一目惚れ Confession

CAST池 未来実池 未来実

作者:にこにこ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.06

クルミ「山梨県出身、
池未来実です!///」





えへへっ、
恥ずかしいなぁ。





・・・あ、今言った通り、
池クルミです。





ちょうど今日、
ここ・新潮区の中学に
転校してきたのぉ。





って、心に何を
話しかけているんだろぉ、
あたしは。





でも、まぁいっかぁ。





クルミ「雑誌のニコラを
読むことが好きです!
Superflyさんの
音楽が好きです!
歌うのが好きなので、
合唱部に入ろうと
思っています!
よろしくお願いします!///」





照れながら自己紹介・・・
というわけでは
ないんだ、実は。





あたし、120%の
ぶりっ子って
言われてるんだぁ。





だから、
というわけなんだって。





女の子たちに
言われてるんだよねぇ。





クルミ「あっ、拍手なんて
大丈夫ですよぉ~///」





拍手に文句つけるなよ、
とか自分で思うくせに、
大丈夫って言っちゃうあたし。
変なのぉ。





クルミ「合唱部の子って
いますかぁ?///」





先生「あ、私が合唱部の
顧問してるんだ。
合唱部はうちのクラスの
メアリとハルカ、
1組のカノンとか、
2年では4人なんだよね。
だから、部員が増えて
すごく嬉しい」





クルミ「へぇ~、
そぉなんですね!
じゃあ、メアリちゃんと
ハルカちゃん、だっけ?
部活でもよろしく
お願いしまぁす!///」





ふふふっ笑うと、
メアリちゃんは
好感度がすごく良く、





「ふふっ、
よろしくお願いしますっ」





って、くすぐったいくらいに
返してくれるの。





あっ、この子すごい
好きだなぁ、って
思っちゃったぁ。





ハルカちゃんも
すごく態度がいいし///





先生「ごめんね、クルミ。
悪いけど、教卓前の
この席に座ってくれる?」





先生が言うには、
席替えの籤(くじ)で
余ったところ
だったらしいの。





教卓から見て、左から
3番目のところだった。





いっぱい喋れそうだなぁ!





クルミ「大丈夫です~///
後ろ向いたら、お仲間たちが
たっくさん見れるじゃ
ないですか!
あたしはここが
当たりだと思います!///」





先生「そっか、
なら良かった。
じゃ、休み時間に
しますね」





クルミ「はぁい///」





チャイムを聞いた途端、
あたしはメアリの席へ
駆けて行った。





クルミ「ねぇねぇ、
メアリちゃんの苗字って
なぁに?」





メアリ「“林”だよ。
小6の妹がいるんだ。
妹は美央子っていうの」





クルミ「へぇ~!
すごくかわいいねぇ、
2人とも!
っていうか、
メアリちゃんに
惚れちゃったな、
あたし~///」





正直に伝えると、
やっぱりメアリちゃんは
笑った。





うわぁ~、かわいい。





ぶりっ子感なんて0だし、
メアリちゃんすごく
いい子だぁ!





林芽亜里っていう
名前もすごくいい!





クルミ「ねっ、もう
呼び捨てにしちゃって
いいかなぁ?///
嫌だっ?」





メアリ「大丈夫だよ。
私は・・・えっと、
クルミって
呼べばいい?」





クルミ「うん! メアリ、
よろしくねぇ~///」





メアリ「よろしくねっ!
そうだ、私の親友を
紹介するね。
その子の席行こっか」





クルミ「うんっ!///」





あたし、
転校デビュー(?)、
上手くいったみたい!





メアリ「おーい、ハルカ~!」





メアリにハルカと
呼ばれた彼女は、
こちらへ振り向いた。





わぁ、珍しい顔立ち。





ハルカ「何~?
あ、えっと、平澤遙です!
よろしくですっ*^^*」





メアリ「ありがとハルカ。
そうそう、私とハルカは
小学校が同じで、
住んでるところ
2つ隣なんだよ!
今日、良ければ
うちに遊びに来ない?」





クルミ「え~、いいのぉ?
ありがとぉ~!///」





あたし、メアリのお家に
誘われちゃったぁ。
すっごく楽しみぃ///





クルミ「すごく楽しみだなぁ。
学校終わって、
その後どうする?///」





ハルカ「そうだ!
ハルカは、一旦
家に帰って、
その後もう1回、
学校に集合するのが
いいと思うんだけど、
みんなはどう?」





メアリ「いいね!
じゃあ私、ハルカ
迎えに行って、
2人で行くね!」





クルミ「うんっ!」





わぁ~、どんなお家
なんだろぉ。





狭くても
文句なんてないから
大丈夫!
えへへ///













・*。・ 放課後 ・。*・





今日は
楽しかったなぁ。





クラスの全員と
お喋りできて
良かった///





方向が同じだったら、
2人と一緒に
帰ろっかなぁ///
楽しみ!





クルミ「ねぇ、メアリと
ハルカ。
どっちにお家あるの?///」





メアリ「私たちはこっちだよ。
クルミは?」





クルミ「わぁ、やったぁ!
同じだよ!
良かったぁ、安心だぁ///」





ハルカ「えぇ~、
ハルカも嬉しい!」





3人で笑い合う。





そういえば、ハルカは
何部なんだろう。





クルミ「何部なのぉ?
ハルカのこと
知りたいなぁ」





あ、もちろん
メアリのこともたくさん!
って言いながら、
クスッと笑う。





ハルカ「合唱部だよ!
部活では主にJ‐POPを
歌ってるんだ。
仲間が増えて嬉しい」





メアリ「私も~!
えへへっ。
あ、もうすぐ私の家に
着くよ~」





クルミ「ほんと?
あたしのお家も
もうすぐなんだぁ。
意外と近くだね!///」





と、歩く足がみんな
ストップした。





え?
なんでだろぉ。





――――――理由は
すぐにわかった。





クルミ&メアリ&ハルカ
「ここ、
『あたし』『私』『ハルカ』
のお家だよ」





みんな、同じ
高級住宅街の
隣同士だったから。





クルミ「えぇ~~~~~~っ!
すごく嬉しい!
あたしはミントグリーンの
お家だよぉ///」





メアリ「私はサックスブルーの
お家!」





ハルカ「すごいね!
ハルカはラベンダー
パープルのお家なの!」





ミントグリーン、
サックスブルー、
ラベンダーパープル。





パステルでかわいい
3軒のお家たちが並んだ、
とっても素敵な世界が
そこにあった。





わぁい///





嬉しすぎる。
メアリとハルカが
お隣同士なんて!





2人に挟まれるなんて、
環境すごく良いっ。





クルミ「じゃあ、20分後に
メアリのお家へ行くねぇ///」





メアリ「おっけー!
ふふっ、楽しみ~」





ハルカ「だったらハルカも
20分後くらいに
行くねー」





メアリ「うんっ!
待ってるね~~~!」













、。・、。・、。・、。・、。・、。・





クルミ「おじゃましまぁす///」





メアリ「いらっしゃい!
ハルカはまだ
来てないんだぁ~」





ハルカ「だと思ったでしょ?
ここにいるよ~」





メアリ「えっ!? 嘘っ、
全然わからなかった!」





あはははははっ、
笑い合うあたしたち。





それにしても、
メアリのお家
すごい綺麗・・・!





クルミ「白を基調にしていて、
すごくおしゃれな
お家だねぇ///」





メアリ「ありがとう。
うちは家族みんな、
アンティークが好きなんだ。
レトロな雰囲気、
私もお気に入りなの///」





クルミ「へぇ~っ!
私も好きだなっ!
そうだ、あすは
あたしのお家へ
おいでよ///」





ハルカ「じゃあ明後日は
ハルカのお家!」





メアリ「いいよいいよ~!
あ、でも、あすも
明後日も明々後日も
部活あるよ」





クルミ「あぁ、
そうだったぁ~
涙*(:―:)*
でもでもっ、金曜日には
どうかなぁ?
あたしは大丈夫だよぉ///」





いっぱい喋って、
いっぱい遊んで、
すごく楽しかった。





けれど・・・・・・













・*。・ 翌日の学校 ・。*・





やっぱりこの性格、
男女ウケが悪いのかも。





前の学校で
わかってたことだけど、
あたし、これを
やめられないんだよねぇ・・・





ルワ「なあ、クルミさ、
それキモいんだけど」





クルミ「えぇっ?泣」





ルワ「だからそれ。
口に手ぇ当てるのとかさ、
語尾を伸ばすのも、
すっげぇキモい」





アム「超わかるーーー!
萌え袖もキモすぎるし、
てか、わざとらし
すぎるっしょ」





南龍和くんと、
深尾あむちゃん。
2人ともが攻めてくる。





アム「化粧してね?
ほんとキモい。
そんなんでモテるとでも
思ってんのかよw」





キモい、キモい、
キモい。





攻撃の矢が
止まらない・・・





でも、あたしには
仲間がいるもんっ。





メアリとハルカが、
きっと助けてくれるぅ。





そう思って
2人を見たけど・・・





メアリ「ルワたち
怖いね・・・・・・」





ハルカ「うん・・・
アムがあんな子
だったなんて、
思ってなかった・・・」





静かにうつむくだけ。





「助けて」





って言っても、
気まずい状態が続く。





アム「何も言えねーのかよww
こいつらやっベーなwww」





ルワ「おい。アム、
それは言い過ぎだぞ。
俺はそんなに
言ってないだろ?
ただキモかっただけだ、
別にクルミたちのことまで
言う必要ない」





ルワくんは
かばい始めた。





何それ
キュンっ///
守ってくれてる///





何これ、
ひ、一目惚れっ?///





アム「はぁ~~~!?
そっちが
言い始めたんじゃんよ
・・・・・・・・・ッ!!!」





ルワ「もういい、
アムなんて」





アム「何なんだよ
それは・・・ッ」





アムちゃんは
黙り始めた。





あたし、あたし、
告っちゃおうかな?





でも、そんなこと・・
・・・・・・・・・・!





いやっ、





言っちゃおうっ!!!///





クルミ「ルワくん!
好きですっ!///」





恥ずかしくても、
失敗しても、
別にいいからっ!





ルワ「はぁぁぁ?」





クルミ「ルワくんに
一目惚れしましたぁっ!///
お付き合いしてくださいっ!///」





ルワくんは赤くなり、
あたしに
近づいてきた。





そして、





ルワ「キモいの
直してくれれば
それでいいから。
・・・っよろーーー!」





クルミ「わぁい、
ありがとぉ!///」





2人で
抱きつき合いながら、
笑顔を取り戻した。





メアリ「私の方が
クルミのこと
好きなんだから!」





ハルカ「ハルカも~!」





へへへっ、幸せぇ///











・*。・ THE END ・。*・

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