私の恋は No distance

CAST林美央子

作者：のんのん

2021.01.17

私は、林みおこ。
小学６年生。

もうすぐ卒業式。

そんな私には
憧れの先輩方がいる。

それは
高橋かいら先輩と
内田れん先輩。

２人はお付き合い
されていて
とてもお似合い・・・

かいら先輩との
関係は

あの時のこと・・・・・

＊・＊・・・＊・・・＊・＊

みおこ「あの、
そのマスク私のです」

なつみ「分かってるよ。
あなたはいつも
このマスクをつけてる」

みおこ「何かあります??」

なつみ「顔を見せた方が
可愛いのに
もったいない!!」

そんな時。

かいら「なつみもさ、
後輩いじめないで。
あげてよねー！」

れん「マスクなんか
したって自由だ」

なつみ「ごめんって・・・、」

てなことがあって
助けられて・・・

ずっと守られてるの。

それから悩みを
聞いてもらったり・・・

・　　・　　・　　・　　・　　・
かいら先輩へ

私は、気になる人がいます。
でもなかなか近づけません。
・　　・　　・　　・　　・　　・

そしたら
いつもいつも
「No distanceよ!!」って！

この時は
意味わからなかった。

でも、ちょうど今
コロナウイルスが流行って
みんなマスクつけてる。

だから何にも
言われなくなった。

なつみ先輩からも・・・

私には
気になる人がいる。

それは野口よしと。

かっこよくて
好きだけど・・・

コロナで話せない。

そういう面でも
あの２人はすごい。

手を繋げない今・・・

ハンカチを握って
２人を繋いでいる・・・

それに距離を
とらないといけない今・・・

赤い糸を繋いで
歩いている。

コロナなんて
関係ないような
関係だ。

どうしよ。

なつみ「そんなに、
好きな人のこと
考えてるなら
手紙でも渡したら・・・」

えっ
なつみ先輩!?

っていない。

どうして。

＊。・　その頃　・。＊

かいら「なつみ、
どうして
みおこちゃんに」

なつみ「恋してる顔
してるもの。
私はコロナのせいで
遠距離恋愛は
ほんとに無理。
会いに行けない！」

れん「だから、
みおこちゃんに
協力・・・？」

なつみ「好きな人が
近くにいるなら
距離を縮めることは
できるから」

かいら「なつみ!!」

みおこ「気のせいか・・・
手紙でも入れよっか」

よしと「なんだこれ??」

・　　・　　・　　・　　・
よしとくんへ

渡したいものがあるから、
放課後
屋上に来てね。

　　　　　　　　みおこ
・　　・　　・　　・　　・

よしと「みおこちゃん？」

・。・。・。・。・。・。・。・。

よしと「みおこちゃん!!」

みおこ「よしとくん、
急にごめんね！」

よしと「ううん、大丈夫！
みおこちゃんから
呼ばれて
ビックリしてるよ」

みおこ「待って!!
近づかないで」

よしと「えっ？」

（見ている３人）

かいら「えっ？」

れん「近づくなって?!?」

なつみ「カッコイイこ
選ぶじゃん！」

みおこ「ディスタンス!!!!」

よしと「あっ、オッケ!!」

みおこ「これ、私が
作ったマスクなの・・・
本当は私の大好きな
先輩にあげるつもり
だったんだけど
変わったの。
よしとにあげる!!」

よしと「マジ!?
嬉しい!!!」

みおこ「それと、
卒業しても私の恋は
ノーディスタンス
だからね！」

なつみ「恋に、
距離はないっか。
遠距離恋愛は
これからも続くけど
好きなのには
変わりないなぁ」

かいら「みおこちゃん、
成長したな」

れん「それより、
大好きな先輩って？」

＊・＊・・・＊・・・＊・＊

そして卒業式。

？「林みおこ」

みおこ「はい！
これからマスクを
作れるように
なりたいです!!」

かいら「みおこちゃんの
大好きな先輩は・・・
なつみちゃんだったんだ」

れん「マスクの良さを
伝えたかったんだね」

みおこの恋は
No distance。

＊ｅｎｄ＊