happy endのドタバタ!? ハロウィンパーティー!!

CAST池 未来実池 未来実

作者:フランクフルトのケチャップ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.09.03

ハロー!
池未来実でーす!
中2です、
よろしくー!





今日は学校の教室を借りて、
ハロウィンパーティをするんだ!





私の仮装は、猫娘!
アニメで見たことない?





あとね、私には、
好きな人がいるの。





古川龍太郎っていう、
クラスのイケメンで、
古川くんに個人的に
近寄った女子は、
徹底的にいじめられると
聞いたことがある。





それで、1回、古川くんが
助けたことがあって、
その女の子はもっと酷い
いじめを受けたんだって。





叶わない恋だよなー。











*。・ 教室 ・。*





マホ「きゃー!
くるみん、似合うー!」





この私を褒めてくれた子は、
大親友のマホ!





可愛いし、
性格もいいんだー!





マナ「リュウタロウくんっ!
かっこいいよ!」





この子はマナ。
リュウタロウ親衛隊の
リーダー。





性格は、悪くはないけど、
古川くんのこととなると、
少しキツくなるらしい。





マナさんが言うから
古川くんを見ると、
仮装はドラキュラだった。





叶わない恋だと
わかっていても、
かっこよくて。





胸が締め付けられて、
ドキドキして。





マナ「リュ、
リュウタロウくんっ!?
、、、っ!
なんでそっちに行くの!?」





あーあ、マナさんが
叫んでる。





正直、私はマナさんが
好きじゃないから、
心のどこかで
喜んでしまう自分がいる。





悪い子だよね、私、、、





そう考えているうちに、
背後に気配を感じた。





振り返ると、
古川くんがいた。





クルミ「な、なんですか、、、?」





リュウ「池さんに質問。
マナさんっていじめてるの?
答えはYES。
マナさんは、良い子だけど、
いじめてるんでしょ。
僕のいないところで。
、、、マホさんから聞いた」





私に微笑んでから、
マナさんの方を見る。





マナ「マホ、、、!!
ルール、覚えてるよね!?
抜け駆け・裏切りは
禁止って!」





どうやら、マホも親衛隊に
入っていたらしい。





マナさんのイジメについて、
古川くんに伝えるために。





マホ「ごめん、マナ。
私、昔のマナの方が
好きだったの。
イジメなんて、
辞めて欲しかったの!!
、、、昔みたいに、一緒に、、、
友達として、笑いあいたかった、、、
それだけだよ、、、。
それに、、、
前に古川くんにきいたの。
クラスで可愛い子なら、
告白してくれる人多いし、
嫌いな人はいないはずなのに、
どうして彼女をつくらないの? って。
そしたら、」





リュウ「『片思いの子が
振り向いてくれないから』
たしか、そう答えたよね。
勇気が出なくて、
告白されるのを待ってた自分が。
でも、今は違う。
勇気が出たんだ。
マナさんのおかげで」





古川くん、
片思いの子がいるんだ、、、





ますます私の恋は
実らないや、、、





マナ「、、、っ!
私、、、が?」





心底驚いているマナさんに
古川くんが頷く。





リュウ「失礼だと分かっているけど、
僕、君のこと恋愛対象外だった。
ベッタリは、苦手だったんだ。
だから、特別話しかけなかったよね。
でも、君は諦めなかった。
毎日毎日、話しかけてきてくれた。
僕も、諦めないで頑張ろうって、、、
君を見て思ったんだ。
、、、だから、ありがとう。
マナさん」





心の底から、吹っ切れた顔を
古川くんはしている。





こんな顔をさせた女の子は、
幸せ者だなー。





マナ「なんとなーく、
分かってたよ。
リュウタロウくんの好きな人」





古川くんが私に向かって
歩いてきて、
棒立ちだった私の前で
立ち止まった。





クルミ「あ、、、
ごめんなさい、
邪魔でしたね、、、」





そう言って、
脇に退こうとした私の手を
掴んで言った。





リュウ「池さん。
好きです。
付き合ってくれませんか?」





え、、、
嘘、、、





あの学園のオアシスである
古川くんが、、、
私のことが好きーー!?





リュウ「返事は今度でいい、」





と言いかける古川くんを
遮って答える。





クルミ「私も、ずっと、
好きでした、、、泣」





返事をすると、
まわりから、
声援が飛んでくる。





「お熱いねー」





「羨ましいー!」





「大切にしなよ」





どの言葉も、
地味だった私のことを
照らしてくれているように感じた。





タカト「えっと、、、
ハロウィンパーティ、
やるよー!」





タカトくんの言葉に、
皆がハッとした。





マホ「ヤッバ、、、
全然終わってない、、、
くるみーん、手伝ってー! 泣」





クルミ「うん!
、、、ありがとうね、マホ」





お礼を言うと、
マホはニヤニヤしながら、





「えー? なんのことー?
リア充さーん?」





と言った。





クルミ「もー!
マホりんっ!?」





私が拗ねると、
古川くん、、、
リュウタロウくんが
近くに来た。





リュウ「いいね、仲良しで」





だって、自慢の親友だもん!





「ねー!」





と、2人で
顔を見合わせながら言う。





こうして、ドタバタな
ハロウィンパーティと、
1日が終わりました。







*end*

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