飴イジングなあの先輩

CAST林 美央子林 美央子

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.11.07

ユアン「どろどろどろー(笑)」





成績優秀、運動神経抜群、
容姿端麗、





しかも生徒会長も務めている、
まさに非の打ちどころのない男、
ユアン。





・・・だけど、チャラい・・・





私、ミオコは、
絶賛からまれ中・・・





ユアン「あー。暑いー。
地球温暖化進みすぎー。
俺、溶けちゃうー」





はあ、どうして
こうなってしまったんだろう・・・





ミオコ「とにかく、
溶けるのはダメです!
っていうか・・・
人間は溶けないはず
なんですけど・・・」





ユアン「ありがとー!
助かったー!」





女の遊びぐせがひどい!





ユアン「はい!
ミオコちゃんは可愛いから、
飴ちゃん、どうぞ!」





ミオコ「ありがとうございます・・・」





この人にとっての
“可愛い”は
全宇宙の女子への
社交辞令なのに・・・





どうして、私は
ユアンくんを
独り占めしたくなるんだろう・・・?





もらった苺の飴は
とろけるような甘さで、
だけど、ちょっと
酸っぱかった。





あ。





ユアンくん、
ルミにも話しかけてる。





ズキン





私の胸が痛む。





ハートに針が
刺さったような痛み。





とらわれの私の心を、
誰か、救って!





ユアン「ミオコちゃーん・・・
次の授業、
技術なんだよぉ。
まじだるいよぉ。
俺、サボりたぁい」





いつも通り
だらけている
ユアンくん。





ミオコ「ユアンくんにとって、
私は特別な存在ですか?」





私の口をついて
出てきた言葉は、
こんな言葉だった。





ユアン「え・・・特別?
俺にとってミオコちゃんは
特別な存在だよ?」





ミオコ「そんなこと言って・・・(怒)
いろんな女子に
からんでるじゃないですか!(涙)」





ユアン「あー(笑)
さては、ミオコちゃん、
俺のこと好きだろ?」





ミオコ「そ、・・・
そんなこと・・・ない、です
けど!?」





ユアン「あからさまに
動揺してるー!」





ミオコ「ユアンくん、
ひどいです!」





ユアン「でもさ、
俺が『可愛い』って言う相手は
ミオコちゃんだけだよ?」





ミオコ「だって、だってぇ・・・
ルミとか、ユナとか・・・!」





ユアン「榎本さんと吉岡さんは、
中央委員会だから、
会議とかの話しあいしてただけ」





ミオコ「そうだったんですね!」





ユアン「だから、ミオコちゃん、
俺と、付きあってほしい!」





ミオコ「よろしいお願いします。
だけど、浮気はしないでくださいね」





ユアン「お堅いなあー」





私、憧れの先輩と
お付き合いすることになりました!







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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