大好きな、君と。

CAST池 未来実池 未来実

作者:舞月桜花

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.09.28

こんにちは。
私はニコ学高等部
1年生の池くるみ。





成績はいい方、
授業態度は
あんまり良くない、





先生達にはあまり
好かれてないタイプ。





授業はあんまり
聞いてないけど、
地頭がいいのかもね。





そんな私は、
同じクラスのルワと
幼馴染み。





イケメンで勉強もできる、
めっちゃモテる系のやつ。





でも、無気力で
女子にも興味がなくて、
告白する女子は
全員振られているとか・・・





私はそうは
思わないけど。





昔は可愛かったん
だけどなぁ・・・





なんでだろ。













──────
────





そんなある日。





1人が好きな私は
昼ごはんを
お気に入りの屋上で食べて、
そのまま寝てしまったらしい。





ガチャッとドアが
開く音がして、
薄っすらと目を開ける。





「ん? くるみ?」





やってきたのは
声からしてルワ。





でも眠いから
そのまま目をつぶる。





「寝てんの?
風邪引くよ、もう」





パサッと身体に
なにかかけられて、
温もりに包まれる。





・・・ルワのにおい、
おちつくなぁ・・・





「ルワ・・・」





「起きた?」





「ん・・・
ルワあったかい」





ルワにくっつく。





秋に入ったらけっこう
寒くなったんだよね。





「・・・くるみっ、起きて」





身体を軽く揺すぶられて、
まどろみから抜け出す。





「あ・・・」





よく考えてみたら、
ルワにくっつくという
全校生徒(特に女子)に
知られたらまずい状況に
なっていた。





「ご、ごめんっ!
私もう行くね!」





バッと離れて、
屋上から飛び出した。













・*。・ 翌日 ・。*・





「おはよ、くるみ」





ドキッ





「お、おはよ」





なんか昨日から
ルワを見ると、
心臓がおかしい。





これって恋?





「今日、一緒に帰れる?」





ルワから珍しく
誘われた。





最近一緒に帰ってないし、
自分の気持ちを確かめたくて、
OKする。













──── 放課後





「帰ろ」





ホームルームのあと、
ルワに声をかけられて
連れ立って教室を出る。





今日、1日考えて





「ルワ、あのね・・・」





「なぁ、くるみって
好きな人いんの?」





唐突に放たれた
その言葉。





「じゃあルワは?
女子につめたいんでしょ?」





「くるみ以外には。
なぁ、答えろよ」





思ったことを
口にする。





「いるよ、目の前に」





「は・・・」





ルワの顔が
赤く染まる。





「好きだよ、ルワ」





「マジで・・・・・・・・・
俺も」





ボソッと
つぶやかれた言葉に、
嬉しくなる。





「もう1回
俺から言わせて。
・・・くるみ、好きです。
俺と付き合ってください」





「はい!」





これは、幼馴染みふたりの
不器用な恋物語。







《end》

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