君に一目惚れしました

CAST林 美央子林 美央子

作者:はむちーずトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.10.29

「えっ!
あのバスケ部のせんぱいと
付き合ってるって、マジ?!」





「そうなの~(照)」





「うらやまし~、いいな~
あの先輩、
まじかっこいいしな~」





「そうかな~」





いつもこんな私に
関係ない話ばかり。





聞いていても
意味がない。





あ、こんにちは。
私、林ミオコです





今話していたのは
私の親友、有坂コハナと
榎本ルミです。





コハナ「ねぇねぇ~
ミオコは、好きなヒトとか
いないの~?」





ミオコ「え、特に・・
いないかな・・」





ルミ「えーっ、ミオコは
可愛いのにもったいないよ!
彼氏できたら
私達に報告してね!」





コハナ「うんうん!
ミオコの彼氏とか
見てみた~い!」





ミオコ「え~っ、
私には絶対ないよ~」





私に彼氏なんて
当然ありえないと
言おうとした時、





??「そこ、
通りたいんだけど」





急に話しかけてきたのは
クラスメイトの
西優行っていう人。





どうやら
ユアンくんの席の横を
ふさいでいたらしい。





ミオコ「あっ、ごめんなさい」





ルミ「ユアンってさ~
結構ミタメいいけど
すごく怖いイメージあるよね」





コハナ「わかる!
なんか、
僕に近寄らないでオーラ
めっちゃ出てるよね!」





ルミ「こら!
大きな声で言ったら
怒られるよ!」





コハナ「大丈夫だよ!
ほら、寝てるもん!」





ユアンくんはずっと
寝てたりしているのに、
成績はトップなんだとか。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ある帰り道、
私は電車に乗っていた。





その電車はとても
混んでいて、
人と人に挟まれている状態。





少しして、私は
体の異変に気がついた。





なんか頭がクラクラする・・・





って、あれ?
あれユアンくんかな?
と思った瞬間、
私の意識はぷつりと切れた。













──
─────────





ミオコ「・・・・・うーんっ、
あれ、ここは?」





ユアン「大丈夫か?」





ミオコ「へ、えっ、
ユアンくんっ?
って、ここどこ?」





ユアン「駅のホームだよ。
急に倒れたから
安静にしといたほうがいいかな、
って思って」





ミオコ「え、あっ、
本当にありがとうございました。
ここからは私1人で帰るので
大丈夫です」





体を起こそうとしたら、
ユアンくんに止められた。





どうしたんだろう。





ユアン「なんで敬語なの」





ミオコ「へ?」





いや、そこですか、
一体何を聞くのかと思ったら。





ユアン「別にクラスメイトなんだから
ためでいいじゃん」





ミオコ「へ、あっ、はい」





ユアン「ほら、また敬語」





ミオコ「ごめんなさい、
ついクセで・・」





ユアン「大丈夫。
あ、ちなみに俺、
ユアンっていいます。
じゃ、またね」





ミオコ「は、うん。
私はミオコです」





ユアン「今、敬語
使いそうになったでしょ。
ほんとそういうとこ
可愛いよね」





ミオコ「・・・・っ」





何だろう・・・・
このドキドキは・・





っていうか、
結構イケメンじゃん!













・*。・ 翌日以降 ・。*・





先生「じゃ、ノート
運んどいてな!」





うわ・・・
結構量あるじゃん・・・





ミオコ「よいしょっと」





って、重っ・・
うわ、倒れそう・・





ミオコ「う、ちょっと、
うわ・・」





ドンッ





私は、廊下の角で
だれかとぶつかってしまった。





ミオコ「あっ、すみません・・
って、ユアンくん?!」





ユアン「って、
どうしたのその荷物」





ミオコ「先生に頼まれて・・・」





ユアン「こんなの1人で
持てないでしょ。
よいしょっと」





残っているのは
10冊あるかないかぐらいの量。





ミオコ「あの・・・ありがとう」





ユアン「いや全然、ていうか、
無理はしすぎないよう
ほどほどにね。
放っておけないから」





ミオコ「っ・・・!」





なんだか昨日から
このドキドキが止まらないのは
なんでだろう・・・

















*...・・・*...・・・*





コハナ「っていうか~
そろそろミオコも
彼氏もったら?
私たちもういるよ?」





ルミ「確かに!
私的にはユアンとか
似合いそう!
ていうか一昨日、
ユアンと駅のホームに
一緒にいたでしょ!」





ミオコ「えっ!
なんでしってんの?」





コハナ「私が
教えたんだよ~」





ミオコ「ちょっと!
やめてよ~」





コハナ「でも、私、応援するよ!
ああいうのって
ほとんど恋だから!
自信もって
告白とかしてみなよ!」





ミオコ「いや、
さすがにそれは・・」





ルミ「意外と成功するかもよ?
自信ないと思うけどさ、
いい経験になるよ!
私だって告白3回目で
成功したんだよ!
自信なかったけど、
あきらめなかったから
今こうやって
付きあえてるんだから、
チャレンジしてみな!」





ミオコ「・・・・うん、
やってみようかな」





コハナ、ルミ「頑張れ!」













・*。・ 放課後 ・。*・





フタバ「あの、ずっと前から
好きでした・・
付き合ってください!」





なんでこんなに
タイミングが悪いんだろう。





教室の中には男女2人、
ユアンと
クラスのモテる女子、
フタバちゃん。





これでユアンくん、
絶対OKするんだろうな。





もう私は確信した。





この2人は、お似合いだ。





きっといいカップルに
なれるよ。





私なんか
いなくなればいい。





失恋だ。





そう思っていたのにも
関わらず、
ドアを開けてしまった。





ガラッ





ユアン「えっ、ミオコ・・・」





フタバ「あの子だぁれ~?」





ユアン「俺の・・・友達、
お前には関係ないから
出ていって」





ほら、私なんか
嫌いなんだ。





そうだよ、
2人は付き合うんだ。





そう思った私が
2人に背を向けた
その時だった。





ユアン「なんでミオコが
出ていこうとするの」





え?
ユアンくんは
私に出ていって
ほしいんじゃないの?





ユアン「俺は、今
この子、ミオコと
話したいから」





そういうと
フタバちゃんは
私に少しにらんだ顔をし、
悲しい顔をして
教室をあとにした。





ユアン「こっちおいで、
ミオコ」





そういわれて、
私は教室に入った。





なぜか私は泣いていた。





ユアン「なんで泣いてるの?」





ミオコ「・・・・っ、
私っどうしても
言いたいことがあって・・っ、
私、ユアンくんのことが・・
好きです」





ユアン「・・・マジか」





ミオコ「でも、
こんな私なんて、
好きなわけ・・」





ギュッ





ユアン「俺はミオコが好き」





ミオコ「・・・嘘でしょ・・
私なんかでいいの・・?」





ユアン「ミオコじゃなきゃ
だめなんだよ」





まさか・・
ユアンくんと
付き合えるなんて・・・





ユアン「好きだよ・・ミオコ」





ミオコ「私も・・・っ」





私達は
夕日に照らされながら
キスをした。







~End~

Like

この物語に投票する

林 美央子が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!