6dayの恋

CAST林 美央子林 美央子

作者:巫女

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.22

何書こうかな・・・





私の名前は、ミオコ。





私は今、交換日記の内容を
考えていた。





しかも、交換日記の相手は
ナツ君。





どういうことかって?













・*。・ 今日の学校 ・。*・





カイラ先生「なーんで
うちのクラスは
こんなに仲悪いかなー」





この人は、カイラ先生。





友達ゼロの私が、
唯一話せる人。





とってもクラス思いで、
優しい先生なんだ~。





ミオコ「仲・・・悪いというか、
何か無ですよね。
みんなで喋ったりーとか
ないですし」





カイラ先生「そこなんだよねー」





ミオコ「んーーー・・・
何かみんなで楽しんだり、
お互いのことを
知る機会さえあれば、
いい・・・のかな?」





カイラ先生「おっ、いい案だね!
ちょっと考えてみる」





ミオコ「えっ!?」













・*。・ ホームルーム ・。*・





カイラ先生「みんな~、聞いて~。
今日から特別に宿題は1つ!」





生徒全員「!?」





なな、何考えてるの
カイラ先生!





・・・はっ、もしかして
宿題を減らすことで
自由時間を長くし、





遊ぶ時間を生徒へ
自由に与えるとか!?





・・・、
いやいや、それはない・・・





カイラ先生「今日から1週間、
宿題は『交換日記』だけです!!」





生徒全員「ええっ!?」





カイラ先生「ふふっ、
まぁ相手は
隣の席の人といきましょうか」





うっ・・・





っていうことは・・・
ナツ君と!?





ナツ君とは、
話したことがない。





だから、正直いつも
何を考えているのか
分からないのだ。





ええ・・・不安だな・・・





カイラ先生がそんな私に
Ⅴサインを送ってきた。





いいアイディアだろ、
とでも言いたいのだろう・・・





はぁ~・・・





カイラ先生「はいっ、
じゃあホームルーム終わりっ!
1時間目始めるよー」













・*。・ 学校も終わり、家へ ・。*・





ミオコ「交換日記、私からか~。
なんて書こ」





まぁいっか。





─────────────────
──
1day

こんにちは、ミオコです。
きょうからよろしくお願いします!
今日、急にカイラ先生が
変なこと言い出すから驚いたよね 汗
これからもよろしくね。
─────────────────
───





っと・・・





ふぅ、書き終わったー。





ちょっと
ナツ君の反応が怖いな・・・





・・・





提出って言われてないし、
明日ナツ君の机に
サッと入れとこ。













・*。・ 次の日 ・。*・





ナツ君の机に
入れてっと・・・





よしOK!





ミオコ「あっ、カイラ先生!」





カイラ先生「おう! おはよう!
交換日記、どんな感じ?」





ミオコ「あははは。昨日、
ビックリしちゃいましたよ~」





カイラ先生「友情にも恋にも、
交換日記がピッタリだと
思ってね」





ミオコ「こっ・・・///」





カイラ先生「ふふっ、
ホームルーム始めるよー」













・*。・ 帰り道 ・。*・





恋って・・・





またカイラ先生
変なこと言って・・・





・・・ナツ君、
なんてかいてるのかな?





気になる・・・













・*。・ 次の日 ・。*・





私は、登校して早々に
机の中を確認した。





あ、交換日記!
あった!





すぐにペーシを開いた。





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──
2day

久野ナツです。
交換日記、
丁寧に書いてくれてありがとう!
字、すっごく綺麗なんだね。

これからよろしく!
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───





えっ・・・





私は、交換日記を読んで
絶句した。





ナツ君が、こんなに
いい人だったなんて・・・





字が綺麗なんだねって、
褒めてくれた!





・・・何か、
交換日記楽しいかも。





――――それから3日間、
交換日記を続けた。













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──
3day

ナツ君って、
とってもフレンドリーなんだね!
字を褒めてくれてありがとう!
今日のテスト、ガチで難しかった 笑
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───

















─────────────────
──
4day

テスト、鬼問題だったよね 笑
何点だった?
きっといい点なんだろうな~。
ちなみに俺は11点 汗
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───













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──
5day

あれ、意外と勉強苦手だったんだ!
この交換日記で、ナツ君の色々な面を
知れた気がする!

スッゴイ楽しい!!
─────────────────
───













・*。・ 6day ・。*・





私は、ルンルン気分で
登校していた。





ミオコ「ナツ君から、
なんて返事くるかな~!」





学校につき、
すぐさま机をのぞきこんだ。





けど・・・





ミオコ「あれ?」





交換日記がない。





代わりに、
小さなふせんが
貼ってあった。





『放課後に、グラウンドの
体育倉庫裏に来て。ナツ』





なんと、ナツ君からの
手紙だった!





・・・、そういえば、
うちら交換日記してるだけで、





話したこと1回も
なかったっけな・・・





けど、何だろう・・・





――――――私は放課後、
少しプリントの
整理をしたあと、





体育倉庫裏へと向かった。





ミオコ「ナツ君!」





そこにはもう、
ナツ君が待っていた。





ナツ「ミ、ミオコちゃん・・・」





ナツ君は、私に
交換日記を渡してきた。





ミオコ「・・・?
机のなかに
入れておいてくれるだけでも
良かったのに」





そんなことを言いながら、
私はパラパラと
ページをめくった。





!!!





─────────────────
──
6day

ミオコちゃんのことが、好きです。
─────────────────
───





ミオコ「えっ・・・////////
・・・?」





あ・・・、
頭の整理が追いつかない・・・





ナツ「交換日記してみて・・・
その・・・前から
可愛いなって思ってたけど、
もっと君を気になり始めたんだ!
明るいところとか好きで・・・
あの・・・
つ、付き合って下さい!」





ミオコ「////////」





突然の告白。





ビックリしたけど、
私の返事はこうだ。





ミオコ「・・・ハイ!///////」





ナツ「////////!」





交換日記で繋がった恋。





これも、カイラ先生の
おかげかなっ!







*end*

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