あなたの1位が欲しいんです。

CAST凛美凛美

作者:みりい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.07.01

今は6時間目、
総合の時間だ。





「来月はいよいよ
体育祭だぞー。
気を引きしめておけよー」





担任の先生がそう言った。





はぁ。





私、リミ。
中学3年生。





中学校生活最後の
体育祭。





私のクラスは
リレーをすることに
なっている。





楽しみな気持ちはある。





・・・でも・・・





私は、学年で
足が遅い人ベスト10に
入るくらい足が遅い。





昨日だって、小6の妹と
かけっこをして
負けたくらいだ。





去年の体育祭はビリで
みんなに笑われたし・・・
うーん・・・





「どうした? リミ。
悩み事?」





隣の席の男子が
話しかけてきた。





レン!





ドキッ。





この人は
私の好きな人。





学年一足が速くて
妹思いな男子。





「うん・・・
私、足が遅いから
リレーの時、みんなに
迷惑かけるかもしれないから
どうしようって・・・」





「あ! じゃあ
俺が今日から
特訓してあげようか?」





「え、いいの?」





「うん!
どうせ暇だし!」





レンがニカッと笑った。













* 放課後 学校の近くの公園 *





「よし、まず走る時に
大事なのは・・・
腕をたくさんふることだ。
こういう感じ。
それから・・・」





レンが私の腕をもつ。





ドクドク・・・





こんなにドキドキするのは
異性だから?





それとも、
好きな人だから?





そんなことを
考えていたら





「よし、走ってみ!」





とレンが言った。





私はレンの言われた通り
走った。





「え?
いつもと全然違う!
すごいよ、レン!」





「やったな!」





レンが私に
ハイタッチをした。





ドクドク・・・
心臓の鼓動がうるさいのは
走ったあとだからだよね。













*...・・・*...・・・*





蓮との練習を重ね、
とうとう当日。





リレーが
始まろうとした。





チームは、
A、B、Cの3つがあり、
レンと私は一緒のAチームで
私がレンにバトンを渡す。





そして、レンがアンカーだ。





「やれることは
やれるだけやった。
あとは、がんばろうぜ」





「うん」





パン!





一走者目が走り出した。





(体育祭が終わったら、
また、前みたいに
ただ席がお隣さん・・・
っていうだけの関係に
戻っちゃうのかな・・・)





二走者目に、三走者目に
バトンが渡る。





次は私だ・・・





(それだけは嫌だ!)





私に、バトンが渡る。





私はレンに言われたことも
レンとの思い出も、
全て思い出し全力で走った。





目の前にレンが。





バトンを渡すと同時に
私は叫んだ。





「レン!
私はレンのことが好き!」





レンがトラックを
駆け抜けた。





ぶっちぎりの1位だ。





レンが、走り終わったあと、
私のもとに戻ってきて
顔を赤らめてこう言った。





「リレーの後に、
俺から告白しようと
思ってたのに・・・(笑)
言われちゃった(笑)」





(レンが私のことを
すきだったなんて・・・)





顔が赤くなる。





「でも、これだけは
俺から言わせて」





「俺はずっと前から
リミのことが好きでした。
俺と付き合ってください!」





「もちろん!」





私とレンは抱き合った。





・・・こうして私たちは
恋人となった。







*おしまい*

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