君は私を守ってくれる

CAST星名ハルハ星名ハルハ

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.07.09

私、ハルハ。
ニコラ学園に通う
中学2年生。





実は、今日の朝に
下駄箱をみたら
こんな手紙が入れてあったの。





「必ずや君を手にいれる。
来る気がないなら
君の友達に呪いをかけ、
追いかける」





っていう
よく分からない
内容なの。





どういうことだろう?





ヒマリ「おはよう~」





ハルハ「おはよ!」





この子は、ヒマリ。
私の自慢の親友なんだ。





ハルハ「実はさ、今日の朝
こんな手紙があったんだけど・・・」





ヒマリ「どれどれ?」





手紙をみせると
ヒマリは青ざめた。





ヒマリ「これ、
呪いの手紙だよ・・・」





ハルハ「・・・そうだよね・・・」





手紙は持っていると
怖いので
入れたままにすることにした。





ユアン「おはよう」





ハルハ「おはよ!」





きゃ~!
朝からユアンと
話せるなんてラッキー!





あ、いうのを忘れてたけど、
ユアンは私の好きな人なの!
すっごくかっこいいの・・・!





(ゾクッ)





背筋が凍った。





誰かが後ろから
つけている気がした。





とりあえず、廊下を
早足であるいて、
教室に向かった。





ナツ「・・・」













・*。・ 掃除時間 ・。*・





ハルハ「はぁ~」





ヒマリ「どうしたの?」





ハルハ「掃除がめんどくさくて・・・」





ヒマリ「確かにね!」





ニコラ学園は
掃除にこだわっていて、
掃除時間が20分もあるの・・・





(ドンッ!)





ヒマリが誰かと
ぶつかってしまった。





ヒマリ「あ、すみません」





ナツ「どうってことないよ」





その笑顔は
目が笑ってないように見えた。





ハルハ「さっきの人、
いい人だったね」





ヒマリ「・・・」





ハルハ「・・・ヒマリ?」





ヒマリ「・・・さない」





ハルハ「えっ?」





ヒマリ「許さない!」





突然ヒマリの周りが
黒い霧のようなものに
つつまれた。





そして、私を見ると・・・
追いかけてきた!?





ハルハ「ヒマリ!
どうしたの!」





ヒマリから
逃げながらも
必死で叫んだ。





ヒマリから距離が
十分に離れたのを見ると、





(ツルッ)





よそ見をして
階段から落ちそうになった。





もうだめかと思うと・・・





(ガシッ)





ユアンだ・・・





ユアンが私の腕を
つかんでいた。





その後、引っ張って
起こしてくれた。





ハルハ「あ、ありがとう・・・」





どう説明すればいいんだ?





ヒマリが急に
のっとられたみたいになった、
なんて言えないし・・・





ユアン「大丈夫か?」





ハルハ「うん・・・」





あまり、深掘りは
しないみたい・・・





なら、安心かも。





って、ヒマリは!?





ヒマリ「あ、あれ?
私・・・?」





ハルハ「ヒマリ!
本物なの!?」





ヒマリ「本物って・・・?」





ハルハ「よ、良かった~!!」





本当に良かった~!
元に戻ったんだね!





ナツ「大丈夫かい?」





ヒマリ「は、はい!」





そういえば、あの人が
ヒマリとぶつかってから、
ヒマリがおかしくなったよね?





あやしい・・・





ナツ「じゃあ、
僕は戻るよ」





優雅に手を振ってる場合か!!





ハルハ「ヒマリ!
あんな奴、
信じちゃだめだよ!」





ヒマリ「そ、そう?
いい人だけど?」





だ・ま・さ・れ・ちゃ・だ・め・!





本当に手紙と同じことが
起きているんだ。





気をつけなきゃ!













・*。・ 放課後 ・。*・





やっと帰れる~!





帰ったら、なにも
起こらないはずだし!





ハルハ「ユアン~!
帰ろ~!」





ユアン「ヒマリ・・・?」





ハルハ「どうしたの?」





ユアン「あれ・・・!」





ユアンが指差す方を見ると・・・
ヒマリがこっちに走って来てる!!





しかも、黒い霧みたいなのが
まとりついてる!!





ハルハ「に、逃げるよ!!」





ユアン「え!?」





木の陰に隠れて、
ユアンにさっきの出来事と
手紙のことを話した。





ユアン「そうだったか・・・」





ハルハ「なにも
心当たりないのに・・・」





ユアン「多分、
ハルハの考えは正解だ」





ハルハ「え?」





ユアン「ナツのしわざだ」





ユアンによると、
ナツは私のことが好きで、
ユアンも私のことが好きで、
ヒマリをのっとってまで
私を捕まえようとしている
可能性があるらしい・・・





え!?
ちょ、ちょっと待って!





ハルハ「ユアンも
私のことが好きなの!?」





ユアン「あ・・・うん・・・//」





ヒマリ「み~つけた!」





ハルハ「きゃ!」





ユアン「ハルハを返せ!」





ユアン「しっかりしろ!
ヒマリ!
思い出せ!」





ヒマリ「・・・え? 私・・・?」





ナツ「あ~、戻っちゃったか~」





ハルハ「よくもヒマリを!」





ユアン「ハルハ、よせ」





あ、そうだ!
これだとナツに
動かされちゃうことになる・・・





ナツ「お前が悪いんだよ、
ハルハ」





(ドキッ)





確かに私が
ナツのところに
行かなかったから・・・





ユアン「いいや、
ハルハは悪くない」





ナツ「なんだって?」





ユアン「悪いのは、ナツだ」





ナツ「はぁ?」





ユアン「自分がハルハのことを
好きだと思うなら、
普通はそんなことしない」





ナツ「うっ」





ユアン「俺は、どんなときでも
ハルハを守る」





ヒマリ「話がみえない・・・」





ごめんね、ヒマリ。
よく分からないことに
巻きこんで。





ユアン「だから、」





ユアン「ハルハ、
俺は、どんなときでも
ハルハを守る。
俺と付き合ってくれないか?」





ナツ「ま、待て!
俺もハルハが好きだ!
俺と付き合え!」





さっきまで
「僕」だったのに
「俺」になってる・・・





ハルハ「ナツ、
お前は許さない。
そして、お断りだね」





ナツ「嘘だろ!!」





ハルハ「ユアン、
私もユアンが好き//
よろしくね//」





ユアン「あぁ//」





ヒマリ「よく分からないけど、
ハルハよかったね!」





ハルハ「うん!」













・*。・ おまけ ・。*・





ナツ「うぅ・・・」





ナツ「なんでユアンなんだよ!」





ヒマリ「そりゃ、
ナツを恨んでるからね」





ナツ「ヒマリ・・・」





ヒマリ「さぁ・・・
ぼこぼこにするわよ!!」





ナツ「ひぃぃ~!」







―END―

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