MY LOVERS

CAST凛美凛美

作者:にこにこ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.10

“好き”の気持ちが、
どんどん降り積もっていく。









・*。・ 新潮中学校 ・。*・





リミ「おはよーっ」





みんな「「「おはよ~」」」





あいさつ笑顔キャンペーン
というものを、
今の第3学年全体でやっている。





先生にも友達にも、
「おはよう」
「こんにちは」
とあいさつをたくさんしよう、
という内容だ。





みんな帰りのHRで、
その日のあいさつの回数を
言う決まりがある。





リミ「おはよう、シズク」





シズク「リミおはよ~」





友人のシズクと
あいさつを交わす。





それに続いて、
仲の良い友達と
たくさんのあいさつをする。





おはよう、おはよう、
おはよう、





・・・たくさん
あいさつをすると、
笑顔が自然に出てくる。





私は気持ちが良くなって、
ちょっと跳ねながら
健康調査票を出しに行った。





シズク「ねぇリミちゃん」





リミ「なぁに~?」





シズク「今度うちで
{モデビュ2}しない?」





{MODEL Debut2 #nicola}を
しようと、
シズクに誘われた。





リミ「えっっ!
シズクもあれ持ってるの!?」





シズク「うん!
発売のちょうど1ヶ月後に
始めたの~」





リミ「え~私
クリスマスからだ!
追いかけなきゃ笑」





大好きなシズクと
話していると楽しくて、
会話が止まらない。





あはははっと笑いながら
ドアの方を見ると、
ある男子が入って来た。





丸田怜音だ。





レオン「おはよ~う!!」





みんな「「「「「「おはよ~~~」」」」」」





わーーー。
私よりもたくさんの人が、
彼にあいさつしてる。





モヤモヤ。
いや、でも、
私が来るのが
早いだけかも。





でも彼、
人気者だしなぁ。





そんなことを思っている
私の前を、
レオンが通り過ぎた。





リミ「あ、レオン、
おはよっ!」





焦って声をかける。





少しまんまるの口に
なってしまい、
恥ずかしながらも
顔を彼へ向けた。





レオン「おっ。
おはよう、リミ」





リミ「おはよー」





もう1度あいさつ。
よし、これで13回目。





20回目指して
頑張ろっ!





すると、今度は
ハアトが入って来た。





彼はレオンの
斜め後ろの席だ。





そして、
シズクの左。





ハアト「おはよぉ~~~」





みんな「「「「「おはよ~~~」」」」」





やっぱり彼は人気者、
たくさんのあいさつが
飛び交う。





たちまちキラキラした
空間になった。





私は彼が来たことに
喜びを感じ、
笑顔で話しかける。





リミ「おはよう!」





ハアト「リミ、おはよー」





彼は私の好きな人。





He is my lover…





リミ(キュンとしてる暇あったら、
朝読しに席行かなきゃ!)





リミ「じゃ、席行くねっ!
ばいばーい」





シズク「ばいば~い」





ハアト。





私、君をどんどん
好きになっていくの。





どうしたら
いいんだろう。





答え、くれないかな。













・*。・ 家 ・。*・





私と彼はLINEを
繋いでいる。





でも、そこで
話したことはない。





私が彼を
気になり始めて、
友だち追加した。





けれど、
好きになっていくと、
どんどん話せなく
なってしまったのだ。





○Haato
八田大翔(ハアト)です
美術研究部です
よろしくお願いします





彼が好きな
グループYoutuberの
メンバーの写真。
それが彼のアイコン。





背景は、同じ
グループYoutuberの
違うメンバーの写真。





ステータスメッセージは、
主に自己紹介。





“好き”が進化して、
“大好き”に変わった、
今の気持ち・・・・・・





“好き”が降り積もって
できた気持ち。





リミ(LINEよりも、
普通に話す方がいいよね!
LINEが恥ずかしくて
できなくたって、
直接の方が絶対いいよね!)





ハアトは
可愛い系男子で
人気者だ。





誰かに取られる前に、
早くしなければ。













・*。・ 新潮中学校 ・。*・





ハアト「それでさぁ、リミが
『Youtuberで誰が好き?』って
聞いてきてー」





リミ「そうそう~」





ハアト「それで俺、
『○〓〓○○ちゃんねる』の
『○○○○○○○』だって
答えたんだけど」





シズク「へぇ~私知らない」





リミ「で、『私も好きー!』って
なったんだよね!
あ、私は◇◇◇さん好き~」





シズク「グループYoutuberって
言ってたもんね」





ハアト「まじ?
いいよね、◇◇◇さん!
でも俺◇◇◇くんの方が好き」





Youtuberについて
話している、
私とシズクとハアト。





緊張しながらも
笑い合う。





すると、





セナ「ねー!
リミ、リミっ」





セナに呼ばれた。





リミ「何~?」





セナ「ねーねー、
ハアトさ、
めっちゃ
女っぽくない?」





リミ「えっ?」





セナ「男ってさー、
もっと男らしくないと
だめだと思わなーい!?
美研部とか知ったときさ、
超ウケたんだけど!
シズクも男っぽいしw」





背の高いセナは
目立つので、
一緒にいる私も
目立ってしまう。





というよりも。





リミ「どういうこと!?」





男らしくとか
美研(美術研究)部が
ウケるとか、
そんなことなんで言うの!?





ハアトはハアトらしく
生きている、
ただそれだけなのに・・・・・・!





シズクも同じだよっ!





リミ「ハアトの悪口はやめてっ!
ハアトの生き方は、
ハアトが決めるんだよっ!
シズクも男らしいみたいな、
そういうのくだらない!」





セナ「は?
悪口なんて
言ってねーじゃん。
ハアトの生き方が何とかとか、
綺麗事まじ笑えるわwww」





そこへ、ハアトが
割って入ってきた。





ハアト「どういうこと?
俺が何したの?
悪口って、
セナが言ったよね?」





セナ「あ、ハアト!
違うよ、違うよ!
リミが言ってたの~w」





ハアト「それはない、
セナの声だった」





リミ「セナ、
嘘つかないでよ!
私はハアトの
味方だからっ・・・」





――――――パンッ





セナに、
殴られた―――――――――!





ハアト「リミ!
大丈夫!?」





リミ「う、うん・・・・・・///」





セナ「・・・もうっ、
うるさいよっっ!」





そして、
転びかけた私を、
ハアトが
受け止めてくれた。





しかも
お姫様抱っこで・・・・・・!





逃げていくセナの横で、
私は照れながら
ハアトを見る。





突然赤く染まる頬。





リミ「//////
・・・ねぇ、ハアト」





ハアト「俺、
リミが好きだ」





リミ「・・・えっ・・・・・・」





ハアトに、
告白された・・・・・・・・・っ!!!





リミ「嘘・・・っ、
私、ハアトに
好かれていたんだ・・・・・・」





ハアト「そうだよ。
後期に入ってから、
好きになっていった」





リミ「私も・・・・・・
同じだよ!」





ハアト「えっ・・・・・・―――――――――?」





驚くハアト。





でも、私だって、
すっごく驚いて
いるんだから。





私、ハアトのこと
大好きなんだから。





だから、





リミ「ねぇハアト、
大好きだよ。
付き合ってください」





ハアト「俺も、
リミのこと好きだよ。
女っぽくても、
認めてくれる。
そこに・・・・・・
惹かれたから。
リミなら大丈夫だ、
って・・・!」





告白するよ。





リミ&ハアト「「大好きだよ。
これから、よろしくね」」





シズクもセナも
周りのみんなも、
キャーキャー騒いで
止まらない。





目立ってもいい、
私たちはもう
素敵なカップル
なんだから。





男の子が
女っぽくても、





女の子が
男っぽくても、





みんな自由に生きれば
いいじゃない。





そんなの他が
口だししちゃだめ。





大好きな親友、
大好きな恋人、





本当に
大好きな人たち。





悪口なんて
言わないで。





そういう人こそ
だめなんだから。





ふたりとも、
大好きだよ。











・*。・THE END・。*・

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