未来からの

CAST林 美央子林 美央子

作者:ゆっきん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.31

林ミオコです!





毎日元気に
学校行ってます!





?「おはよー!」





ミオコ「おはよー! ユナ」





この子は、親友の
吉岡ユナ!





何でも話せるんだ♪





?「おはよー、林」





ミオコ「おはよー!」





ユナ「おはよ! タスクくん」





この人は、前川タスク。
めっちゃモテる。





あと、ユナの好きな人。





ついでに言えば
私の好きな人でもある。





ま、ユナには
秘密だけどね。





ユナ「きゃー!
タスクくんと
あいさつしちゃった!
嬉しい!」





ミオコ「やったね!」





顔を真っ赤にして
喜ぶユナ。





ユナ「タスクくんのところ
いってくる!」





そしてユナは、
タスクのところに行った。





ミオコ「はぁー」





?「なに、朝っぱらから
ため息ついてんだよ。
不幸がうつる!」





こいつは、
西ユアン。





私の隣の席で、
いちいち反応がうるさい。





ミオコ「べつにー。
親友と好きな人が
かぶったとかじゃないから」





ユアン「へー、
かぶっちゃったんだ」





ミオコ「あっ。
言っちゃった」





ユアン「ばーか!」





ミオコ「うるさいなー。
もう!」





ユアン「相談のってやろうか?」





ミオコ「考えとく~」

















*・*・・・*・・・*・*





今日は雨のなか帰った。





家に帰ったら、私宛に
1通の手紙が届いていた。





『中3の林ミオコ様』





変な宛名書きするなー。





とりあえず読むか。





・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:

私は、林ミオコです。
未来から手紙を出しています。

今日はあなたに伝えたいことがあって送りました。
それはあなたの運命の人についてです。
その話をする前に約束を2つしてください。

(1)この手紙のことを絶対に信じること。
(2)この手紙のことを絶対にばらさないこと。

そしてもし困ったことがあったら
次のことをしてください。

(1)この手紙に自分で見つけた
四つ葉のクローバーをはさみ、
願いをいうこと。

そうすれば、困ったことはすぐに
なくなるでしょう。

それでは本題にうつります。

あなたの運命の人は
今のあなたの好きな人ではありません。
あなたに幸せをくれる運命の人は
あなたのすぐそばにいます。
その人の名前は・・・

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





かんじんな名前のところが
雨のせいでにじんで
見えなかった。





てか、運命の人が
タスクじゃないってこと?





この手紙なんなの?





ピロリン。
LINEだ。





ユナからだ!





ユナ《明日告白しようと思う》





ミオコ《そっか・・・。頑張れ!》





ユナ《うん! ありがと!》





まじか・・・。
明日告白するんだ。





私はユナより先に、
伝えよう。





せめて気持ちだけでも
伝えよう。





ミオコ《タスクー》





送ってすぐに
既読がついた。





タスク《なにー?》





ミオコ《言いたいことが
あってさー》





タスク《どーした?》





ドクンドクン。





心臓の音が大きくて
うるさい。





指が震えて
文字がうまく打てない。





やっとの思いで送った。





ミオコ《前からタスクのことが
好きでした》





送ってからなかなか
既読がつかない。





終わったと思った。
そしたら。





タスク《俺も好きだったよ。
ミオコのこと》





え? え?





パニクって、
おかしい私。





ミオコ《じゃあ・・・》





タスク《付き合おう!》





ミオコ《うん!
てかさっき、さりげなく
ミオコって・・・(照)》





タスク《いーでしょ。ミオコ!》





ミオコ《もちろん!》





タスク《じゃあ、明日な!》





ミオコ《バイバイ!》





やった! やった!
やった!





タスクと付き合えた。





あの手紙なんだったの?





でもユナにちょっと
罪悪感・・・

















・*。・ 次の日 放課後 ・。*・





ユナ「タスクくんのこと
屋上に呼んでるんだ。
行ってくるね」





ミオコ「が、頑張れ!
私、待ってるから♪」





ユナ「うん!」





ユナが教室から
出てった。





タスク、なんて
断るんだろう。





私と付き合ってるからって
言うのかな?





もしそういったら?
ユナとの関係は?





ミオコ「はぁー」





ユアン「またため息ついて
どーしたんだよ」





ミオコ「わぁ! ユアン!?」





ユアン「ユアンですけど?笑
てか、かわいくない叫び方だこと」





ミオコ「うるさいなぁー!」





ユアン「で、どうしたの?」





真面目な顔で
聞いてくるから
話しちゃった。





私とユナが
好きな人がかぶってたこと。





ユナより先に告白しちゃって
付き合うことになったこと。





今、ユナが告白しにいってて
不安なこと。





途中ユアンは
悲しそうな顔をして
聞いていた。





ユアン「そっかー。
俺が言えること
1つだけあるよ」





ミオコ「なになになになに?」





ユアン「タスクを、
しんじろよ!」





ミオコ「そうだね!
うん! 彼氏だもん!
信じるね!」





ユアン「おう!
またなんかあったら
言えよ!」





ミオコ「うん! ありがと!」





ユアン「じゃあな」





ユアンって優しいな・・・





んん?
私、どうした?





そしたらユナが
幽霊みたいな雰囲気をだして
教室に入ってきた。





ミオコ「ユナ!」





ユナ「・・・てい」





ミオコ「え?」





ユナ「さいてい!
ミオコ、タスクくんと
付き合ってたんだね!
なのに私に告白頑張れって
言ってきてさ、
どうせバカにしてたんでしょ?」





ミオコ「違うの!
聞いて! ユナ!」





ユナ「なにも聞きたくない」





バン!





ユナは勢いよく
教室から出てった。





最悪。





タスク「ミオコ、お待たせ!
一緒に帰ろ!」





ミオコ「う、うん!」





タスク「どうかした?」





ミオコ「ううん!
なんもない!」





タスク「じゃ、いこっか」





ミオコ「うん!」

















・*。・ 家 ・。*・





どーしよ。
ユナと仲直りしたい。





そーいえば!

















・*。・ 公園 ・。*・





ミオコ「どこ~?
四つ葉のクローバー」





あの手紙がほんとなら
ユナと仲直りできるはず!





ユアン「なーにしてんのー」





ミオコ「ユアン!
四つ葉のクローバー探し!」





ユアン「なに女っぽいこと
してんだよ」





ミオコ「女だもん!」





ユアン「はいはい。
俺も探そ!」





ミオコ「はぁー」





ユアン「あっ、またため息!
今度はどした?」





ユナとのことを
話した。





ユアン「だから
四つ葉のクローバー探し
してんの?
仲直りしたくて」





ミオコ「え?
あ。そーなのよ!」





ミオコ「あぁー!!!」





ユアン「な、なんだよ!
ビックリしたなー」





ミオコ「見つけた!
四つ葉のクローバー!」





ユアン「よかったな」

















・*。・ 家 ・。*・





よし。





手紙にこの
四つ葉のクローバーを
はさんで。





ミオコ「ユナと
仲直りしたい!」





ヒュルヒュルルー。
ボン!

















* * * * * * * * *





ん? ここは・・・
ユアンの部屋?





ユアンには私、
見えてないの?





ユアン「まさか・・・。ミオコ!」





ミオコ「なになになに?」





ユアン「さいてーだな。あいつら」





聞こえないみたい。





あいつらって誰だろう。





ヒュルヒュルルー。
ボン!

















* * * * * * * * *





あっ、私の部屋に戻った。





ピロリン。





ユアン《明日、話あるから
タスクとユナと残ってくれる?》





ミオコ《了解》





なんだろう?

















・*。・ 次の日 放課後 ・。*・





ユアン「残ってもらってわりぃな」





ミオコ「大丈夫だけど・・・
話って?」





ユアン「まず、タスクとユナは
付き合ってる。だよな?」





ミオコ「え? え?」





タスク&ユナ「・・・・・」





ユアン「ユナに告白されたとき、
タスクはOKしたよな?
俺、見てたから」





タスク「それは、その・・・」





ユアン「それで、ミオコのことなんか
はやく振るって。
ユナには演技しろって
言ったんだろ?」





ミオコ「そうだったんだ・・・」





タスク「ごめんな。俺、
ユナに告白されたとき気づいたんだ。
ユナが好きだって」





ユナ「ごめん。
あんなひどいこといって」





ミオコ「2人とも幸せにね!」





笑顔でいった。





タスク「さんきゅ」





タスクとユナは
いなくなった。





ユアン「なんで怒らないの?
なんで無理して
笑顔つくってんの?」





ミオコ「え?」





ユアン「辛いなら辛いって泣けよ。
ミオコは偉すぎんだよ」





ミオコ「うぇーん! ユアンー!」





ユアン「わかった、わかった」





ユアンに抱き締められて
私はたくさん泣いた。





ユアン「俺は、お前を幸せにできる。
だから付き合おう?」





ミオコ「うん。ありがと!」

















・*。・ 家 ・。*・





『未来のミオコへ』





手紙を書いた。





――――――――――――――――――――――――
あなたが言ってくれた言葉に私は気づけなかった。
でも、あなたのおかげで、今はユナとも
仲良くできるし、
ユアンともラブラブしてます。笑
ありがとう。
――――――――――――――――――――――――







☆END☆

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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