受験生

CAST凛美

作者：さや

2021.08.19

はじめまして！
私はリミ！
受験生真っ只中！

毎日勉強・・・
つらいよ～！

はぁ、こんなときに
癒してくれる
イケメンでもいたら・・・

妄想なんてダメダメ！
勉強に集中しないと！

ピーンポーン

ん？　だれ？

リミ「お姉ちゃん！　誰？」

メアリ「私の友達！
あ、リミ、
ごめんね～」

お姉ちゃんの友達!?
受験生がいる家に普通来る？

＊。・　１時間後　・。＊

・・・あぁ～、もう！
集中できない！

何人いるの？
ちょっとうるさい・・・
何してるんだろ!?

リミ「ちょっと、
お姉ちゃ・・・」

うぉ～、待った、
あの人誰？
とてつもなくイケメン！

レオン「あ、リミちゃんだっけ？
おじゃましてます。
うるさいかもだけどごめんね！」

リミ「あ、いえ・・・」

なんで私の名前
知ってるの!?

メアリ「リミ！
どうした？」

リミ「お姉ちゃん、
ちょっと・・・」

メアリ「ん？　どうした？」

リミ「お姉ちゃん達うるさくて
勉強に全然集中出来ない！」

メアリ「あぁ～、ごめんね！
音量下げる！」

リミ「うん、お願い！
・・・あと、お姉ちゃんの
横にいた人って誰？」

メアリ「レオンのこと？
丸田怜音。
私と同じクラスだけど？」

リミ「お姉ちゃん、
もしかしてその人と
付き合ってたりする？」

メアリ「なわけないじゃん！
私彼氏いるし」

リミ「えっ、お姉ちゃん
彼氏いるの!?」

メアリ「いるけど・・・
なんでレオンのこと聞くの？
・・・もしかして？」

リミ「いや、ただ
かっこいいなって
思っただけで・・・」

メアリ「へぇ、
まぁ、いいと思うよ！
レオン優しいし」

リミ「だから
そんなんじゃないって！」

メアリ「はいはい、
じゃあ勉強頑張って！」

リミ「はーい」

・・・とか言われても、
レオンくんのことばっか
考えちゃって集中できない！

＊。・　夕方　・。＊

リミ「お姉ちゃん達のせいで
全然集中出来なかった！」

メアリ「ごめんごめん！
お詫びにレオンのLINE
教えるから許して！　ね？」

リミ「え、LINE!?
欲しい！」

と、言うことで
LINEを教えてもらった！
さっそく送っちゃえ！

＊。・　レオンとのLINE　・。＊

リミ「メアリの妹のリミです！
お姉ちゃんにLINE
教えてもらいました！」

返信来るかな・・・
あ！　既読ついた！

レオン「リミちゃん！
よろしくね！」

リミ「よろしくお願いします！」

レオン「リミちゃんって
今年受験生だよね？
勉強大変だけど、
頑張ってね！」

リミ「ありがとうございます！」

なんか、毎日
楽しみになってきた！

＊。・　学校　・。＊

次は移動教室だから、
準備しないと！

クラスメート「ねぇ、聞いた？
隣のクラスのミナミちゃん、
高等部のレオン先輩に
告ったらしいよ」

えっ!?
ミナミちゃんって、
ニコモやってる、
あの!?

クラスメート「まじ？
で、返事は？」

クラスメート「フラれたって。
レオン先輩、
他に好きな人がいるって」

レオンくん、
好きな人いるんだ・・・

クラスメート「ミナミちゃんが
フラれるって、
レオン先輩の好きな人、
相当な美人だったりして」

クラスメート「ありえる～！」

・・・誰だろ。
お姉ちゃんだったりして。

＊。・　レオンとのLINE　・。＊

リミ「レオンくん、
ミナミちゃんの告白
断ったって本当ですか？」

レオン「リミちゃんも
知ってるの？
うん、断った」

リミ「他に好きな人いるって・・・
私のお姉ちゃんですか？」

レオン「惜しいけど・・・違う！
メアリ彼氏いるし」

リミ「じゃあ・・・誰ですか？
あ！　前に私の家に来た
メンバーにいますか？」

レオン「微妙だけど・・・いない」

リミ「微妙？　やっぱり
お姉ちゃんじゃなくて？」

レオン「リミちゃんって
すごいドンカンだね」

リミ「？」

レオン「俺が好きなのは
リミちゃん！」

リミ「えっ!?」

レオン「だから、
俺と付き合って下さい！」

リミ「・・・はい！」

その後、受験もうまくいって、
レオンくんのいる高等部に
進学することが出来ました！

＊ｅｎｄ＊