初恋夢物語

CAST池未来実

作者：KABOっこりー

2022.01.08

くるみ「ちょっと待ってよー」

??「みんちゃんが遅いんだろーｗ」

くるみ「・・・とくんが
早すぎるんだよー」

??「文句言ってないで
早く行くぞ！」

はっ！
またこの夢か、、、

もう３日連続で
同じ夢見てるよ、、、

なんか気味が悪いなぁ。

あ、みなさん
はじめまして！

ニコラ中学校の
中学２年生、池くるみです！

nicoluのモデルを
やってます!!

実は最近、同じ夢ばかり
見ていて・・・
怖いよー泣

・＊。・　学校　・。＊・

めあり「へぇ、
毎日同じ夢を？」

くるみ「うん、怖いよね苦」

めありは私の親友で、
同じnicoluのモデル
なんだけど、
めちゃくちゃ可愛いんだ!!

めあり「そういえば、
今日も練習する？」

くるみ「もちろん！」

練習っていうのは
私たちがいつもしている、
ポージング練習のこと。

めありはポージングが
完璧だから、
私にとってはいい練習に
なるんだ！

めあり「じゃあ、
５時に新潮公園で！」

くるみ「リョーかいっ」

早くめありに
追いつけるように、
頑張らなくちゃ!!

・＊。・　新潮公園　・。＊・

くるみ「あれー
めあり遅いなぁ。
もう５時過ぎてるのに
まだ来てない・・・」

よし、先に練習してよっと。
今度の撮影であきと２人の
ページあるし！

あ、あきっていうのは
nicoluの中１モデルなんだけど、
中１とは思えないほど
大人っぽいんだ!!

しかもポージングもすごくて
表現力豊かで、、、

なのに普段は
ほわぁってしてて
可愛いの！

くるみ「確かめありが
スカートはヒラってさせると
いいって言ってたな、、、」

なんてブツブツ言いながら
練習していると・・・

??「ねーねーおねーさん、
何してんの？」

え、誰？
・・・ヤンキー？

??「俺はれん。
メンモ高校の１年。
おねーさん可愛いからさ、
俺の彼女にしてやってもいいぜ」

は何言ってんのこいつ。
怖いよ～

すると、、、

??「何してんすか？」

れん「あ？　お前誰だよ」

??「僕のことはどーだって
いいんすよ。
とりあえずそいつから
離れてくれません？」

れん「なんでだよ、
そんなの俺の勝手だろーが」

??「、、、その子、
僕の彼女なんで」

え？
ぇぇえええ！
ちょっと待って、

え？　私、
彼氏今まで１回も
できたことないよ!?

れん「なんだよ、
彼氏もちかよ。
つまんねーの」

えーと。
こういったときって
どうすればいいんだろ、、、

その時。

??「大丈夫か？
・・・みんちゃん」

！　今、私のこと
みんちゃんって呼んだ？
え、、

私のことをみんちゃんって
呼ぶのは
あいつしかいない・・・！

くるみ「はあと？」

はあと「ようやく
気がついたんだな、
くるみ」

えちょっとまじで？
えやばいやばい！

はあとは私の幼なじみで、、、
初恋の人でもある///

で、でも、小４のときに
イギリスに引越したから
今は日本には
いないはずなのに！

なんて私が脳内で
叫びまくっていると
はあとは知らず。

はあと「しっかし、
この公園懐かしいなー」

くるみ「え、この公園で
なんかあったっけ？」

はあと「え、くるみ
まじで言ってんの？」

。。。あぁ！

・＊。・　小４のとき　・。＊・

先生「みなさんも
知っているように、
はあとくんはイギリスに
お引越しします」

児童１「俺のこと、
忘れんなよ！」

児童２「イギリスでも
頑張ってね!!」

児童３「元気でね！」

先生「じゃあはあとくん、
みんなに一言
お願いできる？」

はあと「はい・・・
みんな、今までありがとう。
高校生になるまで日本には
戻って来ないけど、
僕のことは忘れないで！」

・＊。・　新潮公園　・。＊・

はあと「ここでみんちゃんと
遊ぶのも今日が最後か、、、」

くるみ「うん、、、
ね、ブランコ乗ろ？」

はあと「おう」

～キーコキーコ～

はあと「なぁ、みんちゃん」

くるみ「何？　はあと」

はあと「僕、実は・・・
いや、なんでもない、、」

くるみ「そっか」

はあと「あのさ、
僕がイギリスから戻ってきたら、
またこの公園で遊んでくれる？」

くるみ「え、うん、いいよ？」

はあと「ありがとう！
じゃあ、元気でね」

・＊。・　現在　・。＊・

くるみ「ねえ、あの時、
高校までは戻って来ないって
言ってたよね？
まだ中２だよ？」

はあと「あぁ、親の仕事が
早めに終わってさ。
高校生まではあっちにいても
いいって言われたけど、
ある人に会いたかったから
戻って来たんだ」

え・・・
ある人って誰だろう？

それに、
はあとの顔が
少し赤く見える、、、

はあと「あのさ、
引越しの前に
ブランコに乗ったの
覚えてるか？」

くるみ「え？
あぁ、うん。
乗ったね」

はあと「じゃあ、
その時に僕が
何か言いかけたのは？」

くるみ「あ、確かに
何か言いかけてた、かも？」

はあと「その続きを
今から言いたいと思う」

そうして、はあとは
息を吸うと、、、

はあと「ずっと前―――
引越す前、
出会ったときから好きでした！
僕と付き合ってください！」

!!!　待って！
今、もしかして告られてる!?

くるみ「なんで、、、」

はあと「くるみはnicoluの
モデルしてて、
すごい努力してんのに
いつもニコニコしてて明るくて。
くるみの笑顔にいつも
元気にさせられてたんだ。
だから、これからも僕のことを
げんきにさせてくれよ、
みんちゃん！」

くるみ「はい！」

そうして私たちは
付き合うことになったんだ！

・＊。・　今日の夢　・。＊・

くるみ「ちょっと待ってよー」

はあと「くるみが遅いんだろーｗ」

くるみ「はあとが早すぎるんだよー」

はあと「文句言ってないで
早く行くぞ！」

＊ＥＮＤ＊