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ドSな彼と恋するわたし

CAST十文字 陽菜十文字 陽菜

作者:メーダー@

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.11.07

やばっ・・・!
教科書がない・・・





あっ! 理科室に置いて来たかも。
取りいかなきゃ! 





わたし、十文字ひなの、中3。





今は、教科書を理科室に
置いてきちゃって、
取りに行ってきます! 









・*。・ 理科室にて ・。*・





うわ・・・最悪↓





他のクラスがまだ
授業中だし。





しょうがないか・・・





昼休みに
取りに行こーっと。















・*。・ 昼休み ・。*・





ひなの「教科書、
取りに行って来るね」





そのま「おっけー。ってかひなの、
入り口で誰かがひなの
探してるけど?」





ひなの「えー? ほんとー?」





そのま「ほら! あの人」





?「あのー、十文字ひなのって
いますかー」





ひなの「あのー、なんですか?」





?「これ。だれかさんが
俺が座るところの机に
置いてっちゃってさあー」





ひなの「あっ!
それ、わたしの!」





?「へぇー。
君が十文字ひなのちゃんかー。
結構かわいいじゃん」





ひなの「結構ってなんですか(怒)
ってか、なんで名前・・・」





?「教科書。
思いっきり名前書いてあるし。
ほら。“3‐3十文字ひなの”」





ひなの「ってか、フルネームで
呼ばないでくださいー!」





?「じゃぁ、ひなのちゃん」





ひなの「下の名前!?」





?「何か問題あるー?」





ひなの「あーもう。
別に何もないです!」





?「へぇー、じゃぁ
ひなのちゃんね」





ひなの「あの、あなたの名前は!」





?「へぇー。俺の名前、知らないんだ」





ひなの「そんな、知ってるわけないでしょ。
ってか早く教科書、返してください!」





?「じゃあ1週間、
俺とつきあったら返してやるよ」





ひなの「はぁー。わかったよ。
でも、1週間だけだからね!」





こうしてドSな彼とわたしの
恋愛生活が始まるのです・・・















・*。・ 次の日(1日目) ・。*・





ひなの「ねぇ、そのまー。
あの、昨日わたしのこと
呼んでた人の名前、知ってるー?」





そのま「えー! ひなの、
知らないのー!?」





ひなの「うん。全然わからない」





そのま「あの人は、学校一のモテ男の
八神遼介くん」





ひなの「遼介ー?
なんかどこにでもいそう」





?「誰がどこにでもいそうだってー?
ひなのちゃん」





ひなの「うわっ。遼介じゃん」





遼介「へぇー。遼介って
呼んでくれるんだ。笑」





ひなの「もー、うるさいなぁー」





遼介「一緒に帰ろ。ひなの」





ドキッ。





え? 今、ドキって。
いや、ないない。





ひなの「えー。めんどーい」





遼介「うそつくなって。
彼女なんだから
当たり前だろー?」





ひなの「はいはい。
わかりましたー」





遼介「帰ろ」





と、いつの間にか
手を繋がれてた。





なんかはずかし。















・*。・ 4日目 ・。*・





遼介「ひなのー。スマホ貸してー」





ひなの「はー? なんでー?」





遼介「いいから、貸せ」





ひなの「はい、どーぞ」





遼介「さんきゅ。はい、終わった」





ひなの「なにしたのー?」





遼介「俺のLINE、いれといたから」





ひなの「なに勝手にー」





遼介「ほんとはうれしいくせに。
素直じゃないなぁ。
ひなのちゃん」





ひなの「あ、ありがと!」





遼介「どーいたしまして」





なんか、このやりとり嫌じゃない。















・*。・ 5日目 ・。*・





あ。遼介だ。体育かな? 





って、なに遼介のこと
探してんだろ//





なんか、窓際の席で
ラッキーだったな。





あれ、女子が倒れてる。





その時。
遼介が動いた。





遼介「おい! 稲垣!
しっかりしろ!」





遼介がお姫様抱っこをして
稲垣さんを運んでいった。





キューッ。





イテテ、
あれ、なんでだろ。
胸が苦しい。





今、遼介が稲垣さんのところに
行ったとき、
「行かないで」って思った。





わたし、遼介のこと・・・





あぁ、なんか気分悪い・・・





今日は、早退しよ。















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





遼介「あのー、松尾さん。
ひなのは・・・?」





そのま「あぁ、ひなのなら、
気分悪くて早退したよ」





遼介「そっか。ありがと」















・*。・ 6日目 ・。*・





学校、来ちゃったけど。





なんか遼介と顔、
あわせづらいな。





遼介「ひなの!? だいじょうぶか?」





ひなの「遼介・・・
心配かけてごめんね?」





遼介が顔をのぞきこんできた。





しかも今、ひなのって。





やばっ。かっこいい//





わたし、遼介のことが
多分好き。















・*。・ 遼介side ・。*・





ひなの「遼介・・・
心配かけてごめんね?」





やばっ。





今のひなのの顔、
超かわいかったんだけど//















・*。・ 最終日 ・。*・





遼介「ひなの、これ。
ずっと持っててごめん。
あと、ありがとな。俺・・・
やっぱなんでもない・・・」





ひなの「ううん。
こっちこそありがと」





遼介「じゃあな」





ひなの「うん・・・じゃあね」





遼介の背中は、大きかった。





でも、どこか寂しそうだった。





はぁ。言えなかったなぁ。





遼介も、なんて言おうと
してたんだろ。





でも、待って。





確かにつきあうのは
1週間だったけど。





今日は、7日目。





別れる日だけど、





まだ、まだ・・・
間に合うはず。





――――――走れ。まだ間に合う。















*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





いた! 教室。





ガラガラ。





遼介「ひなの!? どうして」





ひなの「あのね、わたし・・・」





教室には、2人だけ。





ひなの「わたし、最初は
早く1週間なんて
過ぎればいいのにって、思ってた」





ひなの「でもね、遼介と一緒にいるたびに
どんどん遼介にひかれてった。
わたし、きづいたんだ。
遼介が好き。
1週間の彼女じゃなくて
ずっと遼介の彼女でいたい。
わたしの彼氏になってくれませんか・・・」





遼介「ひなの・・・
俺さぁ、ずっと前から。
ひなのと初めてしゃべる前から
ひなののことが好きだったんだよ。
でも、クラスも違うし。
無理だろうなぁ。って思ってたけど、
教科書見つけて。
それで少しでもって思って
1週間って、うそついた」





ひなの「それって・・・」





遼介「俺もひなのが好きだよ。
もう一度、俺の彼女になってください」





ひなの「遼介・・・」















*...・・・*...・・・*





遼介「ひなのー。ねむーい。
おこしてー」





ひなの「はー?笑
おきてんじゃん」





遼介「かわいくねーの」





ひなの「ばーか。
しょうがないから
起こしてあげるよ」





CHU//





遼介「バカッ// 起きてるよ!」





ひなの「あれー?
起こしてっていったのは
そっちじゃん」





遼介「うるせーな。ひなのは」





CHU//





ひなの「あー、もぅ照れるから//」





遼介「かわいいな、ひなの//」







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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