nicola

キーワード検索

魔法のような彼

CAST十文字 陽菜十文字 陽菜

作者:はるぴ。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.05.12

私の名前は、十文字陽菜。





どこにでもいる
「ふつう」の女子高生────
のはずだった。





私はいつも通り、
ベッドから起きようとした。





「え?」





私はシンデレラの世界に
来ていた。





しかも、シンデレラ役。





すると、シンデレラの母、
姉妹がやってきた。





「シンデレラ、私たちは
舞踏会に行ってくるわ。
シンデレラはここで
掃除でもしてなさい!」





(あれ? 姉妹の顔、
誰かに似ているような?
梨里花ちゃんと
中瀬梨里ちゃんぽかったなぁ)





私は言われた通りに
掃除をしていた。





すると、目の前に
魔法使いが登場した。





「タイヨウくん!?」





「あなたを舞踏会に
連れて行くよ!!」





「え!
いいんですか?」





「遠慮はいらないよ」





タイヨウが杖を振りあげると、
私のボロボロの服が
みるみるドレスに変わっていった。





「この馬車に乗って。
12時には魔法が解けちゃうから、
帰ってきてね」





そして私は、舞踏会に
馬車で向かった。





そこでは、八神遼介くんが
待っていた。





「俺と踊ろう」





そして、遼介くんと
踊っていることに
夢中になっていたら、





いまにも12時に
なりそうだった。





「遼介くんごめん。
帰らなきゃ」





私は階段を下りていく。





すると、右足に履いていた
ガラスの靴が脱げてしまった。





「あっ、これ───って?」





あの後、母と姉妹は
私をすごく妬んでいた。





遼介くんと
踊ったからだ。





すると、家のチャイムが鳴る。





「このガラスの靴の
持ち主はココですか?」





「はい、わたしの・・・
「いや、私です」





母が言おうとしたところを
私が止めた。





「足を入れてみてください」





すっ────





シンデレラフィットだった。





そう言うと遼介くんは、





「あなただったんですね。
あの、つきあってください!」





「はい」





「これから、一緒に過ごしてゆこう」







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

十文字 陽菜が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!