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恋の片道切符。

CAST星名ハルハ星名ハルハ

作者:メーダー@

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.12.12

わたしは、恋の片道切符を持っている。
――――捨てることのできない。





わたし、星名ハルハ。





?「おーい!
ハルハ、おいてくぞー」





ハルハ「ちょっと待ってってば!
ミサキ!」





ミサキ「はーいはい。って、
いつまで俺を待たす気なんだよ笑、
俺、10分以上待ってやってるんですけどー」





ハルハ「しょーがないでしょっ。
女子なんだからーっ」





ミサキ「こんな俺が
一緒に毎日行ってくれるなんて
お前も幸せだなー」





ハルハ「はぁ? 逆でしょ、逆!
彼女いないミサキがかわいそうだから
一緒に行ってあげてるんですー」





ミサキ「はぁ? 俺だってなぁ、
好きな子ぐらいいるんだからなっ!」





ハルハ「へぇ?
いるんだ好きな子。笑」





ミサキ「別にいいだろ!
って、お前もいるんだろ?
好きなやつくらい!」





ハルハ「いるにきまってんじゃん!」





ミサキ「じゃあ、バカにするなっ!」





ハルハ「はいはーい、
すいませんでしたー」





毎日こうやって
話しながら歩く朝は楽しい。





だって、となりには
『好きな人 兼 幼なじみ』がいるから。





でもね、多分この恋は
叶わない恋なんだ。





だってミサキの好きな人は
多分、わたしじゃないから。















・。:・・・:。#・・・:。・・・:#・・・:・・・#・・・::・。・#





ハルハ「おはよー」





ひより「おはよ、今日も
カレカノ登校ですか笑」





ミサキ「こんなやつ、
彼女なわけないじゃん笑」





だよねー。
はい、片想い決定。















・*。・ ミサキside ・。*・





ひより「おはよ、今日も
カレカノ登校ですか笑」





ミサキ「こんなやつ、
彼女なわけないじゃん笑」





あぁー。
また言っちゃったよ、
本心と逆のこと。





そう、俺はハルハが好き。





でも、いつも思ってないことを
言っちゃう。





ハルハの好きな人は
多分俺じゃない。





だって、ほら。
あいつとしゃべってる。















・*。・ ハルハside ・。*・





輝之介「ハルハ、おはよー」





ハルハ「輝ちゃん、おはよー」





いつもミサキのことを
相談に乗ってくれる、輝之介。





輝ちゃんって呼んでる。





ひよりと同じくらい
仲がいい。





輝ちゃんには彼女がいて、
遠距離恋愛なんだけど
ほぼ毎日電話するくらい
ラブラブ。笑





そんな輝ちゃんとは
席がとなりで
いつも相談に乗ってもらう。





ハルハ「ねぇ、輝ちゃん?
やっぱりミサキは
わたしのこと好きじゃないよ・・・」





輝之介「多分、それは
ハルハの勘違いじゃない?
だって普通さ、ミサキが
彼女じゃない女の子と登校するなんて、
ありえないじゃん」





ハルハ「え?」





ミサキ「それって、ハルハのことが
好きってことなんじゃないかな?」





ハルハ「・・・//」





ハルハ「ありがと! 輝ちゃん!
元気出たっ」





輝之介「おう!」















・*。・ ミサキside ・。*・





ハルハ、顔赤いし。





ハルハの好きなやつ、
多分、輝之介だよな・・・





ハルハとは
同じクラスだけど
席が遠い。





ミサキ「俺に勝ち目なんて
あんのかな」





ひより「そんなの、
告ってみればいいじゃん」





ミサキ「ひより! お前いつから!」





ひより「ハルハの好きな人、
なんで輝之介ってわかんの?
ハルハのホントの気もち聞いた?」





ミサキ「俺、ハルハに
気もち伝えてくる」





ひより「行ってきな、ミサキ!」





ミサキ「ありがとな、ひより」















・*。・ ハルハside ・。*・





輝之介に相談のってもらえて
スッキリした。





輝之介「ところでさ、
いつ告んの?笑」





ハルハ「ちょっとなに!
いきなり!//」





その時。





ミサキ「ハルハ、もらうから」





輝之介「どーぞ。笑」















**-・.・***・.・-**





ミサキに腕を捕まれ、
向かったのは屋上。





ってか、
ドキドキヤバいって//





ミサキ「あのさ、ハルハは
輝之介が好きなの?」





ハルハ「違うよ!
輝ちゃんにはいつも・・・
その・・・」





ミサキ「俺には言えないの?」





ハルハ「いや・・・」





だって。
ミサキのことだもん。





言えないよ・・・





ミサキ「俺にはハルハ、
お前しかいないんだよ・・・」





ハルハ「・・・ミサキ(泣)
わたしも好きだよ」





ミサキ「うそ・・・輝之介は?」





ハルハ「うそじゃないよ、
輝ちゃんにはいつも
ミサキのことを相談させてもらってたの。
あと、輝ちゃんには彼女がいるから」





ミサキ「なんだ、心配した俺が
バカみたいだな笑」





ハルハ「ううん、そんなことないよ!
わたし、ミサキがそう思ってたこと、
すごくうれしいよ!」





ミサキ「ハルハ・・・好きだ」





ハルハ「わたしも」





ひより、輝之介「おめでとう」





わたし、恋の片道切符は
もう捨てた。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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