月のうさぎ

CAST榎本月海

作者：みうぽん

2023.07.25

私は、るみっていうの！
ちなみに、漢字で書くと
月海だよ！

一応なんだけど、
月に住んでるから
名前の漢字に
月が入ってるんだ！

ちなみに、私は
月のうさぎだよっ☆

あ、一応って言ったのには
理由があるの、、、

実は１週間前に
さかのぼるんだけどね。

/////………　１週間前　…………/////

父「月海、お前はもう
１人前の月のうさぎであり、
人間である」

月海「はい。お父様」

父「だから、地球に行って
しばらく暮らしてこい」

月海「?!
なんでですか?!」

父「いいから行ってこい」

月海「、、、はい」

/////……………………………………/////

とゆーことがあって
訳あって、地球にいるんだ。

でも、いつになったら
帰れるんだろ、、、

手紙には９月２９日の
お月見の日に帰れるって
書いてあったけど、
ほんとかな？

/////……………………………………/////

学校ではどんな
学習をしている？

毎日の日記にそう書けって、
お父様からの命令が
出されたの。

本音を言うと
超がつくほどめんどくさい、、、

言ったら怒られるけど、、、

/////………　学校にて　………/////

ユアン「るみー？
今日は、課題やってきたか?!」

月海「はっ?!　忘れてた?!
え、ヤバいどーしよ！」

ユアン「んもーまったく」

月海「いいからどーしよ?!」

ユアン「いいから、俺の写せ」

月海「ありがとっ！」

ユアンって、優しいなぁ/////
好きな人だから
こう頼れるの嬉しいっ/////

でも、ユアンは私が
月のうさぎだってことを
知らない。

だから、月に帰る──
なんてことも知らない。

ユアン「９月２９日、空いてる？」

月海「まぁ、夜までなら、、、」

ユアン「あそぼー!!」

月海「いいよー」

/////………　９月２９日の夜　………/////

月海「ユアンごめん。
私ね、月のうさぎなんだ
だから、今日でお別れなの」

ユアン「そっか、、、
残念だけど、
最後に言いたい」

「るみ、好きだよ。
月と地球って遠いけど
年に一度会えればいい、
だから、付き合ってほしい」

月海「私なんかでいいの？
年に一度だよ？」

ユアン「いい！
るみがいい！」

私の恋は、月のうさぎだから
成立したのかも/////

ｅｎｄ/////