。*





はー。クルミもそのまも
彼氏とデートかー。





つまんないの。





「ちょっとー、リリカー。
駅前のケーキ屋さんで
クリスマスケーキ買ってきて」





「えー? おかあさーん泣
そと寒いよー泣」





「大丈夫!
今年は雪降らないらしいから!
お母さんは夕食つくって
待ってるからね!」





うー泣





「行って来ます~」





あー寒い泣





ケーキ屋さんに着いたけど
どんなケーキがいいのか
わかんないよー。





カランカラン





「いらっしゃいませー」





誰か来たのかな?
ん? あれってリョウスケ?!





「あっ。リリカじゃん!
おまえもケーキ買いにきたの?」





「うん。リョウスケも
買いにきたんだ」





「そ~なんだよー笑
めんどいよな笑
こんな寒いのにな笑」





「だよね?笑笑
ねぇ、ケーキって
どんなケーキがいいのかな??」





「ん~。俺のイメージでは
この丸太のケーキなんだけどな!」





「あー! これね!
いいじゃん!
ウチこれにする!」





「マジ? じゃあ俺も
これにしよ!」





フフフッ
ケーキ買いにきてよかった!





リョウスケと久しぶりに
話せたし!





楽しかった!





やっぱりウチ、リョウスケのこと
好きなのかな?





今度こそは自分の気もちに
すなおになろう。





「そーいや、近くにでっかい
クリスマスツリーあったよな?
少し見にいかねー?」





「うん」





好きな人と
クリスマスツリーを見るのが
夢だったんだ。





「そーいやさ、前りりか、
俺とぶつかって足くじいたじゃん。
今、だいじょうぶなの?
あのときごめんな」





わ!
またあやまってくれんの?!





「いやいや笑
もうすっかり治ったよ!笑
ありがとう!」





「そっか笑」





「あっ、クリスマスツリー!」





「うっわ!
めっちゃでけー!
そして、めっちゃキレー!」





「だねー!」





・・・・・・





話つづかねー笑





そうだ。





「リョウスケってさ。
好きな人いんの?」





聞いちゃった!





「うん。いるよ」





「そっか」





「リリカは?」





「え?! あっ、いるよ」





「そっか。
俺の好きな人は、リリカだよ」





・・・





は?!





「えっ? 今なんて・・・」





ぎゅっ





「だから、
俺はお前が好きなんだよ。
ずっと前から!」





「え・・・」





「はい。次はおまえの番!」





「ウチの好きな人は・・・
リョウスケだよ」





言っちゃった!





「マジ? じゃあ、俺ら・・・」





「カップル成立!」





「マジかよ! わー!」





「わー!」





ヒラヒラヒラヒラ





「あっ、雪だ」





「今年は
雪ふらないんじゃなかったの?!
わー!」





「わー!」





「「あはははは!」」





雪は私たちを祝福するように
軽やかにふりつづけました。





これは私たちの
愛の力だったのかも
しれませんね。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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