マネージャーじゃなくなっても・・・

CAST星名ハルハ

作者：きらちゃ

2024.02.04

バレー部員「いち、にー、さん。
ナイスー!!」

私は、ハルハ。
男子バレーボール部の
マネージャーをしています。

実は、私には
好きな人がいます/////

それは、男子バレーボール部の
キャプテンのリョウスケ。

もう少しで私たち３年生は
引退だから
告白しないとなぁって
思ってるんだけど、

なかなか勇気が出なくて・・・

リョウスケ「ハルハおつかれ！
今日一緒帰れる??」

ハルハ「帰れるよ！」

【帰り道】

リョウスケ「今日のアタック
どうだった？」

ハルハ「今日もたくさん決まってて
すっごくかっこよかった！」

リョウスケ「ほんと!?　ありがとう」

こんな感じで
私たちはいつも帰っている。

沢山アピールしてるんだけど
リョウスケは鈍感だから
私の好意には気づいてくれない。

【次の日の部活】

ミサキ「もしかして、ハルハって
リョウスケのこと好き？」

ハルハ「えっ！
な、なんでそれを・・・？」

ミサキ「バレバレだよ笑
でももう少しで引退だけど
告白しなくていいの？」

ハルハ「したいんだけど・・・
なかなか勇気が出なくて・・・」

ミサキ「そっか・・・
じゃあ俺が協力してあげよっか??」

ハルハ「えっ、いいの!?」

ミサキ「もちろん！　任せとけ！」

ハルハ「ありがとう！」

【ミサキとハルハの告白作戦会議】

ミサキ「ハルハは
どんな風に告りたいの？」

ハルハ「素直に
自分の想いをしっかり
伝えたいな」

ミサキ「なるほどね。
あっいいこと思いついた！」

ミサキがハルハの耳に
コソコソと思いついたことを言う。

このシーンを
通りすがったリョウスケに
見られる。

ハルハ「いいね!!」

リョウスケ（２人は
両想いなのかな・・・）

【引退前の最後の試合前日】

ミサキ「リョウスケ～、
ハルハが話したいことあるって
呼んでるよ」

ミサキ「（小声で）ハルハ頑張れよ」

ハルハ「（小声で）う、うん！
頑張る！」

リョウスケ「実は俺も
話したいことあって」

ハルハ「偶然だね」

リョウスケ「じゃあ
せーので言ってみる？」

ハルハ「うんっ照」

リョウスケ＆ハルハ「好きです。
付き合ってください」

ハルハ「えっ!?」

リョウスケ「ミサキのことが
好きなんじゃなかったの!?」

ハルハ「私はずっと
リョウスケのことが好きだったよ照」

リョウスケ「じゃあさ、
明日の試合で優勝出来たら
付き合ってほしい。
ほら、たまにはかっこいいとこ
見せたいし」

ハルハ「うんっ照」

【試合の日】

リョウスケは足を怪我して
試合に出ることが
出来なくなってしまった。

チームは準決勝で
敗退してしまった。

リョウスケ「こんな時に怪我して、
ホントごめん」

ハルハ「ううん。
リョウスケは悪くないよ。
こっちこそ最後まで
支えきれなくてごめん」

リョウスケ「これで引退だね。
寂しいな」

ハルハ「引退かぁ。寂しいね」

リョウスケ「ハルハとは
なかなか会えなくなるな・・・」

ハルハ「あ、あのさ、私引退して、
マネージャーじゃなくなって
支えられなくなっても、
次は彼女として、
リョウスケのこと支えたい。
会えないなら会える機会を作ろうよ！
結果としては負けちゃったけど、
負けたとしても、付き合う気だったの。
だから付き合ってください」

リョウスケ「俺もだよ。
負けても付き合おうと思ってた。
告白もしてもらっちゃって、
怪我もしちゃって
情けないな、俺。
でも、こんな俺を好きになってくれて
ありがとう。
これからもよろしくね」

ミサキ「作戦失敗だったけど、
結果オーライか」

＊ｅｎｄ＊