君が好きだから。

CAST星名ハルハ

作者：ｋ＃°“

2025.11.06

知ってたよ、

君に彼女がいたこと。

知ってたよ。

好きになっちゃ
いけないんだって。

でも・・・

好きになっちゃったから。

彼女がいても、好きだから・・・

・。・。・。・。・。・。・。・。

こんにちは～
星名ハルハです！

ニコラ学園
高等部の１年！

わたしには、
好きな人がいる。

でも、彼女がいたんだ。

だから、あきらめなきゃ。って
思ってる。

でも・・・

やっぱり好き。

その好きな人っていうのは・・・

西ユアン。

席がとなり。

・。・。・。・。・。・。・。・。

ユアン「おはよ。ハルハ」

（頭ポンポン）

ハルハ「おはよ・・・」

ユアン「どうしたん??
元気ないじゃん」

ハルハ「別に・・・」

ホントは違うんです。

・＊。・　昨日の放課後　・。＊・

ハルハ「じゃあ、また明日ね！」

あんな「またね！」

親友のあんなと別れ、
靴箱へ向かうと・・・

花奈「あのさ・・・
ずっと前から・・・」

ユアン「好きです!!
つきあってください！」

花奈「ホントに??　うれしい泣」

ユアン「なんで泣くんだよ笑」

（ギュッ）

ユアンが花奈ちゃんを
抱きしめてた・・・

ユアン、つきあうんだ・・・

彼女できたんだ・・・

・。・。・。・。・。・。・。・。

それで現在にいたります・・・

ユアン「別にってことないだろ。
なんかあったのか？」

ハルハ「・・・・・」

ユアン「ハルハ・・・??
お前、顔色悪く・・・」

バタン！

ユアン「ハルハ!?
おい、ハルハ!?
しっかりしろ！」

そんな声が聞こえて、
わたしは倒れてしまった。

・。・。・。・。・。・。・。・。

先生「あ！　起きた？
あなた、貧血で倒れたのよ。
だいじょうぶ？」

ハルハ「はい。だいじょうぶです。
でも今日は
早退してもいいですか？」

先生「うん、いいわよ」

・。・。・。・。・。・。・。・。

あんな「ハルハ!?
学校来てもだいじょうぶなの?!」

ハルハ「うん、だいじょうぶ」

あんな「よかった～!?
昨日、教室で倒れて
ユアンくんが
運んでくれたんだよ」

ハルハ「ユアンが？」

あんな「うん」

・。・。・。・。・。・。・。・。

ユアン「ハルハ！　だいじょうぶ?!」

ハルハ「・・・・・」

ユアン「ハルハ。ちょっと来い」

ユアンに腕をつかまれ、屋上へ。

ハルハ「なに？」

ユアン「なんでこの頃
俺のこと避けるの??
俺のこと、嫌い？」

ハルハ「なんで??　どうして？」

ユアン「え？」

ハルハ「ユアンには・・・
ユアンには、彼女がいるじゃん!?
なんでそうやってわたしに
やさしくするの??
そのやさしさが苦しいんだよ！」

ユアン「ハルハ・・・
お前・・・
俺のこと好きなの・・・？」

ハルハ「なんで今さら聞くの・・・」

ユアン「ごめん、俺・・・」

ハルハ「なんで??
わたしはずっと前から
好きだったのに。
ユアンにとってわたしは
どうでもよかったの？」

ユアン「それは違う!!
俺にとってハルハは・・・
大切な人なんだよ！」

ハルハ「そーゆーので
苦しくなるんだよ・・・」

ユアン「だから・・・」

ハルハ「もうやめて!!
もうこれ以上なにも言わないで!?
に、２度と話しかけないで！」

ユアン「ハルハ!!　待てってば！」

（腕をつかむ）

ハルハ「やめて!!　触らないで！」

ユアン「ハルハ・・・」

・。・。・。・。・。・。・。・。

ユアン「ハルハ・・・」

ハルハ「あんな～。昨日ね、
ナツ君がね・・・！」

ユアン「アイツ、好きなやつ
できたのか・・・？」

・＊。・　放課後　・。＊・

ユアン「ハルハ。俺、」

ハルハ「だから、
話しかけないでって
いったじゃん！」

ドンッ

ユアン「お前、まだ俺のこと
好きなんだろ・・・？」

ハルハ「だったら、何？」

ユアン「いいから、答えろ」

ハルハ「好きにきまってるじゃん・・・」

ユアン「ハルハ、俺と最初から
はじめないか？」

ハルハ「・・・はい・・・・泣」

ユアン「好きだよ、ハルハ。
これからもずっと一緒にいような」

ハルハ「あたりまえじゃん！」

ユアン・ハルハ「笑」

＊Happy End＊