わかる訳ない恋

CAST池未来実

作者：清原リナベティ

2017.12.14

こんにちは。
わたし、池くるみ！
くるみってよんでね！

私には、
大好きな人がいるの。

それはね、金子先輩。

引退前だけど、
練習に来てるの。

でも、届かない存在。

だって、私は１年で
先輩は３年。

それに、先輩は、
イケメンで、サッカー部。
そして、学力もトップクラス。

私みたいに、
顔も、学力も普通な子
眼中にないよ。

でも、私は、
サッカーだけは、強い。

それだけが自慢だよ。

好きなのに・・・

見てるだけ・・・

気づいてよ・・・

？「おっはよ！」

わ「あっ、ゆいと！」

こいつはゆいと。
サッカー部１年のエース。
まぁまぁイケメンな奴。

いっつも私に
ちょっかい出してきて
ウザいです。

ゆ「今日も可愛いねぇ（ニヤッ）」

わ「はぁ？
うざいんですけど！
いい加減にして！」

ゆ「ひ」

わ「へ」

ゆ「ほ」

わ「いい加減にしろ！ｗ」

いっつもこの流れに
なるのが私達流。

？「いいかげんにしろよー
お前ら夫婦が
イチャつくところ見てる
こっちの身にもなれ！ｗ」

わ、ゆ「夫婦じゃありません！」

？「・・・ほら！　息ぴったりｗ」

わ「せなだって、いっつも
イチャついてるくせに！」

この子は、組橋星奈。
中１で、女子サッカー部
マネージャー。

可愛くて、
スタイルも良くて、
頭いい。

それに、今年から、
ニコラのモデルになったの。

私も、受けてみたかったけど、
サッカーやってるから
諦めちゃったｗ

ゆ「そーいえば、
これあげるー」

わ「あっ！　これさ、
私の大好きなTWICEの
ファイルじゃん！」

ゆいとは、優しい。
私に、いろんな
プレゼントをくれる。

なんでか
知らないけど・・・

＊。・　ある日の部活　・。＊

今日は、男子と女子の
合同ミーティング。

私は、金子先輩が
気になって
しょうがなかった。

私はゆいとに
引き止められた。

ゆ「ねえ、お前ってさ、
金子先輩のこと好きなの？」

わ「えっ、えー、
な訳ないじゃん。
私は、すきじゃないよーｗ」

ゆ「ふっｗ
わかりやすすぎだろ」

わ「バレちゃったｗ
でもさ、内緒だよ」

沈黙が続いた。

わ「あ、じゃーねー」

ゆ「あっ、あぁ」

なんでバレたんだ？

疑問が残った。

＊。・　数日後　・。＊

「私！
ゆいとのこと
好きなんだよね！」

マホ先輩からの
突然の打ち明けに私は、
びびった。

マホ先輩は、
２年で、部長。

綺麗で、せなが所属してる
ニコラのライバル誌、
ニコリの専属モデルをしてる。

負けず嫌いな性格のため、
セナがニコラモデルになった時の
いじめは、ひどかった。

マホ先輩も、
ニコラを受けたことが
あるらしく、

その時は、
落ちてしまって、
今に至るらしい。

わ「そ、そうですか・・・」

ま「応援してくれるよね！」

わ「もちろんですよ！」

ま「ありがとうね！
なんかね、
せなちゃんは、
応援してくれないんだって！」

わ「え？
なんでですか？」

ま「ゆいとには、
好きな人がいるって。
だから、まほより、
ゆいとのことを応援したいって！」

わ「そうなんですか・・・」

だれだろ？
好きな人って知りたいｗ

＊。・　数日後　・。＊

？「ゆいとくん、
来週のクリスマスの時
一緒に出かけない？」

近くで、そんな声が
聞こえた。

私は、気になってしまって、
見てしまった。

そこには、ゆいとと、
マホ先輩。

どうするんだろ、ゆいと。

ゆ「ごめんなさい。
俺は、好きな人がいるんです。
大切な人なんです。
ごめんなさい」

ま「わかった（ニコッ）
好きな人
教えてくれない？」

ゆ「俺は、くるみが好きです。
可愛くて、いっつも笑顔で、
優しくて強くて。
いいヤツです」

ま「意味わからない！」

えっ、えー
どうして！

ゆいとの好きな人は、
かなみ先輩って噂
あったのに！

私は、ドキドキが
止まらなかった。

＊。・　その日の放課後　・。＊

ゆ「くるみ。
来週のクリスマス
一緒に過ごしたい。
好きなんだ」

わ「うん。
もちろんいいよ」

＊。・　クリスマス　・。＊

私と、ゆいと、
クリスマスの日

最高の思い出が
できました。

今までの、
１人１人の思い出は

２人の思い出に
変化していく。

＊ｅｎｄ＊