好きって言わなきゃいたずらするぞっ！

CAST榎本月海

作者：恋fairy

2024.10.26

高１のルミで～す!!

何でテンション高いかって？

そりゃー・・・
今日は・・・

ルミ「ハロウィーーーーーン！」

レイナ「声でか！」

このコは、レイナ。
私の幼なじみ！

駅前で、ハロウィンのイベントが
開催されてるの！

レイナ「そういえば、
イルマとシャノンって
別れたらしーよ」

ルミ「マジで!?　ってか、
付き合ってたんだ～」

レイナ「ぶはっ・・・
今頃ーーーー!!!!????」

ルミ「だって１年くらい
会ってないもん」

イルマと言うのは、
２歳年下の男子。

現在、中２か。
よく遊んだなぁ

シャノンは、
私達とよく遊んでた
１歳年下の女子。

ルミ「レイナはさ、
イルマと家近いからさぁ」

レイナ「一時めっちゃ
遊んでたよねー」

ルミ「うん、よく
追っかけ回してたなぁ」

レイナ「からかってくるからねｗ」

ルミ「今では、いい思い出か」

レイナ「なついね～」

イルマ・・・
私の好きな人。

イルマ「よ、レイ姉」

レイナ「あ、イルマ」

イルマ「ルミ、久しぶり」

ルミ「・・・!?」

イルマ「ん？」

ルミ「え、いやぁ、
めっちゃ変わってるから・・・」

私の目がおかしくなければ・・・

イケメンになってる???

ルミ「縦に伸びたねー。
昔は、横に伸びてたのにｗ」

イルマ「うっせぇよ。
ルミに言われたくねぇな」

ルミ「外見変わってるけど、
性格変わんないよね」

レイナ「あ、輝之介」

輝之介「うっす」

ルミ「こっちは
外見変わんないけど、
性格変わってるねー・・・」

レイナ「ねー」

輝之介は、イルマ同様
昔、イルマと一緒になって
からかってきたヤツ。

ルミ「あ、イルマ、
シャノンと別れたって～？
付き合ってたことすら
今日知ったんだけど」

イルマ「おう・・・え、今頃!?」

レイナ「アハハハ」

ルミ「言ってくれてたら、
ぜーったいに
からかってたのにー」

イルマ「いや、
からかわなくていいから」

ルミ「自分の恋なんて
キョーミないや」

嘘。

イルマ「好きな人くらい
つくれよー」

ルミ「いないもーん」

嘘。

イルマ「ま、女子力、低いもんな」

ルミ「イルマに言われると
なんかイラッとくるね」

レイナ「２人とも
全然変わらないよね。
何て言うか、仲良しなとこ？」

輝之介「付き合えばいいのにー」

ルミ・イルマ「はぁ!?」

ルミ「シャノンと
より戻せばいいのに」

そんなこと思ってないくせに。

レイナ「あ、私、用事あるんだ」

輝之介「俺も、そろそろ戻ろっかな」

ルミ「あ、わかった。じゃあね！」

イルマ「気をつけてな！」

なんで２人きりに・・・

目が合った・・・

ルミ「・・・！///
なに？」

イルマ「な、なんでもねぇーよ」

次の瞬間・・・！
ザァァァァァァ

ルミ「雨!?　・・・寒っ」

サッ

イルマ「ルミ、半袖だろ。
風邪ひいたら困る」

ルミ「イルマだって・・・」

イルマだって
上着の下、半袖じゃん！

イルマ「・・・あそこで
雨宿りしよ！」

ルミ「遠っ！　まぁいいや」

ギュッ

ルミ「！///」

小６の時から
ずっとイルマといたけど、

手を繋いだのは
初めてかも・・・

ルミ「ハァ・・・ハァ・・・」

イルマ「ルミ、大丈夫か？」

ルミ「うん・・・
あ、ありがとう、上着」

イルマ「別に・・・
ルミのためじゃねぇよ。
風邪うつされたら困るからだよ。
受験生だし」

ルミ「ホント、
ツンデレだよねぇ」

イルマ「そんなんじゃねぇよ」

ルミ「ほら、
好きって言わなきゃ
いたずらするぞっ！」

イルマ「しょーがねぇなー。
ルミが好きだ！」

ルミ「私も！
ツンデレで素直じゃない
イルマが好き！」

空はいつの間にか
晴れていて、

きれいな虹がみえました。

レイナ・輝之介「やったね！」

Happy end☆