詐欺師は誰? ~選択の時~

CAST池 未来実池 未来実

作者:アヤ(・∀・)

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.11

私の名前は池クルミ。
仲良し男女グループで
寄り道していて・・・





そこから
記憶が曖昧だ。





目が覚めたら、
私達は異世界に
連れてこられていた。





連れてこられたのは、
野崎ナナ、田中ミナミ、
高橋カイラ、
戸部コウショウ、野口ヨシト、
そして、私の6人。





帰るためには、
『ゲーム』に
勝たないといけない。





そのゲームとは・・・





『騙し合い』





今、私達はロケットの中に
いるんだけど、





このロケット、
どうも調子が悪い。





それを全員で直そう!
って言うことなんだけど、
その中に、インポスター(詐欺師)が
混じっている。





詐欺師は、ロケットの
修理の邪魔をしながら、
乗組員を脱落させていく。





乗組員を残り1人にするか、
0にしたら勝ち。





もちろん、
乗組員側も
黙ってはいない。





詐欺師を含む1人1回まで
『集合ボタン』が押せるので、
そこで乗組員の中から
インポスターを見つけ出し、吊る。





それか、修理を完了する。





それが乗組員の勝利条件。





以上がゲームの説明だ。





となると、
クラスメイトを吊らないと
いけないのか・・・





機械音声『ソレデハゲームを始メマス。
カードヲ配リマスノデ、
自分ノ仕事ヲ確認シテクダサイ。』





渡されたカードをめくる。





・・・っ。





私は詐欺師だ。





涙が出そうになった。





私が勝つためには、
残りの5人を
犠牲にしないといけない。





なんで・・・













―*―*―*―*―*―*―*―





ヨシト「よし、それじゃあ
修理に取り掛かるか。
皆、自分の担当場所よろしく」





ナナ「クルミ・・・
私、怖いよ。
どうすれば・・・」





クルミ「うん。
なるべく早く
詐欺師を吊って、
帰ろ・・・・・・」





ごめんね、ナナ。





よし。
私は、作業している
フリしながら
乗組員を脱落させていかないと
いけないのよね。





コウショウも・・・・・・か。





私はコウショウが
好きだった。





だから、
どうしても
脱落させたくなかった。





けれど、
帰るため。





頑張らなきゃ
駄目なんだ・・・・・・!!





そうして電気室で
作業(偽)をやっていると、
同じ部屋に
カイラがやってきた。





カイラ「あ。
クルミちゃん」





周りには誰も居ない。





・・・チャンスだ。





カイラの傍に寄り、
小声で囁いた。





クルミ「カイラ、
ごめんね・・・」





カイラ「え?」





次の瞬間、
私は詐欺師にだけ渡される
光線銃でカイラを撃った。





『高橋カイラ、脱落』





次の瞬間、
カイラの姿が消え、
『脱落』の文字だけ残った。





・・・1人。





その後、私は
通気口から移動して、
ナナと合流した。
アリバイを作るために。





間もなく、
カイラの脱落が発覚。





カイラの親友のミナミが
ボタンを押した。





ミナミ「あの時、
電気室に誰か行ったの
見た人いる?」





ナナ「うーん、
分からない」





コウショウ「俺も」





クルミ「私も」





ヨシト「・・・」





ヨシトだけ、
否定しなかった。





ミナミ「ヨシト・・・?」





ヨシト「俺、
電気室には行ったけど、
既にカイラは脱落していたよ」





ヨシトは、私が通気口から
移動した後に、
電気室に来たようだ。





これはチャンス。





ミナミ「嘘! ヨシト、
まさか詐欺師?」





ヨシト「違うってば」





ミナミ「嘘・・・嘘・・・
カイラの敵討ちよ!
私、ヨシトに投票する」





ヨシト「は?!
ちょっと待てよ」





ミナミ「待つわけないでしょう?」





どうやらミナミは、
親友を脱落させられた怒りで
正気を失っているようだった。





ナナ「ねぇ、クルミ。
ヨシト怪しいよね?」





クルミ「う・・・うん。
嘘ついているかもね」





嘘つきは私だけど。





これは勝てる・・・!!





ミナミ「皆! 詐欺師を吊るよ!
せーのっ」





結果、
ヨシト4票、
ミナミ1票。





ヨシトだけ、
ミナミに入れた。





ミナミ「さよなら」





ヨシト「・・・」





『野口ヨシト、脱落』





『野口ヨシトは乗組員です』





ミナミ「嘘! なんで??」





コウショウ「まだ詐欺師は
生きている・・・この中に」





ナナ「皆! とりあえず、
また作業に
取り掛かろう!」





コウショウ「そうだね。
折角だし、
1人にならず数人で
行動しない?」





・・・うっ!
それは、詐欺師側からすると
迷惑だなぁ。





でも、嫌がったら、
バレちゃうし。





クルミ「そうだね!
詐欺師の好きには
させないよ」





ナナ「うん! クルミ!
さぁ、早速作業始めよう!」













―*―*―*―*―*―*―*―





バレないように
偽作業するのむずい。





こっそり、こっそり・・・





コウショウ「クルミー!」





ビクッ





クルミ「なっ、何?
びっくりするでしょ」





コウショウ「どう?
作業の進み具合は」





クルミ「勿論、順調」





コウショウ「なら、
良かった。
絶対一緒に帰ろうな」





クルミ「うん」





コウショウ・・・





一緒に帰りたい・・・





しばらく作業をしていると、
次の集合がかかった。





ボタンを押したのはナナだ。





ナナ「良かった。
皆無事だった。
ごめんね。
作業途中だったかな」





クルミ「いや、大丈夫よ」





ナナ「あのね・・・」





ナナが急に震え出した。





ナナ「私、詐欺師
わかったかも」





ミナミ「え? 誰?」





ナナ「ミナミちゃん」





ミナミ「え?!
どうしてそんなこと・・・」





ナナ「だって、ミナミちゃん、
さっきの集合でヨシト君を
めちゃくちゃ責めてたじゃん。
自分が詐欺師だから、
それを隠そうとしてるのかなって・・・」





ナナは真っ青だった。





ミナミ「私は違うわ。
カイラの仇を打とうと必死で!!」





ミナミも真っ青だ。





ナナ「クルミとコウショウ君、
どう思う?」





こっちに
振らないでよ・・・





でも、仕方ない。





クルミ「私、ミナミが
怪しいかなって」





コウショウ「俺は微妙だな。
ナナって言う線もある」





ナナ「そっか・・・
じゃあ、
スキップする?」





コウショウ「そうだな」





ミナミ「うん!」





今回は誰も吊られなかった。





でも、そろそろ乗組員を
脱落させないと、
作業が終わっちゃう。





丁度いいところに
ミナミ居た!





すると、ミナミも
こっちに気づいたのか、
真剣な表情で近づいて来た。





ミナミ「あのさぁー」





クルミ「何?」





ミナミ「詐欺師ってクルミ?」





ミナミに疑われてる。





クルミ「どうして?」





ミナミ「見ちゃったの。
クルミが偽作業
してるところを!」





クルミ「そ、それは・・・」





ミナミは震えながら
続けた。





ミナミ「私、もうボタン押せないから、
今からコウショウ君のところ
行ってくる!!」





みなみが走り出そうとした瞬間、
私はミナミに銃口を向けた。





『田中ミナミ脱落』





私は光線銃でミナミを打ち、
脱落させると、
急いで別の部屋に移動した。





しばらくして、
コウショウが
ボタンを押した。





コウショウ「ミナミは救護室で
脱落していた。
でも、ナナは俺が救護室に向かうまで
一緒にいたから・・・」





・・・コウショウは
悲しそうな表情で言った。





コウショウ「クルミが詐欺師だ」





そこで、ナナが
壁をバン、と殴った。





ナナ「ふざけないで!
クルミがそんなこと
するはずない!
コウショウ君が
脱落させたんじゃないの?!」





コウショウ「俺じゃない」





ナナ「信じられないよ!!!!」





ナナは、最後の最後まで
私を信じてくれている。





私は、グッと
下唇を噛んだ。





コウショウ「投票で決めよう」





ナナ「・・・うん。
クルミ、詐欺師はきっと
コウショウだよ!!」





クルミ「・・・」





コウショウ「せーのっ」





コウショウは、
私に入れた。





ナナは、
コウショウに入れた。





私は――――・・・





ナナ「クルミ。
本当なの?」





自分に入れた。





どうしても、
好きな人を、
親友を、
裏切れない。





クルミ「ナナ、
コウショウ、
騙しててごめん。
私が詐欺師なんだ」





私は笑顔で続ける。





クルミ「勝利、おめでとう。
そして、ありがとう。
ナナ、元気でね。
コウショウ、大好き」





コウショウ「クルミ――・・・」





次の瞬間、
目の前に眩しい光が―――――・・・













―*―*―*―*―*―*―*―





目が覚めると、
私は保健室のベッドに
寝転がっていた。





そして、横には、
コウショウが座っていた。





コウショウ「大丈夫?
熱中症で倒れたって聞いて、
心配したんだよ?」





クルミ「う、うん。
ごめんなさい」





夢だったんだ。





大粒の涙が、
両目から溢れ出す。





コウショウ「なんで謝るんだよ。
ていうか、
なんで泣いてるの?」





クルミ「ううん。
なんでもない」





窓を覗くと、
仲良しグループ皆で
ドッジボールをしている。





いつもの日常だ。
良かったぁ。





体勢を変えようと、
手を動かすと、
私の手が何かに当たった。





クルミ「ん~? 何だろ」





便箋だ。
差し出し人不明。





開くとそこには、
『好きだ』
とかいてあった。





クルミ「コウショウ、
これ誰からの?」





コウショウ「俺からの」





クルミ「えっ!
じ、じゃあ、
私達、両思い??」





コウショウ「マジ?!」





正直、あの夢は
謎だったけれど、
選択に関しては、
後悔はない!





最後に『大好き』って
言えたことも、
嬉しかったし。







なんだかんだで、、





happy end!!!!!







*end*

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