シンデレラと魔法の絵本

CAST星名ハルハ星名ハルハ

作者:たぁか

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.04

ハルハ「あ~~~~ぁ!
やっばーーぃっ!
また寝坊したーー!」





ただいま、必死に走っている私は、
遅刻常習犯の星名ハルハ。





私ね、こうみえて実は
ディズニープリンセスに憧れてる
女子中学生!





特にお気に入りなのは、
シンデレラの絵本なのっ





いつか私にも
素敵な王子様が現れたらいいなー・・・





なーんてね!





はぁ。。
でも私は信じる・・・っ!(笑)





ハルハ「あの角を曲がったらセーフだ!
急げハルハっ!!」





リョウ「あ~~~~~~~~~~っ!」





ハルハ「わぁぁぁっ!!」





ドッスーーーーン!





ハルハ「痛ててて・・・」





リョウ「ごめん! 大丈夫?!
俺めっちゃ急いでて・・・」





ハルハ「あ、大丈夫!
私も急いでて・・・」





この人、、
同じ制服なのに
初めてみる顔だなぁ・・・





って、私また靴脱げてるし!!

















・。・:*・°・。・:*・°・。・
:*・°・。・:*・





その日の帰り道。





ハルハ「ふ~~~。
今日も1日終わった~
さっ、早く帰って
シンデレラでも読もうかな」





たしか、今日は
鞄に入れてきたんだったな。





ゴソゴソ、ガサガサ。





あれ、、、?
えっ、うそ!? 絵本がない!!





どうしようっっ。
お気に入りの絵本なのに・・・





リョウ「あのー・・・さ?
たしかー、今朝ぶつかった女の子だよね?
これ、落としてたみたいだったからさ!
てか、名前なんてゆうの??」





ハルハ「あっっ!
ありがとうございます!!
すっごく大事なものだから・・・よかった。
えと、星名ハルハっていいます!
ちなみに、、ニコ学2年です!」





リョウ「ハルハちゃんってゆうんだ!
俺、黒澤リョウ!
ハルハちゃんと一緒のニコ学2年!」





ハルハ「あ、あぁ!!
そうだったんだね?!(苦笑)
リョウくん・・・よろしく!!」





リョウくんってゆうんだ・・・
なんかすごくさわやかな人だな~、、





とその時。





リョウくんから渡してもらった、
シンデレラの絵本が
ふわっと宙に浮いて・・・





ソノマ「初めまして。
私、妖精のソノマ!
あなたがハルハちゃん?
そして隣にいるのは・・・??」





ハルハ、リョウ「よ、よ、ようせいーーーーっ?!」





リョウ「あ、俺は、リョウっていいます」





ソノマ「そうよ? ぷぷっ
2人とも変な顔!!(笑)
リョウくん! 素敵な名前ね!
ハルハちゃんにピッタリだわ」





ハルハ「えっ!? いや、あの、、
リョウくんとは
今日初めて話して・・・
それでっ」





ソノマ「もう!
ごちゃごちゃうるさーーいっ!
ほら! 早くしないと
舞踏会へ間に合わないわ!」





リョウ「舞踏会っっ?!」





ソノマ「さぁ行くわよ!!
シンデレラの世界へ
Let’s Goーーー!」





ソノマが魔法の杖を一振りした瞬間、
私たちは絵本の中にすいこまれた。





ハルハ、リョウ「わぁぁーーーーーーーーっ!!」

















・。・:・°・。・:・°・。・
:・°・。・:





ん・・・?
ここ・・・どこだ?





あれっ、
リョウくんとソノマは・・・??





姉(1)「ちょっと! シンデレラ!
こんなとこで何してるのよ!」





えっ? シンデレラ・・・?
私、ハルハだしっ!!





姉(2)「なにボーーっとしてるのよ!
早く私たちのドレスの準備をしてちょうだい!
今日は大事な大事な王子様との
舞踏会の日なんだからっ!??」





舞踏会・・・?!





あ! そういえば
ソノマが言ってたよーな・・・





って、
えーーーっ?!?!





私、本当にシンデレラの世界に
来ちゃったのっ?!





ってことは・・・





母「あなたは早く掃除と
この子たちの準備と・・・
まさか行きたいだなんて言わないわよね?
あなたみたいな子、
王子様と踊るだなんてとんでもない!」





あ・・・そうだった。





シンデレラって、
汚い子扱いなんだ・・・





あんなに美しいのに。





姉(1)「早く準備を手伝ってちょーだい!」





ハルハ「あっ、は、はい・・・」

















・。・:*・°・。・:*・°・。・
:*・°・。・:*・





はーーー





いいな、
私も舞踏会行ってみたいな・・・





(トン、トン)窓を叩く音





んっ??





ソノマ「ハーールハちゃん!」





ハルハ「あ! ソノマ!
どこに行ってたのーー!
そういえばシンデレラって舞踏会・・・
いけないんだよね」





ソノマ「ちょっとちょっと?
ちゃんとお話覚えてるのー?
妖精が魔法をかけて
シンデレラも舞踏会に行くでしょ!」





ハルハ「あっ! そうだった!!
ってことは・・・?」





ソノマ「ふふっ
ソノマ様の出番ね!
さ、目を閉じて!
3・2・1・・・
ハイっ! できあがり~~」





目を開くと、私は本当に
シンデレラみたいなドレスをきて、
隣には馬車があって、、





ハルハ「わっ・・・なにこれ・・・
本当にシンデレラみたい・・・!」





ソノマ「何言ってるの!
あなたはシンデレラよ?
あ、もうひとつ忘れてちゃ
いけないものがあったわね!」





ソノマが魔法の杖を
くるくると回すと、
とってもきれいなガラスの靴が
私の足を包み込んだ。





ソノマ「やっぱり! ピッタリね。
さぁ、行きましょう!」





ハルハ「うそ・・・夢みたい・・・」















・。・:*・°・。・:*・°・。・
:*・°・。・:*・





馬車がついたのは
とても大きなお城。





うわ・・・本当に私、
シンデレラになったの・・・?





ソノマ「ハルハちゃん、
1つだけ覚えていてね。
私の魔法は12時になると
解けちゃうの。
それまでに王子様と出会って
一緒にダンスを踊るの。
わかった?」





ハルハ「う、うん・・・!
わかった!
私、頑張るね!」





王子様って
どんな人なんだろう・・・





と、目の前に現れたのは、、





ハルハ「えっ?! リョウくん?!?!」





リョウ「ハルハちゃん?!
どうしてここに・・・?
探してたけどいなくて・・・」





うそ・・・
王子様って、リョウくん・・・??





でも今のリョウくん、、
すごくかっこいい・・・///





ハルハ「あの・・・さ、
もしよかったら・・・
私と踊ってくれますか・・・??」





リョウ「もちろんだよっ!」

















・。・:*・°・。・:*・°・。・
:*・°・。・:*・





素敵な時間は
あっというまで・・・





気づくと、約束の12時まで
あとちょっと。





リョウ「あのさ、、ハルハちゃん!
俺・・・」





ハルハ「ごめん・・・! リョウくん。
私、もうここでさよならしないと・・・
じゃあ・・・っ!」





リョウ「あっ! ちょっと・・・!」





ごめんね。リョウくん。





私はシンデレラには
なれないみたい・・・





やっぱり・・・
こんな私がリョウくんの隣になんて、
居られないよ。。





でもモヤモヤするの。
なんでかな。。





そうだ、きっと、





“私はリョウくんが好きだ・・・”





無我夢中で走って
やっとお城を抜け出した時、
ちょうど12時を知らせる鐘がなった。





ハルハ「さよなら、リョウくん・・・」

















・。・:*・°・。・:*・°・。・
:*・°・。・:*・





あれ・・・私、
現実に戻ってきたのかな・・・?





でもリョウくんがいない。。。





やっぱり、、
夢だったのかな・・・





ハルハ「あれ、、
また靴が片方ない・・・」





もう私、
こんな時まで何やってるの、、





リョウ「探し物は、、これですか?」





えっ、、、、?





顔を上げると、
それは他の誰でもない
リョウくんだった。





リョウ「ハルハちゃん、
俺が話そうとしたら
急に走っていなくなっちゃったし・・・
そしてガラスの靴・・・
落として行くし」





ガラスの靴・・・?





もしかして、
夢じゃなかったの・・・??





ハルハ「あっ・・・ごめん、、
でもね、私・・・」





リョウ「ん・・・?」





ハルハ「好きです。
リョウくんのことが」





それを聞いたリョウくんは
ちょっと困った顔で笑った。





そりゃそうだよね、、
私なんかから言われても
困るよね。。





リョウ「あーぁ、、
先に言われちゃったよ」





ハルハ「え・・・?」





リョウ「俺も、
ハルハちゃんのことが好きです。
本当は・・・
舞踏会で伝えたかったんだけど、、」





うれしくて
涙がでそうになった。





そんな私をみて
リョウくんは優しく笑って、





リョウ「この靴、
僕が履かせてあげてもいいですか?
シンデレラ」





ハルハ「はい・・・
よろこんで・・・っ!」





ねぇ、リョウくん
信じてたら
いつか夢は叶うんだね。







* * * * * * * * * *





P.S.
ソノマ「ふふっ
お似合いじゃないあの2人??
さぁーて、
次のシンデレラ、探そーっと」





不思議な不思議な
プリンセス物語。





あなたは信じますか?







HAPPY END

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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